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投打の“二刀流”でプロから注目!白鷗大足利・昆野太晴がドラフト戦線に浮上へ

プロで二刀流に挑戦するケースはまだまだ少ないが、高校生の場合はピッチングもバッティングも高いポテンシャルを持ち、将来どちらで勝負するか迷うケースは多い。今回は、投打両面で楽しみな高校生の“逸材”を取り上げる。

筆者が取材した試合は、昨年9月に行われた白鷗大足利対文星芸大付戦。白鴎大足利が序盤に奪ったリードを守り切り、文星芸大付に6対0で勝利、関東大会出場を決めた一戦だ。勝利の立役者は、エースで4番の昆野太晴である。

昆野太晴(白鴎大足利) 新3年 投手 180cm80kg 右投右打

宮城県出身の昆野は中学時代、「七ヶ浜リトルシニア」(現・仙台伊達リトルシニア)でプレーし、全国大会に出場している。白鷗大足利に進学すると、1年秋から外野手兼投手として中心選手となり、昨年夏の栃木大会では4割を超える打率を残した。

文星芸大付戦で、まず高い能力を見せたのがピッチングだ。立ち上がりから140キロ台中盤のストレートを連発し、球場のスピードガンでは最速148キロをマーク。筆者のスピードガンでも146キロを計測しており、2年秋の時点では十分なスピードを出している。フォームをみると、テイクバックで体が沈み込み、重心が上下動して投げ終わった後も一塁側に体が流れるなど、バランスはあまり良くない。全体的に野手のような投げ方に見える。」

◆打撃でも非凡な才能を披露…現時点でマッチする球団はどこ?

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