ヒロまー流インプレ TENNIS Trip
ヒロまー流インプレドキュメント。
今回は千葉県にあるストリング・ガット張替え専門店「TENNIS Trip」をインプレ。
■特化
少し前に、新聞にこんなことが書かれていた。
「狭さこそが強さになる」
なるほど。
ある物事に熱中している人をマニアと呼ぶ。
ネガティブな印象を持たれてしまうこともあるが、
専門性が高く個性的であることは間違いない。
オーディオ、クルマ、鉄道、ガンダム。
マニアと呼ばれる人はあるジャンルに特化することで個性が出て、
それが強みになる。
確かに言う通りだ。
この考えで言うなら、張替専門店である「TENNIS Trip」もまた
「狭さこそが強さになる」というお店だ。
所謂テニスショップではなく、張替に特化した張替専門店だからだ。
■金メダル級
「テニスで旅に出よう!」
それがTENNIS Tripという店名の由来。
お店のロゴ、店内のディスプレイなど、随所にセンスの良さを感じるお店だ。
ストリンガーは川田洋介さん。
この方は只者ではない。
東京五輪の車いすテニスの金メダリスト、
国枝慎吾選手。
国枝選手のラケットのストリングを張替しているのが、
実はTENNIS Tripの川田さんなのだ。
つまり川田さんは金メダル級のストリンガーだということだ。
その川田さんに張替してもらっている自分は、
金メダル級のテニススクール生と言える。
そして金メダル級のテニススクール生であるヒロまーが書いた記事を読んでいるあなたは、金メダル級の暇人と言えるのだ。
■傷
ちなみにこの日訪問した際は、ウイルソンのブレードV8の張替をしていた。
今年9月に発売されたモデルだが、フレームの傷付き方がすごい。
「最近出たラケットなのにフレームの傷がすごいですね」
川田さんにそう声をかけると、このラケットは澤柳プロのラケットとのことだった。
さ、さ、澤柳プロ!?
あの、りこりこちゃんねるの澤柳璃子プロ?
そりゃ傷がすごいわけだ…
名ストリンガーである川田さんが張替している選手をまとめると、
このようになる。
国枝慎吾(五輪金メダリスト)
澤柳璃子(プロテニスプレーヤー)
ヒロまー(テニススクール初級)
錚々たるメンツだ。
TENNIS Tripの凄さがわかる。
■魅力
張替を依頼する時、ストリンガーを指名できるお店もある。
だがTENNIS Tripならそれも不要。
なぜなら、川田さんがひとりで張替しているからだ。
毎回同じストリンガーに張替してもらえるのは、個人的にすごい安心感がある。
そして、もうひとつの高評価ポイントはテンションシールだ。
ハッキリ言おう。
張替した際にお店が貼るテンションシール。
これまでいくつかのお店で張替依頼したことがあるが、
テンションシールのデザインが正直ダサい。
デザインが気に入って買ったラケットにそういうテンションシールを貼られると、せっかくのデザインが台無しになってしまう。
そのため、ラケットを受け取った後にテンションシールを剥がして使っていた。
だがTENNIS Tripのテンションシールは違った。
デザイン性がとてもよい。
ラケットのデザインの一部かと勘違いするほど。
これならテンションが上がる。
別の意味でテンションシールだ。
山田君、はやく座布団ちょうだい。
■ASMR
先日Twitter上でアンケートを行った。
実はこのツイートの、寝る前に流しているガット張りしてるだけの動画。
川田さんの張替動画を流しているのだ。
静かな空間の中、一定のリズムで音が鳴り響く。
ストリングを動かした時に出る音。
ストリングマシンから出る機械音。
時々混じる、総武線と思われる列車の通過音。
余計なものはない。
でもそれがいい。
皆さんもぜひ一度試してほしい。
気に入ったらあなたも変態中の変態の仲間入りだ。
■旅
張替をこまめにしなくても、ストリングが切れなければテニスはできる。
そのため、張替のことなどまったく気にしていない人もいるだろう。
それは人それぞれなので否定はしない。
だが自分からすると、テニスをしている時間は大変貴重な時間。
その時間を大切にしたいので、最高の状態でテニスに臨みたい。
TENNIS Tripなら、それを最大限サポートしてくれる。
さぁ、あなたも一緒に旅へ出よう。
変態中の変態の旅へ。
ストリング・ガット張替え専門店
~STRING STAND~【TENNIS Trip】
「西船橋駅」「本八幡駅」から一駅
JR総武線「下総中山駅」北口から徒歩2分
京成本線「京成中山駅」出口南から徒歩6分
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