シナリオにおける登場人物とは
意外かもしれないけど、主人公より脇役や敵役をきっちり書くことが大切だと思っている。
「ぱぁ大家さんはヒール(悪役)を描くのがうまいですね」「ダメな男を描くのがうまいですね」これは複数の方から評価していただいた。月並みな言い方だが料理と同じで、ある程度ヒールというスパイスがないと美味しくないし、つまらなくなってしまう。
楽待コラムでソコソコ登場人物をコキ下ろしたコラムは、自分で言うのもナンだけど65~75点くらいじゃないかな。と思っている。ぱぁホームの幹部に関しては、あのコラムに出せないレベルのドン引きする発言を何度か聞いた。だが、実在の人物なのであまりコキ下ろせない。だから90点以上の表現はできない。アレに書いてあるの、やんわり描いてあるけど事実だからね。フィクションではない。
でも、彼らにとって私は無かったことにしたい存在なのだ。
ならば、私も彼らを無かったことにして、私が言われた強烈な一言一言を並べてみてもよかったかもしれない。本来なら、その方が物語としては際立つ。
ってことで、登場人物だよ。
「平日から大井競馬場にいる人」が出てきたので、どうしても城南地区(品川区など東京23区の南部)が物語の舞台になってしまう。息子は競馬が大好きだ。仕事柄、データを見るのが好きなんでしょうね(汗)大井競馬場どころではなく、出張が跳ねたついでに高知競馬場へ足を延ばすほど競馬が大好きだ。
①主人公:契約社員のサラリーマン
②無職
③親
④平日から大井競馬場にいる人
⑤アタックチャンス(精神科医?)
⑥フリーター
これで人情話だ…。難しいな。ミニシアター系の邦画みたいじゃないの…。
親以外を全部同級生にするというのも悪くないか。30歳前後でみんなそれぞれ葛藤を抱えている。群像劇だ。
でもね、精神科医って難しい。話を選ばなければいけない。実際に私は仕事で関わっていた時期もある。リアルを知っているからこそ物語の中に入れていくのが難しい。私に言わせれば、アンサングシンデレラはエエ話だが作者が薬剤師じゃないから描けた物語だ。それとも思い切って登場人物を「アタックチャンス」にしてしまおうか。吉田戦車やしり上がり寿が描くような不条理漫画になる。それも悪くないか。
しかもどこかでギャルとか毛糸のパンツを出してこなくちゃいけない。作品におけるギャルの重要度も考えなければいけない。
ギャルを若者にするか親世代にするかでも違う。今の若者はギャルを知らないだろう。アムロちゃんが履いていた厚底ブーツとか日サロとか、アルバローザとか…。今の40代の文化だよね…。
毛糸のパンツは「アタックチャンス」に履かせようか…。
シノプシス(あらすじ)を完成させるまで、まだまだ練らなくてはいけない。
悩むわね。夢の中で悩みでうなされませんように♡
オヤスミナサイ。