登場人物の履歴書を作る・その4~平日から大井競馬場にいる人
ってことで平日の大井競馬場にやっと行けた。
なんのかんの日中は野暮用が必ずあります。母を病院(主に整形外科)に連れていくことが多いのです。この日も午前中は母を病院に連れて行きました。
大井競馬場は昨年末の東京大賞典に行って以来です。
競馬を知らない人向けに軽く説明すると、日本の競馬は農林水産省管轄の日本中央競馬会(JRA)と地方公共団体が主催する地方競馬(14団体)があります。大井競馬場は地方競馬の中の南関東競馬に属する競馬場です。
大井町駅を降りました。
ここから競馬場までレースの日には無料バスが出ていたはずなんだけど…無い?! 知らなかった。競馬場まで無料バスが出ていたのに無くなったなんて…。この春廃止になったのね。
急遽、大井町からりんかい線を使って天王洲アイルで一度下車して、東京モノレールに乗り換えて競馬場まで行くことにしました。
大井競馬場へ行くのは京浜急行線の立会川駅から歩くのもいいんだけど、この日は暑すぎてなるべく歩きたくなかったのです。
海の上を走るようなこの風景がいい。少し前ならエモいといったところかな。
城南から城東は水の街だと思う。学生時代から仕事をしてきた頃まで、こういう奇麗な場所で過ごせて幸せだったなあ。よく働いて、よく遊んだ。
大井競馬場前の駅を降りると早速、藁っていうか馬糞の臭いがしてきます。
写真撮り損ねたけど、お馬さんの輸送車が通っていましたね。暑いから輸送も大変だろうな。
今回は北門から入ります。入場料は100円。
時間がないので少ししか遊べない。5時くらいまでに帰宅して夕食を作らないといけないのです。今回は競馬新聞を買わずに競馬場で配布されている出馬表とネットケイバで予想しました。
早速パドック(レース前に馬の様子を披露する場所)を見ます。
実際に競馬場に行って予想する時は必ずパドックを見ましょう。基本は調子が悪そうな馬はチェックして予想から外すことです。よだれを垂らす、明らかに元気がない、口をパクパク開けてハアハアしている、首をたくさん振るなどなど…かわいそうだけど。輸送する距離が長いと疲れちゃう馬もいます。
写真をうまく撮れなかったのですが、この子は私に流し目を送ってきたのです。調子が良さそう?
カワイイ(・∀・)!!
ネットケイバの掲示板にもこの子を押す投稿がありました。斤量(馬にかかる重量。騎手の体重も入る)も51kgと少な目です。斤量が少ない方が馬も楽なのです。
カワイイ子なのでえこひいき。
キワミイモンちゃんは過去の成績で決めました。パドックではちょっとうつむき加減だったかな…。
大井競馬場の良いところは羽田空港から近くなので、飛行機を間近で見られることです。飛行機のお腹も見えます。この日も短時間のうちに何回か羽田へ向かう飛行機が見えました。
そうそう。肝心の平日に大井競馬場に来る人たち…。
まだ3レース目ということもあるし、日中なので人で溢れかえっているということはありません。メインレースは夜8時ごろです。
WINS(JRAの場外馬券場)と違って若い人たちが多い印象です。ウマ娘のおかげでしょうか。普通の人々です。やさぐれているような人がほとんどいない。
馬が好きで望遠レンズのついたカメラを手にする人もいるし、仕事を終えて(あるいは寄り道して)くるサラリーマン二人組もちらほらいました。私のような一人でふらっとやってくる人もいます。女性も少なくありません。
平日休みの人はたくさんいます。
小売、サービス業、医療関係、警察、消防…土日、祝日、夜間に働いている人たちがいるのです。かつての私もそうでした。
平日にちょっと遠出をする、混んでいない遊園地を満喫する、ゆっくりとお買い物をする、グルメやアフタヌーンティーを楽しむ…などなど。
自分の時間、友達や恋人との時間をゆっくり楽しめるのです。
広い競馬場、広い空、ちょっとした贅沢。
気持ちいいじゃないですか。
レース前になりました。
パドックからコースに移動したお馬ちゃんたちがゲートに入ります。
空いていたので、私は前の方でレースを見ていました。
ヘルメットをかぶっているのは関東地方公営競馬協議会(南関東競馬の協議機関)の職員の方々です。整馬業務(馬をゲートに入れる業務)をするのでしょうか。この後、バスでゲートの方へ移動していました。
レースが始まりました。1200m。あっという間です。時間にして1分ちょっと。
やったー!!(^^)
当たりました。アネラカイカマヒネちゃん、ありがとう♡
1レースだけでしたが楽しめました。
シナハン(シナリオハンティング。シナリオ書く時の取材)に来たんじゃなかったっけ(汗)
また行きたい。
平日昼間の競馬。最高だね。