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米国連邦最高裁によって受理された知財案件 (2)
つい先日最高裁で受理された知財案件について記事を書かせていただきました。
が、11/21付けで別の商標案件が最高裁に受理されていたようです。
Jack Daniel’s Properties, Inc. v. VIP Products LLC
【争点】
(1)他人の商標をふざけて自己の商品に使用する行為( humorous use)は商標権の侵害に当たるか、あるいは表現の自由として保護されるのか。
(2)他人の商標をふざけて自己の商品に使用する行為( humorous use)は「業として」の行為に該当せず、よって商標の希釈化が否定されるのか。
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写真の通りですが、ウィスキーで有名なジャックダニエルのパロディと思われる犬のおもちゃが商標権の侵害に当たるのか、という紛争のようです。
憲法の表現の自由(Free Speech Clause)を持ち出してくるあたり、興味深い主張です。