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年内でAFCP 2.0 Pilot Programは終了

Federal Registerでの正式発表は現地時間の10月1日ということなので、この記事を書いている時点では未公開の情報ですが、USPTOがAFCP 2.0 Pilot Programを年内(12月14日まで)で終了すると決めたようです。

執筆時点におけるFederal Registerのサイト

USPTOが計画中の改訂料金案の中で、AFCP 2.0の申請費用を有料化($500)するという話があったので、AFCP 2.0の制度は今後も続けられると考えていた矢先、正直驚きました。

USPTOの説明によれば、有料化に対するユーザーからの批判が大きかった一方、無料では続けていけないというコスト面での悩みから、それならば、いっそのこと本試行プログラムを終了させてしまえ、というのが今回の決断に至った経緯のようです。

本プログラムを利用できるのは、2024年12月14日中に申請した分までということですので、現在審査係属中の案件でAFCP 2.0の申請を検討されている場合は12月14日までに手続するようご留意ください。

【雑記】
調べてみると、AFCP 2.0 が始まったのは2013年の5月19日ということで、もう10年以上続いていたんですね。Pilot Programといいつつも、これからも当たり前のように続いていくものと思っていたので、今回の発表は寝耳に水でした。
選択肢が減るので手続の流れが簡素化されるというのはメリットかも知れませんが、軽微な補正でもRCEが必要になる案件や、RCE費用を躊躇って放棄する案件が増えるのかも知れません。
AFCP 2.0で直接権利化になる、という案件は少ないので、それほど大きな影響でもないかも知れませんが、審査官と無料でコミュニケーションを取れる貴重な機会が一つ失われたというデメリットは大きいかも知れません。

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