21年11月例会
11月14日(日)にPA会囲碁同好会の例会が前月に続き対面で行われました。今回はこれまでの日本棋院本院(市ヶ谷)ではなく東急池上線長原駅近くの「カフェと囲碁ひだまり」で行いました。今回は7名の参加がありました。
この店はカフェというだけあっておしゃれなお店で「碁会所」と聞いてイメージするような場所とはかなり異なる場所でした。囲碁に興味はあるけど碁会所に入る勇気がないという方是非どうぞ。素敵な女性店主が優しく接してくださります。
お店の雰囲気を少しだけ紹介します。
特注の碁盤。左右に引き出しがあって碁笥が入ります。上に蓋をして飲み物を置くことができます。
囲碁ラテアート。これは4路盤の次の一手問題になっています。
今回はそんな中での一局であるYS会員と私との19路盤3子局を紹介します。
白19に対する黒20の上ツケはAI定石。23と守りましたがどうもこの手が良くなかったかもしれません(変化図1)。
定石は色々あるのですが一例を紹介すると1の三々入りがあります。部分的には互角でしょうが3子局でわかりやすく打たれるのはちょっとなぁと思ってやめました。
白69は72と伸びる一手でした(変化図2)。ここから下辺の白が攻められる展開になって苦しくなりました。
白69で1と伸びていれば以下11までで攻め合いは白勝ち。○の石が働いている。
白は下辺から中央の石を補強しますが、その間黒は中央に地を作り、右辺の白への寄り付きも期待できる状況になりました。黒26で白は痺れました。黒28では決め手がありました(変化図3)。
黒28では3から目を奪うのが良かった。黒5の覗きに白6と守れば黒7で右辺の大石が非常に危険になる。
最後黒は黒64の跳ねだしからコウを解消して左辺を地にしました。黒の好局と言えるでしょう。