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コスタリカのペット事情(後編)

後編ではコスタリカの
「ペットの食事について」
書きたいと思います。

コスタリカでも日本と同様、
市販のペットフードを
与えることがほとんどです。

多くの家庭ではペットフードは
行きつけのペットショップで
購入しています。
スーパーマーケットでも
ペットフードを販売しているのですが、
必要な量だけ買える
「量り売りタイプ」
はいいアイディアに思えました。
細長い筒状の入れ物には犬、
猫など餌ごとに動物の写真が貼られ、
レバーを引くとジャラジャラと出てくるのを
袋で受け止めます。筒には上から
補充するので先入れ先出しで
在庫も古くならずに理にかなっていると
思いました。

私が以前ホームステイをしていた
コスタリカ人の家庭では年老いたチワワが
いたのですが、歯が全て抜けてしまって
いるため固形のペットフードは食べられず、
人の食事を分けてあげていました。
例えばソテーしたお肉、ツナ缶の残り、
スクランブルエッグ、
トルティージャの切れ端・・・
「ねこまんま」ならぬ「いぬまんま」です。
調味料には塩も多く使われているのに、
と少し不安にもなりますが
当の本人はよく食べていました。

中には暖かい国特有の
「トロピカルな悩み」
を抱えたペットもいます。

あるコスタリカ人のお家は
とても広大な敷地に建っており、
庭にはマンゴーやグアバ、
ミカンの木が生えています。
そこの犬は季節になると
熟れて落下したマンゴーを
たらふく食べてしまい、しょっちゅう
お腹を下していたそうです。
甘い香りにつられてついつい
食べてしまっていたようです。

マンゴーが食べ放題だなんて、
日本人からすると贅沢に思える環境
ですが飼い主からしたらハラハラ
していたことでしょう。

ドアを開け放し、風が通り抜ける
コスタリカの住宅。
鉄格子がついているため、
さすがに人間は勝手に出入りできませんが
よその猫が夜中にこっそり自分の家の
ペットの猫の餌を食べに来ていたり、
もよおしたらふらっと家の外に出て
用を足したり、どうやったのか門をくぐり抜けて
家の前の道をぷらぷら歩いていたり
ペットたちはわりと自由に過ごしています。

そんなペットとの距離が近い
コスタリカですが、生鮮市ではペットの
「連れ込み不可」の案内が掲示されており、
市民もそれを守っているため衛生面では
きちんとしている印象を受けます。

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