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フェリア(青果市)散策

最近日本でも耳にする「マルシェ」
なる市場がコスタリカにもあります。

こちらでは施設は常設ですが市が立つのは
決まった曜日、時間帯だけなので
その日には多くの人が新鮮な野菜や果物、
手作りのケーキなどを求めて押し寄せます。

マルシェはフランス語で、
スペイン語ではフェリア(feria)と呼びます。

農家はトラックの荷台に野菜などを積み込み、
販売ブースの裏側に駐車します。
荷台を開けて販売ブースに並べられるので
とても合理的な作りです。

売っているのは野菜、果物、肉、乳製品、
自家製のパン、ジャム、ちょっとしたお土産品、
子供向けのアクセサリー、サトウキビを絞ったジュース、
下着(誰が買うのだろう?)、家電、などなど。
(私はなぜかサトウキビジュースでお腹がもたれました・・・
原液は濃いのかもしれません。)

アラフエラ州 グレーシアのフェリアには
5本の通りがあり、角には手洗い場も
設けられています。
(排水は地面に流れ出ているだけですが・・・) 

定食屋さんやこじゃれたオープンカフェ
(壁やドアはないので必然的にオープンになってしまう)
もあり、買い物ついでに食事もできます。

何を買うでものなく、ぶらぶら見ているだけでも
楽しいフェリアです。

市民の台所であり、決まった曜日に開かれるので
知り合いとの”高確率遭遇の場”でもあります。

ちょっとびっくりコスタリカ人の不思議ポイント
【絶妙な距離感】を見ることができます。
久しぶりに会った知人とも一通り近況報告を交わすと
またね、ご家族にもよろしくね。とお互いの買い物に戻ります。
おしゃべりに花を咲かせるでもなく、会釈だけでもない
絶妙な時間とテンポで会話を終えるのです。
もしかしたら近況報告の要約技術に長けている
国民性なのかもしれません。
私もぜひ身に着けたいところです。

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