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久々に我が子写活に行って思ったこと

我が子、かわいいよね。
お花、かわいいよね。
つまり、
我が子×お花=本当に最高にめちゃめちゃかわいい
ってことになるよね!

季節のお花畑でお花に埋もれてキラキラな我が子フォトが撮りたい、それがiPhoneから一眼レフに進化することになったきっかけで、我が子の映え写真をこの手で撮る為に写真の勉強を始めたんだけど。

ま〜〜〜〜〜いやがるいやがる。

抱っこされてるだけの頃はまだよかった。
いや、それでも既に表情は歪んでたな。

とにかく動きたい。
遊ばせろ。
おれは花には興味がないんだ。
石のほうが好きなんだ。
砂で遊びたいんだ。
滑り台だ、滑り台を出せ。
この場から一刻も早く離れろっつってんだろ。
おい、聞こえねーのか!
いいかげん暴れるぞ!!!

そんな顔。

でも私は構図とか光とか習ったことを試してみたいし、早く師匠にレビュー提出したいから修行中はパパにいろんなところに連れて行ってもらって頑張って押さえつけてもらってたくさん撮った。
(修行の話と師匠の素晴らしさはまた別の機会に語りたい)

たくさん撮ったけど、撮っても撮っても普段の笑顔の写真が撮れない。

私の努力不足やディレクションの問題ももちろんあるとは思う。
でもやっぱり根本的に、我が子は花畑が別に好きじゃない。
なんで自分がこんな何もないところに一人で立たされてるのか意味わかんないって思ってそう。

だから、我が子写活はもっと柔軟な気持ちで行こうって意識に変えた。

「こういうのが撮りたい!」
という理想やイメージを描いて写活に臨むと、ディレクションに必死になって鬼気迫る雰囲気になってしまったり、思い通りの場所に立ってもらえなかった時に苛立っちゃってお互い楽しくないだけで終わってしまって、子も撮影にますます負のイメージを抱いてしまうことになるから。
写活ママあるあるだよね。

プロ活動を始めてよそのお子さんを撮らせていただくようになって、「綺麗な写真」はお客さまが撮らせてくれるから、我が子は別に「綺麗」じゃなくても楽しそうにしてるところを残せたらそれでいいかと思えるようになった。
(撮らせてくださった皆さまありがとうございます)

特に夏はね、暑いから。
無理しない。
ひまわり畑とか特に暑すぎて撮る方も撮られる方もしんどさの方が上回ることは明らかだから、チャンスがあれば行くは行くけど(行くんかい)無理しない。
風鈴の音を聞きに行くより水遊びしてる方がずっと涼しいから、川越氷川神社も見送ってこの夏は川とか泥とかでよく遊んだ。
あとは家でホットケーキ作ったりプラレールしたり。
そういう写真を撮っている時は私も子どもも心穏やかに過ごせていた。


ここまでが前置きで長くなっちゃったんだけど、
しばらくそんなふうに平和に過ごしていたけど、9月になって涼しくなってるかなーと思って、ひまわり畑の写活会に申し込んでたんだ。
Instagramで見かけた方主催の会で、甚平or浴衣レンタルできると聞いて。

結果、撃沈。

お昼寝起きの我が子は浴衣も甚平も絶対着たくない。
主催の方が浴衣の裏にカーズのシールを貼ってくれて、「ほらかっこよくなったよ!カーズの服着てみようよ!!」と言ってくれたけどいややいややの一点張り。
車の中に入りたい。
パパサイズの甚平も貸してくれて「ほらパパとお揃いだよ!」と言っても見向きもしない。
ママから離れない。
というか9月なのに暑すぎ!??!?
暑がりなパパも「早くしないとママいつまでも粘るよ!パパもう限界だよ!!暑くて死んじゃうよ!!」と子を通して帰りたいアピールしてくる。(むかつく)

子は全く興味のない場所にむりやり連れてこられて不幸だし、
パパも片道1時間超運転させられて暑すぎるし頭も痛いし子はぐずってママが不機嫌で不幸だし、
私も写真撮れないしパパに急かされたことにむかついて不幸で、
みんなが不幸になって終わった。

ハンドメイド和服すごく可愛くて、主催者さんも優しくて子どもの気分が乗るように色々工夫してくれて、企画自体は素晴らしいものでまったくもって非はないんだけど、我が家のコンディションがうまく整わなくて悲しくなってしまった。

楽しみにしてたんだけどな。
せっかくここまで来たのにな。
参加費も払ってるのに。
今年のひまわり終わっちゃうよ。
あーあ、残念。

「撮りたい欲」が上回ってしまうと、こうなる。
「参加費もったいない」の割合も結構高い。

違う違う、決して「なんとも残念な日でした」って話がしたかった訳ではなくて。

改めて、「写真を撮るために子どもと遊ぶ」ではなくて、「子どもが楽しんでる姿を切り取るために写真を撮る」という優先順位の順番を間違えないようにしようという話。我が子の場合は特にね。
難しいけどね。
いろんな「もったいないおばけ」に取り憑かれて変えたはずの意識がすっかり飛んでしまっていた。

もちろん、写真の為にお出かけ先を選ぶこともあるとは思うんだけど、だったら「もし子どもがぐずって良い写真撮れなくても全然OK〜!!綺麗なひまわりたくさん見れてよかったね!」くらいのマインドを予め作ってから我が子写活には臨むこと。
家族を不幸にするために写真を始めたわけではない。

そんな、原点に立ち返る良いきっかけになった日でした。

本当は、花畑写活で楽しめる親子がうらやましいけどさ。
私ももっと花畑行きたいし花に埋もれた我が子を綺麗に撮りたいしもうちょっと大きくなったらちょっとだけ我慢して指定した位置に立っててくれるようにならんかなーとか思ってるけどさあわよくば。

ママの写真撮りたい欲が一方的にならないように注意して、お互いが楽しめる妥協点を探っていこうな。

今回の写活会では9月に咲くひまわり畑があると教えてもらえただけでも収穫です。
パパに急かされてバタバタと帰って来ちゃったけど、またの機会にリベンジ参加させていただこうと思います。
その時は「撮れなくてもOK」マインドをしっかり作ってから行く!!!

お持ち帰り自由だったので摘ませてもらったひまわりの切り花も収穫でした


お金をいただくことのブロックを解くには、身近なだれかに理由も言わずに「500円ちょうだい♡」って言ってみる実験をしてごらんって聞いたことがある。意外とくれるらしい。ほんとかなぁ…(わざとらしい)