都道府県別にみる歯科医師の特性/歯科医師統計2020
歯科医師の地域特性を厚生労働省の統計から見てみよか。
歯科医師数
歯科医師の総数は2020年時点で10万人ほど。より正確にいえば、10.7万人や。
総数
10万人のうち、1.7万人が東京で働いてるらしい。人口比で考えればまぁ妥当かなという数字。
島根、鳥取が46位と47位にいることからも、都道府県ごとの歯科医師数は人口に比例してるやろと予想できるわな。
人口あたり数
というわけで、人口あたりの歯科医師数ランキングがこれ。
人口比でみても東京がトップ。2位が徳島、47位が滋賀など、やや意外な結果に。平均の位置も高くって意外。
地図でみると日本海側が少ないんかなーとか、ちょっとした傾向は読み取れそうやけどどやろか。
「医師」の場合には西高東低がくっきりみえるけど。「歯科医師」の場合、それはないみたい。東京と徳島の高さは共通や。
女性割合
歯科医師に女性は少ない。4人に一人程度。
人口あたりの歯科医師数が多いところほど女性割合も大きい…ような?
平均年齢
歯科医師の平均年齢については性別ごとに見てみよう。全体のデータもあるけど、男女でちがいすぎておもろい。
男性
全国でみた男性歯科医師の平均年齢は54.6歳。どこもだいたい50代。
東京圏がとびぬけて低く、高知がトップ。
女性
全国でみた女性歯科医師の平均年齢は46.5歳。男性とはおおよそ10歳の差があるわ。
分布の傾向も男性とはちがってて、東高西低の感。
人口ピラミッド
最後に、各都道府県の歯科医師人口ピラミッドをギャラリー表示。説明は省略するので気になることがあればコメントなりSNSなりで共有どうぞ。
全国
(左図)性・5歳階級別にみた歯科医師数
(右図表)表示年、表示年における総数・男女別数、男女別推移(1996-2020)、10歳階級別推移(1996-2020)
どうもこれは歯科医師の如実な高齢化を示しちゃうものらしい。
歯科医師の総数は伸び続け、女性割合も増加し続けてるけど、年代別の推移(右下)がすごい。オレンジ色は60代の人数で、ここ10年で一気に拡大してる。