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仕入先を叩かずに外部購入費率(変動費率)を下げる方法

外部購入費率(変動費率)を下げる方法には
・仕入先を叩いて値引きしてもらう
・必要以上に買いすぎない

の2つがあります。

仕入先を叩いて値引きしてもらう

こちらはやってはいけません。理由はこちらのページで。

必要以上に買いすぎない

必要以上に買いすぎないが外部購入費率をへらす方法になります

ついついディスカウントにつられてまとめ買いで原材料や消耗品を買っていないでしょうか?
多くのものをまとめ買いしてしまう事で、手元の現金がなくなっていきます。しかもそれが販売になって儲けに変換されるのに時間がかかってしまいます。

さらに悪質なのは、それら残っている仕入品は在庫として計上されて利益に見えてしまいます。在庫棚卸を計上してはいけない理由です。

もし自社が
・一種類だけの原材料
・一種類だけの製品
・作ったら作っただけ売れる
という前提条件があるのであれば、まとめ買いはコストダウンになり儲けにも貢献するでしょう。

しかし多くの会社は
・多くの種類の原材料
・多くの種類の製品
・作ったら作っただけ売れる訳では無い。
だと思います

この場合は必要な時に必要な量だけ仕入れをすることが儲けになります。
多くの種類の原材料をすべてまとめ買いしていると、手元現金が大きく減ってしまいます。また在庫は利益になってしまうのでたちが悪いです。

多少割高でも、必要な量を必要な時に仕入れる事ができると外部購入費率が下がり儲けを出しやすい体質になります。

ここまでのお話を聞かれたらJUST IN TIME を思い浮かべる方も多いと思います。トヨタ自動車さんはこれを究極まで突き詰めて時間単位の仕入れをする事で変動費率を抑えているのです。

しかし、我々の様な中小製造業はそこまでする必要はないと考えています。
一般には一ヶ月で使い切る量以上を買わない様にするところまでで良いです。なぜ一ヶ月なのかわかりますか?

締め支払いが一ヶ月ごとだからです。それ以上細かくしても、管理が大変になるだけで、現金上のメリットがでないからです。

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