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計測器のトレーサビリティ~ISO事業マニュアル(6)~

計測器のトレーサビリティ

もう一つ必要なトレーサビリティが計測器のトレーサビリティです計測器が狂っていると不適合品を合格にしてしまいます。なので計測器は定期的に校正を行う必要があります。

校正は社内で行ってもいいし、外部に委託してもOKです。
どこで誰がするのか、その資格は認定されているのか、をマニュアルに書いておけがいいです。 

その校正を行う時に使うゲージのトレーサビリティが必要です。

ゲージのトレーサビリティとは、メートル原器からそのゲージに至るまでの検査のトレーサビリティです。

日本国内の有名メーカーのゲージであれば、校正証明書だけでトレーサビリティが取れていると判断して良いと思います。ISO9000規格にはどこまでの証明書を用意しなさいとは書いていません。各社でルールを決めればOKです。

トレーサビリティが取れているゲージをつかって検査されている計測器なので使ってOKという事になります。

トレーサビリティの目的

トレーサビリティも目的は顧客満足の向上です。

不適合があった場合にトレーサビリティをたどる事で要因の発見が容易になります。トレーサビリティがないと推測の幅がひろがっってしまい最適な改善が難しくなります。 

トレーサビリティを取る事が目的ではないので、項目は出来るだけすくなくし不適合発生時の改善のために必要な項目に絞るこむ事が大切です。

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