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「ピンクも素敵だよ」って、言えたらな
今日の朝、子どもがランドセル選ぶ動画をみてたんです。
カラフルなランドセルが並んでいる中で、子どもたちが選ぶのを、親が別室でみてるの。
最初の一回は、「お父さん、お母さんが好きそうなやつを選んでね」、次は、「自分がほしい色のランドセルを選んでね」っていう趣旨なんです。
「親が好きそうなやつ」だと、子どもたちは、わりとベタな感じの色を選ぶんですよね。
男の子なら、黒、青、茶色。女の子なら、ピンクとかラベンダーとか。
だけど、二回目、「自分の好きな色を選んでね」って言うと、色んな子がいて。
白いランドセルを選ぶ男の子、水色のランドセルの女の子、黒いランドセルの男の子。
そのなかで、ピンクのランドセル選んだ男の子がいたんですよ。サイドに、可愛らしい刺繍の入ったやつ。
わたし、「えっ!」て思っちゃって。
心のなかで、その男の子に「刺繍が入ってるやつより、もう少し落ちついたピンクにしたら」って声かけちゃったんです。
その子からしたら、余計なお世話ですよね。
その後に、自分の心のなかに、無意識な決めつけというか、偏見があるんだっていうことに気がついて、ショックだったんです。
それまで、自分は、あまりそういう決めつけとか偏見が少ない方だと思ってたんですよ。
本人がいいなら、それでいいじゃないのって、言うだろうなって。
でも、頭とか口では、いくらフラットなことを言えても、心の底には「男の子が可愛いもの選ぶんだ」っていう気持ちがある人間なんだって思って。
その子のご両親は、彼の選択を肯定していたから良かったなって思ったんですけど、わたしだったら、余計なこと言っちゃうかも。
またさ、子どもの方も、親の微妙な反応とか見てますもんね。
いや、子どもいないけど、わたし。
難しいよなあ。その子の好きなもの、尊重してあげたい。でも、それでイジワルされたり、悲しい思いすることになったら、心痛みますもんね。
もし、今後、自分に子どもができたとして、わたしは、彼や彼女が好きなものを「いいじゃん!」って言ってあげることができるのかしらって、考えちゃいました。
珍しく、まじめな話になりました。
ランドセル、いま色々あっていいよなあ。
わたし、今ならラベンダー色がいいかな。
では、今日はこれで。