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① 7年付き合った彼との別れ

私には忘れられない男が3人いる


まずは軽く自己紹介から
池田ゆりか(仮名)
都会生まれ田舎育ち
37歳 女 未婚 子供1人

今考えても私の人生は波乱万丈だ
世の中にはこんな人生もあるんだなと
軽い気持ちで読んでもらいたい

7年付き合った彼と出会ったのは私が専門学生の20歳の頃だった
バイト先で後輩として入ってきた彼はまだぴちぴちの高校生2年生、ニコニコした笑顔が可愛くて
人懐っこくて、でも体格は男らしくて
初めて会った時から気になっていた
達也くん(仮名)とはバイトで会うたびにいろいろな話をした
終わる時間が同じ時はお家の近くまで送ってくれたり、とても優しくて私は彼に惹かれ始めていた

その頃私には付き合って5年目の彼氏がいたのだ
地元が同じで中学3年生から付き合っていた
電車で1時間半くらいのところに住んでいて
彼は高校を卒業してから仕事をしていた
社会人と専門学生、忙しい毎日を送っていた彼と会える日が減っていき、頻繁に会っていたバイト先の
達也くんに気持ちが動いているのは自覚していた

まぁでも告白された訳でもないし、
今付き合ってる彼のこと
嫌いなわけではないし〜なんて
なぁなぁな気持ちでいたある日
達也くんに
『池田さんは彼氏いないんですか?』
と聞かれた私はとっさに
『いるけど、うまくいってない』と
返事をしてしまった

連絡先を交換して頻繁に連絡をとるようになり、夜公園で話をしたり、一緒にいる時間が増えていくたび達也くんへの気持ちも大きくなっていった

このままではだめだな
と考えることが多くなり5年付き合った彼と別れることにした
今考えると初めての社会人で余裕がない彼
バイト代で友達と遊びまくってた私
少しずつズレが生じていたのかもしれない
彼には寄り添えなくて申し訳ないことをしたなと
今でも思っている

達也くんと付き合い始めて毎日がとても楽しかった
バイト終わりに公園で夜遅くまで話をして補導されたこともあった
彼は未成年、私は成人で
未成年を連れ回したら犯罪だと警察に怒られたこともあった
お休みの日は映画を見たり、スケボーしたり、ゲーセンに行ったり、とにかく毎日がキラキラして楽しかった

楽しい毎日があっという間にすぎて
私は二年制の専門学校を卒業した
社会人になった私、まだ学生の彼
最初の方は仕事終わりに彼が職場まで迎えに来てくれたり順調だった
17年前のあの頃私の職種は初任給14万程度
一人暮らしでお金が足りるわけもなく
休みの日はバイトもしていた

そんな忙しく余裕のない私と
大学生になった彼
毎日夜遅くまで友達と遊んでる彼に
無性にイライラする毎日が続いた…

続く


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