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P91 エイチジーイチナナナナ
みなさんこんにちは、あけましておめでとうございます。
P!MODEL LABOのぽらりんです。
大変おまたせしました、念願のドリル系刃物をようやくつくることができました。
P90 エイチジーイチナナナナ
![](https://assets.st-note.com/img/1735698947-l3QXUaquO71Zth2IEDgMdw6P.jpg?width=1200)
1月中頃予約販売開始
1月末頃発送
P90 エイチジーイチナナナ
1本 6,600円
刃径 およそ1.77mm
ホルダー下長さ 25mm
シャンク径 3mm
材質 超硬合金
1月中頃予約販売開始
1月末頃発送
開発経緯
ずっとちゃんとしたドリル径の切削工具を作りたいとの思いがあり、展示会等に顔を出すたびに、お取引先様を探していました。そんなとき今年の岡山での某展示会に顔を出していたときに、御縁あって製造委託をお願いできるようになりました。
またお取引先様やユーザーさんからのご要望でも
「P!MODEL LABOのオリジナルドリルを作ってほしい」というお声も頻繁にいただいていたため、本当にようやく…!という思いもあります。
コンセプトはある程度決まっていて
ホイール貫通した際、汎用ドリルだとバリが出やすくその処理が非常に手間なこと、またドリル径についても0.5mmピッチのものはすぐ手に入るのですが、なかなか1/100mmまでの径のものは少なく、また、通常PPホイールと強化ホイールでの軸穴径が違うことなども含め、調整したものを作りたいと思っていました。また、弊社看板商品でもあるシャフトブレード等と使う互換性も含め、設計することができました。
最重要なのは先端の角度について。以前からX等でも「フラットドリルなら貫通時のバリが抑制できるんじゃないか」といったユーザー様のツイートもいくらか拝見しており、色々調べた結果、刃の角度が大きいほどバリが出にくいという知見も得られたので、それをベースに制作することにいたしました。
概要
![](https://assets.st-note.com/img/1735699853-jmplazBVfw0oMdrG7HqIvyEZ.jpg?width=1200)
先端に微小逆テーパーを入れることで、素材への食付きを良くしています。
また溝に関しては、首下が長いため、先端にわずかに溝をいれることで製造時の軸ブレを抑えることができました。寸法公差はh9での製造指示しております。
![](https://assets.st-note.com/img/1735700329-yKhNmaZVL4PEebnBxJOsHkwA.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735700351-KsH6FJqNIi9prYk5vDOjWxcP.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735700351-mdhzAM7rcaqfYZ1sNRvCXgLD.jpg?width=1200)
※それでもバリが0になることはありません、場合によっては追加工をお願いします。
おわりに
ちなみに名付け親はRAOH CUP主催のタツナミさんです笑
「HG1.77mm」をカタカナ読みになっただけです。
HGはハイグレードの略です。
P!MODEL LABOに新たなカテゴリとして「ドリル」というジャンルが確定しました。今後はそういったラインナップをどんどん増やして行けたらいいなと思います。