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P92 ペラピニヘッドカットガイド

みなさんこんにちは、P!MODEL LABOのぽらりんです。
片軸応援強化期間第二弾です。

P92 ペラピニヘッドカットガイド

P92 ペラピニヘッドカットガイド
1セット 2,580円
1.4mmペラシャのみ対応です。2mm中空プロペラシャフトには対応しておりません。

【開発経緯】

・実は昔からやってた改造

プロペラシャフトのピニオンの端の部分をカットして短くするためのツールです。実はこの改造は私は結構前からやってる改造でして。それこそフラット勢からそういう改造があることを聞いて。
それまではワークマシンにペラシャをセットして、Aパーツを外した状態で、スイッチ入れてデザインナイフを当てて削ぎ落とすというパワープレイをしていました。
これだとやっぱり危険だということと、カットする箇所が均一にならない、というとこが問題としてあって、なんとかしたいなーと思ってはいましたがなかなか手を付けられなかったところです。

・頭の部分をカットするメリット・デメリット

ノーマルの状態

写真をみてください。ペラシャのピニオンとスパー、クラウンの凸部分の位置がノーマルの状態だと、詰まっており、今にもギリギリ当たりそうなクリアランスになっています。もしこれでイレギュラーが起きた場合(固定が甘くピニオンが抜けた、使った電池が膨らんでいた等)頭の部分が接触します。これが抵抗になってしまい、速度が出ないというようなことにもなりかねません。

カット後

ここの凸部分への抵抗は、だいたい電池を入れてシャーシが伸びたときに起こるので、頭をカットすれば上記の写真のように、隙間が生まれ、そういったイレギュラーを防げます。

「短くするなら、軸の根本をカットすればいいのでは?」との意見もありますが、私としては根本の細いところカットすると
・シャフトにいらない傷が付く可能性
・軸受部分との接地面が増えるので抵抗が増す可能性

の2点が考えられるので、結果として「頭部分をカットする」方が理にかなっていると思っています。

ただもちろんデメリットもあって、ギア部分が減るので、かみ合わせのポイントが減ってしまう、ということです。またその際、例えば先のようなイレギュラーが起こった際に、最悪ピニオンが外れてしまい。ギアボックスがぐちゃぐちゃに…みたいな可能性はあります。
その他にもギアの刃に手を加えることになるので、後処理等を怠ると同じような結果になることもあると思います。

ただそれはちゃんとシャフトとピニオンを固定する、メンテナンスをする等で回避できますし、それでもカットしたほうのメリットがあるなあと思っています。
あと意外と何かしら加工をしてる人がある程度いたので、考える方向としては間違っていないんではないかな、と思いました。

【商品概要】

スライド、スナップ方式で本体とカバーが外れます。

ペラシャを差し込んで、カバー矢印方向にスライドさせてセット
※このとき、ピニオンとシャフトがツライチになっていないようにすること。若干抜き気味に調整してください。

※ピニオンを抜くだけなら、こちらもおすすめです。


カットする際に矢印方向に押し付けながらかっとしてください。
カバー自体がピニオンの首のところを矢印方向に押し付けることで固定されてヘッドの部分を切ることができます。
カットする際はゆっくりと切るようにしてください。
斜めになることがありますでのご注意ください。

推奨のこはタミヤののこですす。
まぁほとんどの人が持ってると思います。
※OLFAよりも薄い


大体ノーマル時よりも0.7mmくらい短くできます。
カットしたら、バリの部分はデザインナイフ等できれいにしてやって完成です。

終わりに

最初に公開したときに結構反響が大きくてびっくりしました。
速くなるための改造ではなくて、抵抗を減らすためのちょっとした小技にはなりますが、これで再現性が取れるようになれば、私も作るのがちょっと楽になるなあとおもいました。

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P lab co.ltd.,ウチダケイ/ポラ
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