パワーイーター工房のHeatExchangerがすごいワケ
みなさんこんにちは
P!MODEL LABOの中の人ぽらりんです。
今回は販売促進として、現在不定期で委託販売させて頂いている「パワーイーター工房(@power_eater_f)製 HeatExchanger」の機能面について書いていこうと思います。
【基本的な機能】
商品説明書はこちら。
かいつまんだ説明をすると
①無電源で1.2A放電
②放電停止電圧を1.0v~3.4Vの間で0.1V単位で設定できる
③0.5Aまで絞り放電
という機能があります。
それでは個別に見ていきましょう
【無電源で1.2A放電】
ことに公式大会においては、
充電器、モーターならし器、モーターチェッカー、バッテリーウォーマー等の持込
→これまで通り、禁止とさせていただきます。
電源を伴う機器の持ち込みは禁止されています。(という個人の認識)ですので、無電源で使えるというのは公式大会で持ち込めるアイテムとしては必須条件です。
ステーションレースでも元電源、ピットスペースの確保は人が増えれば困難になってくるので、電源がいらない時点で非常に便利です。また荷物の簡素化としても優秀です。
放電電流について、公式大会でよく持ち歩いているのを見かける頻度が高いのがタミヤのオートディスチャージャー
ノーマルの状態でだいたい0.1~0.2Aくらいの放電電流です。電圧の可視化や放電電流が上がるよう改造しているものもありますが、それと比べると非常に放電電流が高い、つまりは短時間で放電できるのも便利。
【放電停止電圧を1.0v~3.4Vの間で0.1V単位で設定できる】
ここからは独自の機能です。売りの一つ。
上記のタミヤオートディスチャージャーは放電停止電圧が設定できません。
ですので、確認しながら自分で合わせたい電圧に合わせるのに対し、例えば、3.0Vに合わせたい場合、ボタンで終了電圧を設定すれば自動で放電してくれて、設定電圧になれば自動で放電を終了してくれます。放電しているのを放置するのはあまりよくないですが、確認しながらしなくていいのは大きなメリットだと思います。
【0.5Aまで絞り放電】
他の放電機にはない最大の特徴。
そもそも絞り放電とは例えば、放電電流1.2Aで終了電圧2.4Vに設定したとすると
常に1.2Aで放電して、電池の電圧が2.4Vになった時点で放電終了になります。
ですが0.5Aまでの絞り放電機能があると
設定電圧までは1.2Aで放電、終了電圧が2.4Vになってから、自動で放電電流を下げてくれる(1.2A~1.1~…0.5Aというように)機能です。
終了電圧通りなら同じことなんじゃないの?と思うかもしれませんが
ここで例を出すとすると
(パワーイーター工房さん監修)
ウォーターサーバー的なものを想像してください(これを電池とする)
蛇口を捻って(放電電流)コップに擦り切れいっぱい水を入れたい(終了電圧)とすると
・蛇口を一気に捻ると(大電流で放電)早く規定量だせます(終了電圧)→ただし擦り切れいっぱいになっていない(電圧戻り)
・少しだけ蛇口を捻って(少電流で放電)だすと正確に規定量出せる(終了電圧)
→ただし時間がかかる
つまり絞り放電とは
一気に捻って規定量付近で蛇口絞ってゆっくり出すっていうことです。
なので比較的正確に合わせたい電圧にもっていけるというのがメリット。戻り電圧も少ないため、再現性が高いからレースで間違いなく重宝すると思います。
またニッケル水素電池に限りますが
この機能は電池の育成・管理にも役立ちます。
電圧を維持したまま容量だけを抜いてくれるので、電池を傷めにくく寿命も伸びます。
他の無電源放電器とくらべ、ちょっと割高感はありますが、尖った機能面を差し引いてもオススメです。
ミニ四駆パーツあるある
「欲しいと思ったときには廃盤、絶版、売り切れ」
パワーイーター工房さんも
とのこと。
お早めの確保をオススメします。
よろしくお願いします。