P45 スペーサークラフト&クラフトキャップ
みなさんこんにちは、P!MODEL LABOのぽらりんです。
今回はオーソドックスな自作スライドダンパーを作成する際、めんどくさいスライド軸のスペーサーを作るためのツールのご紹介です。
P45 スペーサークラフト&クラフトキャップ
P45-1 スペーサークラフト
1セット(クラフトキャップ2.9mm作成用 1個、クラフトビット 1本)
3,680円(税込)
P45-2 クラフトキャップ3.0
P45-3 クラフトキャップ3.1
P45-4 クラフトキャップ3.2
各1個 1,580円
予約開始日 12/9(金) 22:00より ECサイトにて
発送開始 12月下旬
店舗様店頭販売 12月中旬から順次
【注意事項】
・あくまで精度を出しやすくするための形状になっております。
100%確実なものではないことをご了承ください。
・ステンレスのエッジ面やバリが残っている場合、
怪我をする恐れがありますのでご注意ください。
・加工後現物でのご確認・修正をお願いします。
・工具を利用したことにより被害を受けられても責任は負いかねます。
ご了承ください。
【開発経緯】
2013年にカーボンプレートを使用した「自作スライドダンパー」が一般的になりましたが、自作するということの難易度は改造の中でも結構高いと常々思っていました。今でさえ各メーカー様より様々なスライドダンパー作成ツールが出ていたりもするのでプレート自体の改造難易度はさがったように思います。
ですが作成難易度とは別のところで、よく失敗しがちなのが「スライド軸に使うスペーサーの作成」です。真鍮のブッシュを使うのがごく一般的かと思いますが、プレート本体の厚みに対して微調整をする過程で、ブッシュを固定する方法や削りすぎるなどのめんどくささがあり、これを解決するためにブッシュの固定と削りすぎの防止ができるツールを作りました。
【商品紹介】
スペーサークラフトがベーシックセットになります。
クラフトキャップ(かぶせるもの)の面の位置で2.9mmのスペーサーができます。なぜ2.9mmかというと、プレートの厚みの個体差、プレート自体のつや消しや合わせ面の接着のための荒削りで、仮に1.5mmのプレート×2枚=3mmにはならないことのほうが多いので、このサイズで作成したほうが現物合わせがしやすいと思ったためです。もちろん厚い場合は面ギリギリまで削らずに余裕を残した上で微調整していってもらえたらと思います。
またもっと正確に細かく作りたい!という方のために3.0〜3.2のキャップもご用意しました。
ビスとロックナットで固定をする際、緩みを防止するために締め込む方もいらっしゃいます。その際スペーサーがプレートにめり込みがちになるので、ちょっと長めに作っておきたいという方はサイズを選んで使い分けをしてもらえればいいかなと思います。
数値の刻印が困難だったため、見分けるために
溝のありなし、本数で種類分けをしています。
無印 2.9mm
1本 3.0mm
2本 3.1mm
3本 3.2mm
また削れにくい素材では作ってはありますが、どうしても削れていくことに関してはご了承ください。
【使用方法】
用意するもの 短いM2のビス
クラフトビットにキャップを被せて、そこに真鍮スペーサーを差し込みます。つば付き、つばなしの両方に使えます。
キャップの両サイドにネジ穴があいているのでそこにM2のビスで締めてください。これで固定できます。1箇所でも2箇所でも構いません。ビスが出て見栄えが悪いなと思う方はイモネジなどを使ってもらってもいいかもしれません。(先が平坦なやつ)
あとはリューター等につけてヤスリを当てながら削ってやればあっという間にできあがります。
ぴったり面まで削ってこれくらいになります。(面上部もある程度削れるのでご注意ください)
【おまけ】
先の細いところはφ2.0mm、すぐ下の若干太いところはφ3mmになっています。なので、簡易的な小型ベアリングチェッカーとしてもお使いいただけます。ピンバイスなどに取り付けてご使用ください。
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