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【猫の介護】初心者さん必見!おむつの作り方とケアの方法


あなたの猫ちゃんがおむつを必要とするとき、どんな選択肢を考えますか?
市販のペット用おむつを試してみるのが王道ですが、買ってはみたものの、うまくフィットしなかったり、費用面で困った経験はありませんか?

そんなときに試してほしいのが、人間の赤ちゃん用おむつを使った『手作りおむつ』
この記事では、私が愛猫ちゃこのために試行錯誤した手作りおむつの作り方をシェアします。

「どうやって作るの?」
「何を準備すればいいの?」

そんな疑問に答えながら、あなたと猫ちゃんの生活をもっと快適にするヒントをお届けします。
現在ペット用おむつを使っている方も、今後使うかも…と気になっている方も、ぜひ最後までお読みいただければ嬉しいです。


おむつを作る前に準備するもの

おむつを作ると決めたら、ホームセンターへGO!
必要なものは、どれも身近で手に入りやすいアイテムばかりです。

  • 赤ちゃん用おむつ 痩せ気味のシニア猫さんには、新生児サイズやSサイズが合いやすいです。サイズ選びのポイントは後ほど詳しくお伝えします◎

  • ハサミ おむつにしっぽの穴を開けるために使います。

  • 強粘着の養生テープ おむつを切ったときに出る吸収体ポリマーが漏れないよう、カバーするために使います。手軽に貼れてしっかり固定できるのがポイント。

  • ハンディクリーナー おむつを切ったときに飛び散るポリマーを掃除するのに便利です。ポリマーを猫ちゃんが舐めてしまわないよう、作業スペースを清潔に保つためにも準備しておきましょう。ミニほうき&ちりとりでもOKです。

おむつ作りの手順

↑こちらの動画を元に、文章と写真で解説していきますね。

まずは赤ちゃん用おむつを猫ちゃんのお尻に軽く当て、しっぽを通す穴の位置を確認します。
慣れるまでは、しっぽの付け根に合わせて穴を開ける位置をマークしておくとスムーズです。

まずは背中側におむつを当ててみよう

おむつにV字カットの穴を開ける
マークした部分を目安に、ハサミでV字カットします。
丸く切って穴を開けてもいいのですが、V字のほうが作業効率がよく時短になります。
切り込みの深さは2~3cm程度で、猫ちゃんのしっぽの太さに合わせて調整してください。

V字にカット

切り口をテープでカバーする
おむつを切ると、中の吸収体ポリマーがポロポロ出てきてしまう場合があります。
そのままにしておくとポリマーが散らばってしまうため、強粘着の養生テープを使ってしっかりカバーしましょう。
テープを隙間なく貼ることで、清潔さを保ちながらおむつの機能も維持できます。

切り口は養生テープでしっかり留める

ポリマーの飛び散りを掃除する
作業中に飛び散ったポリマーを、ハンディクリーナーやミニほうきなどで軽く掃除してください。
猫ちゃんが誤ってポリマーを口にしないよう、作業後のスペースは念入りに確認を。

これでおむつの準備は完了です!
次はサイズ選びや交換頻度についてお話しします。


サイズ選びのコツ

おむつのサイズは、猫ちゃんの体型に合ったものを選ぶことが重要です。
猫ちゃんの種類や体格によって大きな差があるのですが、一般的には以下のようなサイズがおすすめです。

  • 新生児サイズ 小柄な猫ちゃんや痩せてしまった猫ちゃんに。ちゃこの場合、リンパ腫の影響で下半身がかなり痩せてしまい、このサイズがぴったりになりました。

  • Sサイズ 標準的な体型のシニア猫さんに。ちゃこも介護スタート時はSサイズを着用していました。

おむつを選ぶ際は、猫ちゃんの腰回りを測定するのがポイント。
目安として、腰回り20cm以下なら新生児サイズ、20cm以上ならSサイズを試してみてください。


おむつの交換頻度

猫ちゃんのおむつは、尿路感染症などを防ぐためにも、定期的に交換する必要があります。
可能であれば4~5時間ごと、もしくは排泄のたびに交換するのが理想的です。

ちゃこの場合、私のシッター業の都合によってばらつきはありますが、日中4~5時間程度を目安に交換しています。
夜は22時過ぎ~翌朝5時過ぎまでそのまま眠ってもらっています。
夜中に起きて交換するのがベストなのかもしれませんが、長期の介護では体力的な負担も大きく、今はこの交換頻度に落ち着きました。

介護に無理は禁物


私が取り入れている清拭ケア

どれだけおむつをしっかり着けていても、猫ちゃんの姿勢によって横モレしたり、うんちの状態によってはお尻周りがベトベトになってしまうケースがあります。
汚れた被毛や皮膚をそのままにしておくと、衛生的によくないですし、猫ちゃん自身も気持ち悪いですよね。

具体的なケアの内容としては、

  • 普段のおむつ交換では、ウエットティッシュを使った拭き取り

  • おむつ内にうんちが出ていたり、おしっこの横モレが少々の場合は泡タイプのドライシャンプーまたはお尻洗浄液で簡単なケア

  • 軟便や多めのおしっこが付着してしまった・ニオイが気になってきたら下半身のみシャンプー

こんな感じで、汚れの状態に合わせて3段階のケアがオススメ。

ちゃこの場合は軟便気味かつ下半身を引きずって歩くため、よくモレてしまう&おむつカバーごと脱げて大惨事…ということがよくあります。
そのため週2~3回くらい下半身シャンプーをしていますが、一般的なおむつ介護でしたら、そこまで頻繁にシャンプーせずとも大丈夫です◎

おすすめのケアアイテム

いつも使っているウエットティッシュはこちら。

↑こちらの記事でも紹介しています。
安心できる成分・大容量・コスパばっちりで常にストックしているアイテムです!

泡で使えるドライシャンプーは、APDCのアイテムを使用しています。
無香料で優しい成分なので、毎日使っても刺激が少なく安心です。
ただ、軟便のような強めのニオイは取れないため、ニオイがきついと感じたらシャンプーに移行しましょう。

シャンプーは、ゾイックのトリートメントインシャンプーを使用しています。
ちゃこの負担を減らすため、時短が叶うトリートメントインはありがたいアイテム。
泡切れがいいので、洗い流すときもストレスなくサッと済ませられますよ◎

おわりに

ペットシッターかつ動物看護師として多くの猫ちゃんたちのお世話をしてきましたが、ちゃこのおむつ生活を始めたときはトライアンドエラーの連続でした。
でも、手作りおむつがうまくフィットしてくれた瞬間や、ケアを通してちゃこが快適そうに過ごしている様子を見たとき、手間以上の喜びを感じることができました。

最初はぎこちなく過ごしていたちゃこも、少しずつ慣れて、今では当たり前のようにおむつを着けたまま窓辺で日向ぼっこを楽しんでいます。
その姿を見て「おむつも悪くないな」と思えたのは、試行錯誤しながら私たちに合ったスタイルを見つけられたから…かもしれません。

この記事が、同じように悩みながらも前を向くオーナーさんたちのお役に立てたら、これ以上の喜びはありません。

ちゃこが気分よく過ごしてくれれば、私も幸せ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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