【猫の介護】 基本のおむつ交換ガイド
はじめに
「高齢の猫や病気の猫のお世話をする中で、おむつが必要になったけど、どうしたらいいかわからない…」
そんなふうに悩んでいるオーナーさんも多いのではないでしょうか?
この記事では、おむつ交換の流れと準備するものをわかりやすくまとめました。
さらに有料記事では、今回の記事&動画で使用しているグッズの詳細や選び方について・おむつ交換時の体位変換のコツ・状況に合わせたアプローチ方法や心のケアについても細かくご紹介しています。
日々のケアをよりスムーズに、猫ちゃんとの暮らしをもっと快適にするためのポイントをぜひチェックしてみてください◎
おむつ交換に必要な6つのアイテム
・ウェットティッシュ
清潔を保つために欠かせないアイテム。ペット用や赤ちゃん用の無香料タイプがおすすめです。
ティッシュに比べてお尻周りをやさしく拭き取れるため、猫ちゃんの肌への負担が少なくて済みます。
・おむつ(市販の赤ちゃん用をカスタム)
猫ちゃんの体型に合ったおむつを使用します。
ひと手間かけて人間の赤ちゃん用をカスタマイズすると、大幅にコストを抑えながら使えます(※詳細は別記事で紹介予定)
・滑り止め付きの小さいマット
裏面の滑り止め効果で、猫ちゃんの身体を安定させやすいアイテムです。
特に介護中の猫ちゃんは不安定な姿勢になりやすいため、フローリングや畳の上でおむつ交換をする場合、こうした小さいマットが便利ですよ。
・ペットシーツ
猫ちゃんの身体と作業スペースの清潔を保つために敷きます。
2~3枚予備を用意しておくと、おむつ交換中に汚れが飛び散ったても後片付けが楽になります。
・使い捨て手袋
オーナーさんの衛生面も忘れずに確保しましょう。
できればフィット感のある柔らかい手袋を選ぶと、細かい作業がしやすくなります。
・ビニール袋
汚れ物をサッとまとめて捨てられるよう、毎回新しいビニール袋を準備しておきましょう。
おむつ交換の手順
⬆️こちらの動画をもとに解説していきます。
ちゃこは圧迫排尿をしていますが、自力で排泄できる子の場合、圧迫排尿の行程はスキップしてください。
1.準備を整える
まずはおむつ交換スペースを準備します。
滑り止めマットを敷き、ペットシーツをその上に置きます。
必要なアイテムは手の届く範囲に揃えておきましょう。
猫ちゃんをリラックスさせるため、優しく声をかけることも忘れずに🐈️
2.汚れたおむつを外す
慎重におむつを外し、排泄物が肛門~おなかに付着していないか確認します。
このとき、陰部まわりの被毛も汚れていないかチェックします。
意外なところに排泄物がくっついていることもあるため、視覚と嗅覚でよく確かめてくださいね。
3.排尿をうながす
圧迫排尿が必要な子は、ここでおなかを優しく押して排尿をうながします。
圧迫については獣医師の指導のもと、絶対に強く押しすぎないよう注意しながら行いましょう(膀胱から腎臓へ逆流したり、膀胱破裂の危険性があります)
4.清潔にする
ウェットティッシュを使って、お尻周りを優しく拭き取ります。
皮膚に湿疹や炎症がある場合は、できるだけ摩擦を避けるようにし、皮膚を保護するクリームなどを塗るのも効果的です。
5.新しいおむつとおむつカバーをつける
新しいおむつを装着し、ずれないように調整します。
一度にやりきろうとせず、一旦仮どめ→微調整すると猫ちゃんの身体にフィットしやすいです。
おむつやおむつカバーを締めようと思えばぎゅうぎゅうに締まりますが、猫ちゃんの負担になってしまうため、きつく締まりすぎないよう注意してください。
6.最後に確認
おむつがきちんと装着されているか、猫ちゃんが不快そうでないか確認します。
必要に応じてもう一度微調整を行いましょう。
コツと注意点
交換は短時間でスムーズに:猫ちゃんがストレスを感じないよう、作業を迅速に進めることが大切です。
ご褒美を活用するのもアリ:おむつ交換中や交換後に大好きなおやつを与えると、次回以降もスムーズに行いやすくなります。
交換頻度に注意:汚れたおむつを放置すると、皮膚トラブルの原因になります。定期的におむつの中を確認し、早めに交換しましょう。
おわりに
猫ちゃんのおむつ交換、正直言って慣れるまでは大変かもしれません。
私も猫の下半身麻痺&おむつ介護は初めてだったので、いろいろなアイテムを試し、ちゃこの状態を見ながらやり方を工夫して、試行錯誤の末にようやく安定したおむつ交換に辿り着くことができました。
今回ご紹介した方法で、猫ちゃんの快適な介護生活をサポートできれば嬉しいです。
⬆️こちらの記事では、さらに詳しいおむつ交換のコツとアイテムの選び方・おむつ介護にかかっているリアルな費用などをお伝えしています。
質問や感想があれば、ぜひコメントで教えてくださいね◎