街コンであった怖い話 ~勧誘について~

 皆様お久しぶりです。もるぴーと申します。

 前々回の記事(下記参照)にて一部の方々からご好評の声を頂き、大変感謝しております。

初めまして。婚活の実体験、お話します。
https://note.com/p_hibiki/n/n2fc98296feb3

 ご好評頂いた方から「婚活に関する記事をまた書いて欲しい」という要望がありましたので、今回は街コンであった怖い話についてお話したいと思います。

 婚活で街コンを活用する方々は多いと思いますが、今回の記事では私が街コンに通っていた中で出会したちょっとした恐怖体験、街コン参加における注意点についてお話ししたいと思います。

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■ 街コンとは

 そもそも街コンがどのようなものなのか初めに説明したいと思います。「街コン」とは、10年程前から浸透した地域振興を目的としたコンパイベントです。

 企画する企業・団体によって開催内容は大きく異なっており、参加者が100人を超える大規模なものから10~20人程度の小規模なもの、ローカル地域限定の地域密着型のもの、趣味の共有を軸とした趣味コン等、様々な街コンが毎日のように日本各地で開催されています。

 ✔︎参加方法

 街コンジャパン等が運営するポータルサイトで自分の要望を基にイベントを検索し、目当てのイベントサイトにアクセスして参加手続きをすれば参加可能となります。全ての手続きをネット上で済ますことができ、結婚相談所と違い、面倒な書類手続きが要らないので気軽に参加できるのが、街コンの良い点です。

 ✔︎参加費

 イベントによって異なりますが、女性は0〜3,000円、男性は7,000〜10,000円で、男性の方が参加費が割高となっています。恐らく街コンは男性からの需要がかなり高いため、このような値段設定になっているものと思われます。

 ✔︎当日の動き 

 街コンに参加すると、まずスタッフからプロフィールカードを渡され、名前、職業、趣味、特技等を記入した後、パーティー方式ならカードを持って気になる異性の方と話をしに行き、周回方式なら男性側が各テーブルを回りながら、待機してる女性と話しをします。連絡先の交換は、その場で交換するパターンやマッチング成立後に初めて交換できるパターン等があり、開催方式についてもイベント毎に様々です。連絡先を交換したら、その後は二人で連絡を取ったり、食事に行ったりすることで仲を深め、上手く行けば交際となります。

 街コンはその性質上、当日までどのような方が参加するのか分かりません。これが街コンの欠点の一つで、初めての方は、「変な人がいたらどうしよう」、「勧誘されたらどうしよう」と不安を感じ、参加を躊躇ってしまうことも多いかと思います。

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■ 街コンで勧誘はあるのか?

 結論からいうとあります。私は過去数年で20回程街コンに参加していますが、実際に交際に進んだこともあり、出会いがあることは間違いありません。一方で、連絡先を交換した後に会ってみると妙なサロンに連れていかれたり、マルチ勧誘を受けたりすることもあり、妙なことに巻き込まれる可能性はゼロではありません。以降では、私の実体験を基に過去に受けた勧誘について説明します。

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■ ケース1:ネットワークビジネス勧誘

 数年前に街コンに参加した際に20代前半の女性と連絡先を交換しました。女性の第一印象はおっとりしており、物腰柔らかな方でした。大抵の女性は連絡先は交換しても、一時的に連絡するだけで終わることが多い中、今回出会った女性はレスポンスも早く、積極的に連絡を取ってくる珍しいタイプの方でした。私としてはこの方なら今後進展がありそうだなと期待しました。

 連絡を取り続けて2週間程経った後、突然女性から食事の誘いが来ました。その積極性に嬉しさを覚える反面、何かしらの勧誘を受けるのではないかと少し警戒しましたが、実際に会ってみないことには分からないと思い、食事の約束を承諾しました。

 その後、女性からお勧めの場所があるとのことで、当日のセッティングは女性に任せ、集合場所等に関する連絡を待つことに。暫くして集合場所に関する連絡が来たのですが、その場所を検索すると、そこは飲食店が少なく、タワーマンションが立ち並ぶ土地の一画でした。この検索結果を見てこれは勧誘だと強く感じましたが、これも社会経験の内だと思い、戦々恐々としながらも当日食事に行くことにしました。

 当日待ち合わせ場所に着くとそこはタワーマンションのエントランス前でした。暫くして女性と合流し、向かったのはエントランスの入り口。彼女からは、会場はこのタワーマンションの一室だと言われ、背筋が冷えました。タワーマンションのエントランスを通り抜け、エレベーターを昇り、マンションの一室に入室すると、参加費として2,000円を徴収され、奥に進むと20代の男女数人がテーブルを囲んでいました。テーブルにはボードゲームが置いてあり、彼女からこれからこのボードゲームで遊ぶと言われました。

 ボードゲームの内容は、人生ゲームと形式は同じでゴールまでに一番お金を稼いだプレイヤーが勝ちというルールでした。このルール説明を聴いた瞬間、これはネットワークビジネス勧誘だと確信しました。後で調べるとこのボードゲームは、ネットワークビジネス勧誘でよく使われる物だそうです。また、ボードゲームの説明に合わせて自己紹介をすることになったのですが、紹介に加えて自分の夢や将来お金を貯めてどんなことがしたいのか等普通は話題にしないようなことまでその場で言わされました。

 自己紹介の後、早速ボードゲームを始めたのですが、正直ゲームどころではなく、ゲーム中はこの部屋からどのようにして逃げるかだけをずっと考えていました。結局、何事もなくゲームは終わり、一息ついたのですが、最後にタワーマンションの庭を散策することになりました。庭の景観はとても良く、純粋に散策を楽しんでいたのですが、途中で主催者が全員に語りかけるように少し大きな声で「こういう庭のあるタワーマンションに住んでみたくないですか?」と言った瞬間、再び背中に悪寒が走りました。

 散策も終わり、ボードゲームの会に一緒に参加していた男性二人と駅まで一緒に帰ることになったのですが、その内一人の男性に今日の会について聞くとあれは完全に勧誘だという話になりました。一通り話終えた後、もう一人の男性に「あれ絶対勧誘ですよね?」と聞くとその男性からは

 「そうですか?僕はすごく良い会だったと思います!」


と言われ、絶句しました。

 後日、彼女から会に関しての感想について聞くようなラインが来ましたが、早々に話を切り上げ、そこから一切彼女と連絡をすることはありませんでした。

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■ ケース2:マルチ勧誘

 一年程前に参加した街コンでの出来事です。この街コンで出会った一人の女性と話が合ったため連絡先を交換した後、頻繁に連絡を取り合っていました。今回は連絡頻度が多く、話も合うためうまく行くのでは?と思ったのですが、恋愛絡みの話になるとどことなく焦らされるのが気になってはいました。

 連絡を取り始めてから数週間経った後、彼女から食事に誘われました。このパターンは昔に経験したなと思い、これは何かの勧誘ではないかという疑惑がここで強くなりました。前に恐い思いをしたものの、今度は何を勧誘されるのかという興味が優ってしまい、懲りずに食事に行くことに。

 食事の際に色々話を聞いたところ、彼女はアロマオイルが大好きでオイルの良さを広めるために活動しているとのことで、今回はアロマオイルのようです。食事の後、定期的に開催しているアロマオイルの会に来てくれないかと誘われ、これを承諾。その辺りから、アロマオイルの布教活動を一緒にしないかと度々誘われるようになりましたが、その活動内容についてはあまり深くは説明されませんでした。

 後日、アロマオイルの会に参加しましたが、参加者は10名程で色々なアロマオイルを実際に嗅いだりしながら食事を楽しむという内容でした。私はそこで初めて彼女が布教しているアロマオイルを嗅いだのですが、確かに良い匂いでした。また、このオイルはオーガニックのため健康に良く、身体にも塗れるし、水に混ぜて飲むこともできるそうです。因みに一本5,000円(標準サイズ)とのことでした。

 その説明を受けた際にそのオイルの容器を見てみたのですが、容器には製品名、成分、保存方法が記載されているだけで、JASマークといった食品に使われるマークがどこにもありませんでした。普通人体に触れたり、入れたりするものは厚生労働省公認の何かしらのマークが付いていると思うのですがそれが一切ないのです。また、アロマオイルのカタログ兼説明書をザッと確認しても生産場所に関する記載が見当たらず、ただアロマオイルは健康に良いという旨の説明しか記載されていませんでした。要するにこのアロマオイル、全く素性が分からないのです。そんなアロマオイルを健康にいいからというだけで女性から何度か購入を勧められましたが、素性が分からない以上買う訳にはいかないと全て断りました。

 この会の後にもアロマオイル布教活動の誘いがありましたが拒否しました。布教活動では一応給料が発生するということなので再三、活動内容に関する資料と労働契約書類を見せて欲しいと言ったのですが、結局資料は出て来ませんでした。素性の分からないことに首を突っ込んでも良いことがないので、きっぱり関わるつもりはないと伝えて以降、向こうからの連絡がなくなりました。

 後程、「アロマオイル マルチ」でネット検索すると色んな方がアロマオイル商品に関するマルチ勧誘を受けているそうで、上記の一件もその手のマルチ勧誘の一つだったようです。幸い、今回の勧誘はそこまでしつこい訳でもなく悪質なものではありませんでしたが、悪質な勧誘に合っていた可能性もあると思うと街コンへの参加は消極的になりました。

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■ 街コン参加に関する注意点

 以上の二ケースですが、女性から積極的にアプローチされるという部分で共通しています。基本的にはアプローチは男性から女性にするものです。女性から積極的にアプローチされる場合は、何か勧誘されるのではないかと少し身構えておいた方が良いでしょう。普段街コンにいってもそんなに声をかけられないという方は特に注意した方が良いと思われます。

 また、ケース2のように数週間の間、高頻度で連絡を取れる程話が合うのに、いざ恋愛に関する話題になるともう少し友人でいませんか等と言われ、焦らされる場合も注意した方が良いでしょう。純粋にまずは友人からと思われる女性もおられるかと思いますが、わざわざ出会いの場である街コンにまでを足を運んでいてその対応というのは少し疑問を持った方が良いです。

 街コンの参加システムでは、参加者の方が勧誘目的なのかどうかを判断する手段は無いですし、被害に会った参加者全員がわざわざ運営に通報するとも思えません。結局、自分の身は自分で守るしかないのです。

 実際に勧誘に会う確率は低いとは思いますが、悪質な勧誘に引っかかってしまう可能性を少しでも減らすため、以下二点のような状況が当てはまる場合は少し注意しながら対応しましょう。

✔︎女性からのアプローチが積極的。
✔︎恋愛の話題になると焦らされる。

 以上となります。ご一読頂き有難うございました。街コンは婚活における有力なツールではありますが、勧誘のリスクがあることを念頭において活用しましょう。

 今後も引き続き婚活に限らず記事ネタを探す予定ですので何かあればまた投稿します。その際はまたよろしくお願いいたします。

 

 

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