ウェッジのセッティング、どうするか問題(その2)

みなさんこんにちは!
プレミアムゴルフスタジオ フィッティングチームの藤原です。

昨日に引き続き、「ウェッジのセッティングをどうするか」ということを本日も考えていきたいと思います。

昨日の記事をまだ読んでいないかたはこちらから読んでいただけるとわかりやすいかと思います。

アイアンのストロングロフト化に伴い、ピッチングウェッジ(以下PW)とアプローチウェッジ(以下AW)のロフトが開きすぎているということを昨日の記事ではお話させていただきました。そこで中間のロフトを埋めるクラブを入れるとなった場合にどういったクラブを入れるのがよいのかを考えていきましょう。

ここで必要なのは、中間のウェッジをどういった用途で使うか、ウェッジに何を求めるのかというところで、ギャップウェッジ(以下GW)もしくはウェッジのどちらかの選択になるかというお話になります。

(ここでは便宜上PWの下番手のアイアンの流れのヘッドをGW、サンドウェッジなどの形状の流れのものをウェッジという前提でお話ししています。)


パターン①

〇アイアンの流れでフルショットで使用することが多い場合

→これは言うまでもなくGWを入れるべきです。アイアンの流れで構えることもでき、飛距離が安定することも期待できるかと思います。
バックスピンがかかりすぎて飛距離が出ない方や・スピンバックさせたくない場合も同様にGWをチョイスするとよいでしょう。逆に言えば、フルショットでも球が止まりにくいという方はウェッジを入れる選択肢も出てきますのでそこは考慮すべき点ではあります。


パターン②

〇コントロールショットやアプローチのどちらでも使用する場合

→こちらに関してはGW/ウェッジどちらをチョイスしていただいても構いません。顔の流れが好きなほうや、ショットが多い/アプローチが多いというほうに寄せてもいいかと思います。
ここに関しても使いたいショット/アプローチでスピンが欲しいか欲しくないかでチョイスを選んでいいかと思います。

パターン③

〇アプローチで使用することが多い場合
→ウェッジの流れで構えることができるので、同じイメージが出しやすいウェッジを入れるほうがよいでしょう。転がしアプローチだけどスピンもやや入って欲しいという方も同様です。
しかしながら中間クラブに求めるアプローチは転がしであることが多いので、スピンが入らないことを割り切って使うならGWという選択肢もゼロではないかと思います。

ということで、ヘッドをどちらにするかというカテゴリーでまとめるとこの3パターンになってしまいますが、私の中での最終的な選択基準としては「スピン量」が判断基準になる気がします。しかしながらそこはあくまで個人的な意見でもあり、下記のような選択肢の組み合わせが入ってくることによって最終地点は変わってきます。

・ソール形状やバウンスなど、違うモデルに変える(ソール研磨も含む)
・ヘッドをノーメッキにする
・アイアンとウェッジのシャフトを違うものにする

などなど、カスタムの方法はいろいろ出てきますが細かいお話はまたの機会にしたいと思います。

そしてここまでのお話も踏まえた上で、ようやくウェッジのロフトセッティングをどうするか問題になってきます。みなさまもうしばらくお付き合いください。

続きはまた明日。

プレミアムゴルフスタジオのフィッティングではクラブのセッティングに悩んでいる・ウェッジで何を入れたらいいの?といった問題にもお答えしますので、一度相談してみたいと思った方は是非足を運んでいただければ幸いです。

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それではまた。


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