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【パーマカルチャーデザイナーvol.50】Akiko Yoshida

これはパーマカルチャーデザインコース(以下、PDC)を修了したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。

※パーマカルチャーとは
"Permaculture is a dance with nature, in which nature leads."
パーマカルチャーとは自然に導かれる自然とのダンスのようなもの。
Bill Mollison

ビル・モリソン


#50 Akiko Yoshida

2018年のPDC終了後に岡山に移り住みパーマカルチャーセンター上籾(以下、パミモミ)の活動を支えるあこちゃん。
PDCを重ねるごとに信頼関係を築いてきていて、それぞれの立場から協力体制をとっている感覚があります。
お互い涙もろいのでチェックインの場ではよく泣いてる笑
今回はそんな彼女の略歴にふれて更に親交が深まった気持ちでいます。

Q1.あなたについておしえてください

Permaculture Design Course 2021

大阪出身。
8年くらい営業の仕事をして木工の業界に。
徳島の家具メーカーで5年ほど働いたあとにPDCを受講し岡山に移って、
今4年目。

営業時代は9cmのヒールをはいて大阪神戸京都を回っていました。
ある時に営業スマイルに「何が面白いんですか?」って言ったお客さんがいて、全然面白くないのに笑ってる自分に気づいて仕事への違和感を感じた。
リラクゼーションの業界だったんだけど身体を酷使していて、長く続ける仕事じゃないなと体を壊したのもあって退職。

仕事で精油を扱っていた中でサンダルウッドとか木の香りが好きで、もうちょっと木に近づきたいなって思って木工の道を志す。

岐阜県の飛騨高山にある工芸家の稲本正さんがはじめたオークヴィレッジという国産材のものづくりの工房を備えた学校に半年行って、かんなの使い方・のみの使い方・木の見方や扱い方・切り方などなど基本を教わった。

10人くらいの学生の中で女性は私1人。
3mくらい雪の降りつもる真冬の経験。

そこでビルモリソンの本に出会った。

パーマルカルチャーって耳にしたことはあったけれど何かはわからなかったし、その時は理解には至らなくてパラパラと流し読みしたくらい。
それでも頭の隅に気になっている存在だった。

卒業したあとは家具のリペアがしたくて求人を探してたら、姉が徳島の宮崎椅子製作所で椅子の張り職人の募集があるよって知らせてくれた。

縁もゆかりもなくて全く知ってる人もいない場所だけど、募集をみてみたら絶対やりたい!と思って応募。
最初からゆくゆくは自分でやりたいと思っていたから、「5年勤めさせてください!」って伝えて徳島へ移り住みました。

最初2〜3年は椅子座面に張る布と皮の裁断をひたすらしていた。
やっと座面張りのポジションに配属になりワクワクして始めたけど、

張りの仕事は面白くなかった(笑)

 ウレタンを張る時に使う有機溶剤で頭が痛くなることもあって少しストレスを感じていた時に縫製スタッフが退職することになって、ミシンをやってみたらとても面白くて、最後はビンテージの復刻にも携わり自分にとってそれはとてもいい経験で今やっていることにも役に立っている。

 5年の時を経て退職。
徳島県の上勝町が好きでよく出入りしていたこともあり、街から離れ移住しようかなと思っていたタイミングで#7三村剛史さんに誘われてPDCへ。

彼との出会いは座間宮ガレイさんの講演会で、彼はガレイさんのアテンドをしていた。
意気投合したあとに茅葺のWSや石積み・果実の収穫などに誘ってくれて、イベントのキッチンスタッフなんかも経験しながら一緒に過ごした。

ちょうど仕事を辞めるタイミングでもあり、パーマカルチャーの存在はずっと気になっていたから誘ってもらった時なんの迷いもなく行く事を決めた。

Q2.パーマカルチャー デザインコースを通して

Permaculture Design Course 2018

今まで自分は結構変だった。
そういう環境にいなかったっていうのもあるんだけど、言ってることがみんなと違うなって感じてた。
デモとかいつも1人で行ってたし、そこで出会う人はいたけど自分の生活の周りにはいなかった。
間違っているわけじゃないんだけど、同志が見つからなかった。
三村さんはそこが一緒だったしPDCにもそんな人たちがいて、「そうだよね」「これでよかったんだよね」って思った。

だからPDCがすごくびっくりした感じ。

毎回チェックインで泣いていて、フィルの伝える「そのままでいいよ」っていう感覚が伝わったんだと思う。

それがフィルの印象。

カイルさんの印象は今も変わらないけど、思考の仕方が似ていて内容を理解しやすくレクチャーがとても面白いと感じた。

海くんのことは元々ちょっと知っていて、初めはクールで近づきにくい印象。その後、コロナ禍でPDC開催について集まった時に彼の自然体を感じた。

海くんがパーマカルチャー実践コース2019で言ってた言葉が残ってる。

コミュニティについて話してて「どうだ俺のサイト!」みたいなワンダーランドを作っちゃう人が多いって。

今も、何かを始めようとするときにいつも思い出す。 

PDCでカイルさんがパミモミの紹介をしていて直感で「行きたい」と思った。思い立ったら直ぐに行動する性格でその直感を信じて良かったと今でも思う。
 私の中で、PDCは一つの大きなターニングポイントとなった。。

Q3.あなたにとってパーマカルチャー って

PDCの時に書いた絵

自分なりのシンプルな暮らしの作り方を教えてくれたもの。 かな。

 火を起こそう、おおっ、そこに木があるじゃんみたいな。

 暮らしに必要な地球が与えてくれた資源を見つけて、それを必要最小限に取り入れて幸せに暮らすには?という事をいつも考えてる気がする。
できるだけ、全ての生き物の負担にならないように。 
それが、自分なりのシンプルな暮らし。

Q4.PDCの中で次にバトンをつなぎたい人とその人の印象

ナバさん!
こんなお兄ちゃん居たらいいなー的な(お兄ちゃん居ないから笑)

こんな先生に出会っていたら勉強大好きになっていたかもしれない。
最高のセンセー。

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吉田亜希子
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2023/4/5 清明