サンタはどこからやってくるのか
師走、師走、師走。
やはりなんだかんだと忙しい。
気持ちも忙しなくて嫌になってしまう。
私の仕事はカレンダー通りの休みではないので、
年末年始の休み、とか仕事納め仕事初め、みたいな事はあまり意識しない。
ただ、取引先やら何やらはお休みに入るので、その前に色々確認をしておかねばならないこともあるし、年が明けてからの段取りを事前に済ませておく必要もある。
やはり気が焦ってしまう日々だ。
12月といえば、クリスマス。
今年のクリスマスは昨年とは違い、イルミネーションも華やかな場所も多くて、街に賑わいが戻ったような感覚すらあった。
イメージと違う!なんて良く言われるが、私はクリスマスが大好きだ。
街はキラキラと輝いてるし、イルミネーションも綺麗。
あちらこちらで様々な飾り付けやクリスマスツリーを見ることが出来て、気分がウキウキ・ワクワク!といった感じだ。
私は誕生日にしろ、クリスマスにしろプレゼントを貰うのは得意ではない。
嫌いなわけじゃない。むしろもの凄く嬉しい。
でもその「嬉しい気持ち」を表現するのがヘタクソで、
ありがとうってちゃんと伝わってるかな〜と思ってしまうのだ。
気心の知れた仲だと、私のそんな特性(むしろ短所)を知っていてくれるから、
ちゃんと喜んでるのわかるよ!なんて言ってくれる。
ちなみに、サプライズを仕掛けられるのも苦手だ。
何故ならだいたいのサプライズに気が付いてしまうから。
気が付いてますって今言った方がいいのか
あとで実は気が付いてました!って言うべきか。
なんなら、気が付かなかったフリをして驚くか。
シチュエーションや相手によって最適解も変わるので、毎回悩んでしまう。
一方で、人にプレゼントしたりサプライズを仕掛けるのは大好きなので、
あのひとにはこれがいいかな、あのこにはあれがいい!と浮かれた気持ちでプレゼントを選び、
渡す日のことを思い描いては、待ち遠しくなり、待ちきれない気持ちになる。
勝手なもんだ、と我ながら思う。
クリスマスといえばサンタさん。
サンタさんっていつまで信じてた?なんて会話も最近はしなくなった。
みんなどの時期まで信じているものなのか。
私は小学2年生くらいの時はすでに「◯◯ちゃんはまだ信じてるかも知れないから、言葉に気をつけなきゃ」なんて思ったりする可愛げないコドモだった。
幼い頃はサンタさんは良い子にプレゼントをくれる存在という認識だったけれど、
いつの間にかサンタさんは私のところには現れなくなった。
良い子じゃなくなったのか?知らんけど。
しかし大人になった今、あら不思議。
身の回りにサンタがたくさんいる。
それも、物をくれるだけじゃない。共に戦ってくれたり、労いの気持ちや愛情をくれる。
笑いもくれる。驚きも楽しさもくれる。
そんなサンタさんを私は大切にしたい。
サンタはいったいどこからやってくるのか。
もしかしたら私もいつの間にか誰かのサンタさん、なのかもしれない。
それでは良いお年を。