2024年9月、パートナーCFO養成塾Day4開催しました
パートナーCFO養成塾第7期Day4を東京リアルクラス2024/9/21、オンラインクラス2024/9/19に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾Day4の概要
【P-CFO養成塾第7期 Day4】
日時:東京リアルクラス 2024/9/21 1330-1700
オンラインクラス 2024/9/19 1830-2200
内容:Day4「パートナーCFOの知識・スキルを知る②PLCF改善④資金調達」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
Day4の講義内容
Day4は「パートナーCFOの知識・スキルを知る②PLCF改善④資金調達」。
パートナーCFOとしての具体的業務のうち、クライアントの悩み事であり外部専門家としてとっかかりやすく、またバリューを発揮しやすいファイナンス分野(PLCF改善、資金調達)を扱います。
計5本の事前動画でインプットし、講義当日はワークショップでアウトプットの経験を積み、実践力を身につけていきます。
Day4では特にフォーマットの共有が多くあり、PLCF改善や予実管理、資金調達にかかる資料(資本政策、事業計画書)、従業員向けの研修資料など、即活用できる20以上のフォーマットが共有されました。
■Day4事前動画「2 PLCF改善」
事前動画では、「PLCF改善の順番」や「PLブロック図を活用したPLCF改善ワークショップ」など、パートナーCFOが社外からPLCF改善に関わる際、具体的にどうアプローチするのか解説されています。
他にも、KPI設定にどう活かすのか、事業管理MTGで気を付けるポイントは何か、中小ベンチャー企業で投資家や金融機関、従業員に財務状況を共有する意味と具体的な方法についても、事例を交えつつ解説が続きます。
■Day4事前動画「4 資金調達」
「資金調達」と言っても、DebtとEquityでその対応は大きく異なります。両方を経験し、得意とする人はまれで、クライアントに対して自分だけで対応ができない場合は適切な専門家に引き継ぐ必要があります。
つまり、パートナーCFOとして大事なのは、それらの違いを分かったうえで適切な一次対応ができることです。
事前動画では、パートナーCFOとして資金調達をガイドできるよう、対金融機関、対VCそれぞれについて「資金調達までの具体的な流れ」「どんな関係者がいるのか」「経営者・CEOとCFOの役割分担」などについて確認していきます。
本講義で紹介される、DebtとEquityを網羅した「資金調達メニュー」一覧は、高森講師のオリジナル。受講生自身の理解が深まるだけではなく、実際のクライアントに見せて優先順位を考える際に活用出来る便利なツールの一つです。
■Day4当日の講義
前半はPLCF改善、後半は資金調達をテーマに、特に重要な論点の振り返りとワークショップでアウトプットをしながら進みます。
前半のPLCF改善パートでは、各グループで実在する会社を想定して「P-CFOとしてP/Lブロック図を用いて収支改善策を考える」という、収支改善のワークショップを行いました。後半の資金調達パートでは、PLCF改善で取り上げた会社について、「資金調達戦略を考える」「金融機関・VCを開拓する」というワークショップを行いました。
受講生の声
受講生の振り返りでは、
「過去、経営管理畑が長かったため、会社の予実管理やKPI・営業目標の設定などはこれまで当たり前に行ってきていますが、予実管理がPLCF改善の一歩だったり、事業のモデル化によって相応しいKPIの設定が可能になる点は、気づきでした。今回も有用なツールをご提供いただきましたので、P-CFOの案件獲得やクライアントへのサービス提供に是非活かしていきたいと思います」
「CFOが企業の成長を導くために、財務面からの支援がいかに大切かを実感しました。財務に関する知識を得たことで、これからは顧客の経営課題に対し財務面からのアプローチができそうです。それにより顧客からの信頼度が増し、長期的なパートナーシップを築けると期待しています」
「資金調達に関しては自分の経験値が比較的多く、強みになる領域だと感じました。P-CFOとしての営業活動においてはこの点をフックにしていきたい」
「ERを実施したり、P/Lブロック図のワークショップを行うことで、現場から収支改善のアイデアを拾うことは、現在勤務中の会社でも試すことができる内容ですので、実践してみたいです」
「同じ財務情報でも"伝える相手と伝えたいメッセージに合わせて伝え方を工夫する""時には思い切った単純化をしてみる"ことを実践したい」
と、今回のテーマである「PLCF改善」と「資金調達」それぞれについての学びや、今後の活動への意気込みが挙げられていました。
さいごに
次回は特典講義「新規事業」となります。
パートナーCFOの講義として、一見意外に思われるかもしれません。ところが、たとえば創業社長とは突き詰めれば新規事業で会社を興した人です。パートナーCFOとしてのクライアント=経営者の理解や、ベンチャー・スタートアップの事業理解に活かせる内容でお届けします。どうぞお楽しみに!