2023年9月、パートナーCFO養成塾Day4開催しました
パートナーCFO養成塾第四期Day4を東京リアルクラス2023/9/23、オンラインクラス2023/9/21に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾Day4の概要
【P-CFO養成塾第四期 Day4】
日時:東京リアルクラス 2023/9/23 1330-1700
オンラインクラス 2023/9/21 1830-2200
内容:Day4「パートナーCFOの知識・スキルを知る②PLCF改善④資金調達」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
Day4の講義内容
Day4は「パートナーCFOの知識・スキルを知る②PLCF改善④資金調達」。
パートナーCFOとしての具体的業務のうち、クライアントの悩み事であり外部専門家としてとっかかりやすく、またバリューを発揮しやすいファイナンス分野(PLCF改善、資金調達)を扱います。
計5本の事前動画でインプットし、講義当日はワークショップでアウトプットの経験を積み、実践力を付けていきます。
Day4では特にフォーマットの共有が多くあり、PLCF改善や予実管理、資金調達にかかる資料(資本政策、事業計画書)、従業員向けの研修資料など、即活用できる20以上のフォーマットが共有されました。
■Day4事前動画「2 PLCF改善」
事前動画では、「PLCF改善の順番」や「PLブロック図を活用したPLCF改善ワークショップ」など、パートナーCFOが社外からPLCF改善に関わる際、具体的にどうアプローチするのか解説されています。
他にも、KPI設定にどう活かすのか、事業管理MTGで気を付けるポイントは何か、中小ベンチャー企業で投資家や金融機関、従業員に財務状況を共有する意味と具体的な方法についても、事例を交えつつ解説が続きます。
■Day4事前動画「4 資金調達」
「資金調達」と言っても、DebtとEquityでその対応は大きく異なります。両方を経験し、得意とする人はまれで、クライアントに対して自分だけで対応ができない場合は適切な専門家に引き継ぐ必要があります。
つまり、パートナーCFOとして大事なのは、それらの違いを分かったうえで適切な一次対応ができることです。
事前動画では、パートナーCFOとして資金調達をガイドできるよう、対金融機関、対VCそれぞれについて「資金調達までの具体的な流れ」「どんな関係者がいるのか」「経営者・CEOとCFOの役割分担」などについて確認していきます。
本講義で紹介される、DebtとEquityを網羅した「資金調達メニュー」一覧は、高森講師のオリジナル。受講生自身の理解が深まるだけではなく、実際のクライアントに見せて優先順位を考える際に活用出来る便利なツールの一つです。
■Day4当日の講義
講義当日は、前回同様Day3の振り返りと事前動画の確認からスタート。
その後、前半はPLCF改善、後半は資金調達をテーマに、特に重要な論点の振り返りとワークショップでアウトプットをしながら進みます。
前半のPLCF改善パートでは、各グループで実在する会社を想定して「P-CFOとしてP/Lブロック図を用いて収支改善策を考える」という、収支改善のワークショップを行いました。
後半の資金調達パートでは、PLCF改善で取り上げた会社について、「資金調達戦略を考える」「金融機関・VCを開拓する」というワークショップを行いました。
受講生の声
受講生の振り返りからは、
【PLCF改善】
「PL・CFの改善について、ブロック図で上流の戦略から売上と費用の大枠を可視化できる点は、『ブロック図で大きいところからあたりをつけて、勘定科目単位で細かく見ていく』というように、経営者が感覚的に理解するのに有用だと感じた」
「12月から新しい会社に管理本部長として転職するため、その際にPLCF改善プロセスが回っているかどうかを真っ先に確認し、弱い点があれば補強していきたい」
【資金調達】
「エクイティとデットはやはり別物、それぞれメリットデメリット活かしながら企業のステージに合わせて推奨していく。また、金融機関の交渉を成功させることがP-CFOとしての最大の売りである」
「実務ではシンプルにEquityと金融機関からのDebtの調達しかしたことがなかったので、創業初期の公庫や補助金の活用も含めて、学びを深めたい。資金調達は営業だと考え、理論だけではなく打席に何回立つかが重要だと考える。
今後、P-CFOとしてクライアントの資金調達をお手伝いする際は、やったことないなとか、ちょっとチャレンジングだなと思っても、まずは動いてみる・あたってみる、として打席に立ち続けるマインドを持ちたいと思う」
【全体について】
「これまで実務で担当してきたPL管理、資金管理、資金調達が、自分の中で一つ上のレイヤーでつながった。PL・資金繰り改善、資金調達の必要性を、自信をもって経営陣に伝えることができる気がします」
「PLCF改善と適切な資金調達への取組みは、いずれも経営者や経営幹部、そして各部門の理解を得て、巻き込んで行くことが重要であると改めて認識しました。今回講義で学んだ考え方、ツール、手法を念頭に『わかり易い』枠組みの提案や助言を心掛けます」
と、今回のテーマである「PLCF改善」と「資金調達」それぞれ、また全体の関連性を含めて、学びや今後への意気込みが挙げられていました。
さいごに
次回は特典講義「新規事業」となります。
パートナーCFOの講義として、一見意外に思われるかもしれません。ところが、たとえば創業社長とは突き詰めれば新規事業で会社を興した人です。パートナーCFOとしてのクライアント=経営者の理解や、ベンチャー・スタートアップの事業理解に活かせる内容でお届けします。どうぞお楽しみに!
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