2022年9月、パートナーCFO養成塾Day4開催しました
パートナーCFO養成塾第四期Day4を東京リアルクラス2022/9/17、オンラインクラス2022/9/15に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾Day4の概要
【P-CFO養成塾第四期 Day4】
日時:東京リアルクラス 2022/9/17 1330-1700
オンラインクラス 2022/9/15 1830-2200
内容:Day4「パートナーCFOの知識・スキルを知る②PLCF改善④資金調達」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
Day4の講義内容
Day4は「パートナーCFOの知識・スキルを知る②PLCF改善④資金調達」。
パートナーCFOとしての具体的業務のうち、クライアントの悩み事であり外部専門家としてとっかかりやすく、またバリューを発揮しやすいファイナンス分野(PLCF改善、資金調達)を扱います。
計5本の事前動画でインプットし、講義当日はワークショップでアウトプットの経験を積み、実践力を付けていきます。
Day4では特にフォーマットの共有が多くあり、PLCF改善や予実管理、資金調達にかかる資料(資本政策、事業計画書)、従業員向けの研修資料など、即活用できる20以上のフォーマットが共有されました。
■Day4事前動画「2 PLCF改善」
事前動画では、「PLCF改善の順番」や「PLブロック図を活用したPLCF改善ワークショップ」など、パートナーCFOが社外からPLCF改善に関わる際、具体的にどうアプローチするのかを解説していきます。
他にも、KPI設定にどう活かすのか、事業管理MTGで気を付けるポイントは何か、中小ベンチャー企業で投資家や金融機関、従業員に財務状況を共有する意味と具体的な方法についても、事例を交えつつ解説が続きます。
■Day4事前動画「4 資金調達」
「資金調達」と言っても、DebtとEquityでその対応は大きく異なります。両方を経験し、得意とする人はまれで、クライアントに対して自分だけで対応ができない場合は適切な専門家に引き継ぐ必要があります。
つまり、パートナーCFOとして大事なのは、それらの違いを分かったうえで適切な一次対応ができることです。
事前動画では、パートナーCFOとして資金調達をガイドできるよう、対金融機関、対VCそれぞれについて「資金調達までの具体的な流れ」「どんな関係者がいるのか」「経営者・CEOとCFOの役割分担」などについて確認していきます。
本講義で紹介される、DebtとEquityを網羅した「資金調達メニュー」一覧は、高森講師のオリジナル。受講生自身の理解が深まるだけではなく、実際のクライアントに見せて優先順位を考える際に活用出来る便利なツールの一つです。
■Day4当日の講義
講義当日は、前回同様Day3の振り返りと事前動画の内容の確認からスタート。
その後、前半はPLCF改善、後半は資金調達をテーマに、特に重要な論点の振り返りとワークショップでアウトプットをしながら進みます。
前半のPLCF改善パートでは、各グループで実在する会社を想定して「P-CFOとしてP/Lブロック図を用いて収支改善策を考える」という、収支改善のワークショップを行いました。
後半の資金調達パートでは、PLCF改善で取り上げた会社について、「資金調達戦略を考える」「金融機関・VCを開拓する」というワークショップを行いました。
受講生の声
受講生の振り返りからは、
【PLCF改善】
「PLCF改善は、KPIという言葉は知っていても実際にはKGIレベル+αぐらいでしか考えていなかったことに気付きました。もっと課題を分解して考えるように心がけます」
「資金調達案件の一発屋で終わらず、PLCF改善によりリピートもしくは関係継続に繋げられるのではという気がしております」
【資金調達】
「普段は資金調達といえば融資か補助金ぐらいしか眼中にないので、エクイテイファイナンスが印象に残りました。ベンチャーの社長と話すときには、資本政策も含めて頭を切り替えて対応したいと思います」
「DebtもEquityも実務経験があるものの、これまでは主に審査する側でした。調達する側を支援する場合は何かしら課題があるものと思い、数回だめでもへこたれないメンタルタフネスが必要なのだと心構えができたのが本日最も大きな収穫です。そういうものだと割り切って、経営者と共にへこたれず伴走支援したいと思います」
と、今回のテーマである「PLCF改善」と「資金調達」それぞれについて、学びや今後への意気込みが挙げられていました。
次回は特典講義「新規事業」となります。
パートナーCFOの講義として、一見意外に思われるかもしれません。ところが、たとえば創業社長とは突き詰めれば新規事業で会社を興した人です。パートナーCFOとしてのクライアント=経営者の理解や、ベンチャー・スタートアップの事業理解に活かせる内容でお届けします。どうぞお楽しみに!