2024年8月、パートナーCFO養成塾Day3開催しました
パートナーCFO養成塾第7期Day3を東京リアルクラス2024/8/24、オンラインクラス2024/8/22に開催しました!
※パートナーCFO養成塾の紹介ページはこちら。
養成塾Day3の概要
【P-CFO養成塾第7期 Day3】
日時:東京リアルクラス 2024/8/24 1330-1700
オンラインクラス 2024/8/22 1830-2200
内容:Day3「パートナーCFO足りえるスキルを知る」
講師:高森厚太郎氏(日本パートナーCFO協会 代表理事)
Day3の講義内容
Day3は「パートナーCFO足りえるスキルを知る」。
パートナーCFOと認められるには、パートナーCFOの業務知識のみならず、足りえるスキルが必要です。Day3では、パートナーCFO足りえるスキルとして、クライアントである経営者とのディスカッションのスキル、特にコーチングとファシリテーションを学びます。
事前動画で経営者とのディスカッションで必要なスキルの全体像や活用場面のイメージをインプットし、当日の講義ではワークショップを通してコーチングスキルなどを実際に体験し身につけていきます。
■Day3事前動画「9 経営者とのディスカッションスキル」
経営者とのディスカッション場面で良く聞く「コンサルティング、コーチング、ディスカッションパートナー」という言葉、これらはどう違うのでしょうか?
これら三者は別物でありつつ、実際の現場では混然一体として使うことが多いもの。そうした実態を踏まえて「何を目的とするか」「どの立場で向き合うか」を意識して使い分けられるよう、動画では違いが解説されてます。さらに、経営者へのコンサルティングに必要なスキルとマインドとして、「専門性」や「コミュニケーション力」を前提とした具体的な在り方や行動等も示されています。
さらに、動画にはP-CFOコンサルティングの流れやホワイドボードの使い方、コーチングのデモが収録されていて、経営者とのディスカッションイメージが膨らむよう構成されています。
■Day3当日の講義
講義当日は、前回の講義内容の振り返りと事前動画の内容確認からスタート。
特に事前動画については実践に向けて具体的な疑問や、特に気になっている明らかにすることで、各受講生がアンテナを立てた状態で講義が進みます。
講義の中で「経営者との面談で臆せずに接するためには、たとえアウェイな場であっても“ホーム”の場を創ることが重要。そして、今日学ぶ経営者とのディスカッションスキルが、その“ホーム”の場を創るヒントになるはず」と、活用場面や方向性について解説がありました。受講生からは「普段はコーチング・コンサルティングの違いなど意識していなかった。今回の講義で意識して使い分けられるようになりたい」という意気込みの声がありました。
メインの講義では、前半は経営者コーチング(T-GROWモデル)、後半は幹部ミーティングのファシリテーションを中心に進みます。
講義前半は事前動画の内容「コンサルティング、コーチング、ディスカッションパートナー」の三者の違いをおさらいしつつ、2つのワークショップを行いました。まずは「コーチングスキル」のワークで、コーチングスキルの有効性を体感していただきます。続いて2つ目の「T-GROWモデル」を使ったコーチング体験ワークを行い、実際にコーチングをする側・される側を経験します。コーチングを実際に体験することで、自分自身の傾向や得意不得意を知るきっかけにもなります。
講義後半は営業会議のケースをもとにディスカッションを行いながら、ファシリテーションのプロセスやポイントを確認していきました。
今回の講義では相互に話すワークが多く、リアル・オンラインクラスとも、活気あふれるワーク時間となりました。
さらに今回は復習としてコーチングのワークが設定されています。T-GLOWモデルを活用したコーチングスキルの腕を磨くべく、早速使う場面を持っていただきます。
受講生の声
受講生の振り返りでは、
「受講前は、コーチングは傾聴・質問・フィードバックなどのスキルが重要だと思い込んでいましたが、受講後に、クライアントとの信頼関係の構築、コーチングマインド、自己基盤などベースになる部分がより重要であると認識しました。特に、相手の中に答えがあると信じるという点が印象に残りました。コーチングスキルやファシリテーションを普段の仕事から意識することで、今までと違う形でコミュニケーションや議論を活性化できそうです」
「相手のスキル・マインドに応じて、コンサルティングをするか、コーチングをするか見極めるという点が印象に残りました。税理士業で顧問先の社長に会って話をする際にコンサルティング・コーチングの違いを意識して、コーチングの場であればT-GROWモデルを使って話をしてみようと思います。
コンサルティング・コーチング・ディスカッションパートナーはうまく使い分けて活用できれば相手の満足感を高めることができると思いますので、顧客満足度の向上につなげていきたいです」
「講義を受けて、相談を受ける際の対話や、会議に臨む姿勢が変わると思いました。 またT-GROWモデルを身に着けておくこと、ファシリテーターとして「仕掛け」のバリエーションを意識的に持っておくことで自信をもって対話や会議に臨めますし、どの立場か、どのプロセスかを的確に判断して対応できるようになれば、相手に安心感を与え、信頼も得られるようになると思いました」
「CFOの立場でクライアントへ価値を提供する技術として有効性、重要性を認識しました。コンサル、コーチ、ディスカッションパートナーの違いが曖昧だったので整理ができました
自分が整理できることで、クライアントに対して面談の質を高められると思います」
といった感想や決意が寄せられました。
さいごに
さて、次回Day4は本編その3「パートナーCFOの知識・スキルを知る ②PLCF改善④資金調達」となります。
2本立ててボリューミーですが、P-CFOとしては肝となる内容です。どうぞお楽しみに!