ミヤコまで遠く通って、いる

はじめまして。
ご縁を頂きまして、今回ふ純喫茶『ミヤコから遠く離れて、みる』に出演いたします、岡田望です。
出演者ブログリレー(?)も僕で2回目になりました。
どうぞよろしくお願いします。


おそらく僕を知っている方はこのページを見ている中でもごくごく少数だと思いますので、軽い自己紹介から始めてみたいと思います。
この写真を見ていただけるとお分かりになるかと思いますが、ざっとこんな人です。

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文字通り特異点な人です。
どこにも属さず自由にフラフラしています。
人に比べるとちょっと異質であると自認しています。
数学や物理学でいう特異点とはあまり関係ありません。
和歌山市に住んでいます。
地元でも活動していますが、最近は大阪での出演が多いです。


無名です。

知名度が低すぎるのでモグリを自称しています。
セクション関係なくスタッフ仕事もしているので、ほぼ何でも屋です。
袖に入ると出演者なのか裏方なのか分からなくなることがあります。
管理スタッフさんにも間違われることがあります。
色々な人に「大阪に住めばいいのに」と言われますが、いまだに和歌山に住むローカル民族です。
片道数時間かけて稽古に通う旅行的な日々を送っています。


映画が好きです。
小学生の頃から1人で映画館に入り浸り、親に叱られる日々を過ごしていました。
大学生になった頃は大阪にあった500円で見られるリバイバル映画館に入り浸り、学校にはほとんどいませんでした。
当時の映画館は各回入替ではなかったので、一日中いられる幸せな時代でした。


映画を見ていてボヤ騒ぎに巻き込まれたことがあります。
消防隊が突入して来た時は『デモンズ』かと思いました。
短絡思考です。


演劇を始めて大学へ行かなさに拍車がかかり、結果的に5年在籍して中退しました。
クズです。


Tシャツ好きなのもあって、普段は映画Tシャツを着ていることが多いです。
好きなデザインが独特すぎて何の映画かはあまり気付かれません。
ある時知り合いと飲んでいて(僕はお酒飲めません)、見知らぬお兄さんに「それ、〇〇のTシャツですよね!?」と言われ、気付いてくれる人がいることにちょっと喜びを感じました。
小さい人間です。
ちなみに身長も低いです。
座組内では最年長で身長は男子最小です。

最近はちょっと大人しくしてますが、特撮は大好きです。
上の写真のヘッダー画像は、『獣電戦隊キョウリュウジャー』の時の千葉繁さんです。
特撮に詳しくない方には僕自身と間違えられることがありますが、あくまでも千葉繁さんです。
僕ではありません。
僕だったらいいのに。
アイコン写真ではジャミラのTシャツを着ています。
ブレイブすぎる。
一人で特撮ヒーロー映画を見に行き、子連れの知り合いに会うと相手が気まずそうな顔をします。
偏見。

演劇を始める前、高校の後輩たちと全校生徒の前で仮面ライダーショーをやりました。
王道の菊池俊輔メロディーではなく、全編を自分が大好きなハードロックでやろうよと提案し、採用されました。
結果、ドッケンやガンズ・アンド・ローゼスで怪人が登場するショーになりました。
後で考えると明らかに劇団☆新感線の影響です。
メタリカ最高。


特撮好きが高じて悪の秘密結社の末端にいたことがあります。
その時に僕を見た一般市民の方の反応は「ちっさ!」でした。
悪の秘密結社でも最小です。


家出が常と言うのは、僕が芝居の稽古で大阪に通う中で終電を頻繁に逃し、ネカフェに泊まることが多かったり、コンビニの駐車場でダラダラしすぎて夜中に帰ることが多いからです。
車降りられない病&家帰りたくない病です。
今もコンビニの駐車場でこれを書いています。
部屋は腐海状態ですが、やはり家にいるのが楽ですし、最近は新型コロナウィルス感染症の影響でネカフェに泊まるのもやだなあと思っているので、なるべく家に帰るようにしています。
なのにこの間は終電を乗り間違えてタクシーで帰り、エグい金額を払いました。
うっかり人生です。


怪談や不思議な話が好きです。
自分が体験するのは嫌です。
怖いので。
なので、人から聞いた話をまとめて本にしたりしています。
本屋さんに行けば僕が執筆に関わった本が販売されています。
ひっそりそんな仕事もしています。
隙間に生きる人間ですが、壁と冷蔵庫の間にはいません。
壁女ではないです。
何か体験談があれば聞かせてください。


とても人見知りなので、初めてお会いする方とはやたら喋るかやたら黙るかの二択になります。
話しかけられるとそれなりに話します。
自分のことをやたらと話す時は人見知り故の歪んだ間の詰め方だと自己分析しています。
すでにこの文章が長いのもそのせいです。
隠れコミュ障。
なので、挙動不審です。
不審過ぎて買い物中に万引き犯と誤認されて、店員さんに威嚇されます。
切ない。
座組の皆さんはこれを読んだら、気軽に話しかけてください。
すみません。
お願いします。


はい。
ここまで全部前置きです。
おつかれさまでした。
そんな僕でも呼んでいただける舞台があれば、出演・スタッフ関係なくふわっと参加しています。
今年はこんなご時世の中、ありがたいことに多数の作品に関わらせていただきました。
ありがたい。


そんなわけで、ふ純喫茶『ミヤコから遠く離れて、みる』に出演いたします。

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ふ純喫茶の頭、ピンク地底人5号さんとはご無沙汰をしていましたが、コロナ自粛で引き篭もる中で5号さんの新作の試し読みをしようと言う機会があり、たまたま僕も参加したのですが、なんと本公演にも呼んでいただくことになりました。
ありがたいありがたい。


今回は(出演者全員が)高校生役を演じます。
なんとも。


僕自身高校生の子供がいても全くおかしくない年齢ですが、約20年振りの高校生役です。
が、未婚なのでもちろんそんな年代の子供がいるわけもなく、稽古に行く道すがらや仕事で見かける高校生たちを観察する日々です。
いや面白い。


俯瞰してみるとその当時はわからなかったことや、今はわからなくなっていることがいろいろ見えてきます。
いい歳になってもそんな年齢を演じられる事はとても嬉しく楽しいです。
ありがとう5号さん。


そんな今では遠い記憶になった高校生、高校時代のあんなこんなが、ただただゆるく描かれる作品になればと、親子ほど歳の離れた座組のみなさんと日々稽古に勤しんでおります。


人生は日々盛り上がらない山場のないドラマみたいなもんです。
振り返るとそれ自体がドラマだったりします。
そんな他愛のない(こともない)ドラマを、記憶を、この作品で思い出して頂ければ。


俳優は想像力と人生経験が命みたいなところがあると考えています。
ここに書いたこと、書かなかったことの経験が作品作りに生かせればなぁと思います。
僕は中身はまだまだ大人になれないダメ人間ですが、外見はそれなり以上におっさんです。
髪の毛ありません。
老けた若者か若作りの年寄りかわからないと言われます。
そんな僕が演じる高校生、どんなことになるのでしょうか。
外見的には無理があるとは思います。
5号さんの演出手腕と、共演者のみなさんとの相互リアクション←→アクションに期待したいと思います。


早割チケットの受付は11/8、来週月曜日までです。
まだまだ落ち着かない状況ですが、劇場でみなさまにお会いできますように。

それでは、また来週。



自己紹介、全く軽くなかった。


(了)

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