京都買います
最近は稽古でしか京都に行かない男、旅行者という名の魔女の宅急便、岡田です。
落ち込んだりもするけれど、わたしは元気です。
ふ純喫茶出演者ブログリレーも4巡目、一か月を経過しました。
早い。
作品作りは進んでいますが、僕自身は壁を見上げる日々です。
今回のブログのお題は、「作品の舞台である京都観光レポートか出演者紹介を」との指令を受けました。
昨日、日曜担当の江崎さんや他の共演者の皆さんもそれぞれ個人Twitterなどでフィールドワークの名のもとに観光の匂わせ?つぶやきをしておりますが、稽古に行くだけ状態の僕はまだまだ観光どころではないので、私見ながら共演者紹介を書き連ねることにします。
壁もハードルも高いな。
それでは五十音順に。
まずは江崎遥さん(ジャグリング・ユニット・フラトレス)。
当然左の方です。
稽古中は感染症対策で全員マスクをつけているので、実はまだ直接素顔を拝見したことがなく、座組メンバーのつぶやき写真にてお顔を拝見しました。
しかも稽古中のスナップなので、たまたま写った不思議な表情が印象的ですね。
お話の都合上直接芝居のやり取りをすることはほぼないのですが、帰り道が同じ方向なので雑なお話をよくします。
自称145センチという座組中もっとも小柄な方で、座組男子最低身長の僕が視線を落として話せる数少ない1人です。
加えて江崎さんは爆弾です。
役柄的にも普段の会話も、一見ふわふわしてるような印象を受けますが、稽古中に突然天然でえぐい爆弾をぶっこんできます。
なんの他意も悪意もなく。
役でなくともふわふわしている雰囲気なのに、言葉の端々になかなかのしっかり者っぷりをにじませています。
恐ろしい。
芝居の絡みが少なくて良かったのか悪かったのか、正直謎です。
今回は彼女の謎の踊りにご注目ください。
本番まで切られなければ。
あ、この間は柿を配っていました。
親戚か。
ふたりめは、河元ケンヂさん(爆劇戦線⚡︎和田謙二)。
後述する坂口弘樹さんに代わって合流されました。
自ら演劇ユニットを率い、ピッコロ演劇学校卒と言う経歴の持ち主。
僕が見る限り(まだ余り知らないので未知数ではありますが)、江崎さんと同じく一見天然のようでいてちゃんと計算で動いている方だなぁ、という気がしています。
そのせいか、芝居は爆弾のようですがちゃんと受け取りやすい爆弾なので絡みとしてはとてもやりやすい芝居を投げてくれます。
そういう点でもとても安心できる方です。
まあよくよく考えて調べてみたら、改名前に出演されてる作品を何本か拝見してるんですよね。
安心できるのも納得。
ちゃんと記憶を一致させろ健忘症め。
ご本人は「人見知りと後から合流と言うことでものすごく緊張」されているとのことですが、人見知りは僕も同じなので早めに馴染んで、色々と勉強させてもらいたいなぁと思っています。
お次は坂口弘樹さん(勝手にユニット BOYCOTT)。
残念ながら今回出演者としてはご一緒できなくなりましたが、役を離れても座組の大きな柱として残ってくださっています。
出演者じゃなくなった途端紹介から外すのもなんか悔しいので、ちゃんと書きます。
私情か。
もともと配役されていた役柄がへらへらとしつつも裏でいろんな面倒を見てくれるような役どころだったのですが、坂口さんもそんなタイプの方に見えます。
ふわふわと合間をかいくぐるようにいながらも必要な事はすーっと切り込んでくれるような方です。
役を外れたことで、より一層演出の5号さんの女房役のような立ち回りをしています。
ふ純喫茶のレギュラーとなるのも納得。
家では猫を飼っているそうです。
藤村さんとは何か兄弟っぽいです。
稽古中坂口さんの笑いが聞こえるとちょっと安心します。
稽古場では言ってませんが、坂口さんも密かに出演されているのを拝見しています。
続いては坪坂和則さん。
比較的巨人の多い座組の男性メンバーの中でもひときわでかい、まさに超大型巨人です。
昨日の江崎さんのブログの通り、坪坂さんと江崎さんが並ぶと最大と最小が並ぶ形になり、一体何の国なのか分からなくなります。
確か身長が188センチとお聞きましたので、おおよそ落差40センチですね。
プロレスや野球が好きだともお聞きましたので、その高さから投げられると終わりです。
ですが本人はいたって穏やかな方で気遣いのできる方です。
ちゃんと距離を計る兄貴的な方です。
進撃の巨人的に見るとベルトルトとライナーを足した様な方っぽいです。
個人的な印象です。
坂口さんと同じく猫好きでもあるそうです。
納得。
役柄と年齢(僕と1番歳が近い)のせいか、僕が一番よく話す方です。
干支が同じだからでしょうか。
つまり、一回りの年齢差ですね。
しかし油断は禁物で、いろんなところで静かに状況を見ながらツッコミどころを探しています。
坪坂さん曰く、「なんかしゃべった後に突っ込んでくれと言う顔をする」らしい藤村さんは突っ込まれまくっています。
僕はそれを、妙に出来上がった兄弟的な感覚だと思いながら眺めています。
若い人たちに囲まれていると自分が「気遣ってもらって話が通じている」ことを忘れがちになるので、その辺りは見習いたいです。
そんな兄貴とおっさんがひっそり見つめているので、20代チームは元気に暴れてください。
まあ、あんまり家族的な見方をすると僕は親父か爺さんか、となりますし、なるべくならよくわからん親戚のおっさんくらいがいいのかな、と。
またも親戚。
坪坂さんも先に出演作を拝見していた方です。
そうやって考えてると、モグリ俳優の僕は緊張感マシマシです。
五人目は藤村弘二さん。
藤村さんは非常に真面目な方なんですが、その微妙な弟キャラ感でやたらといじられています。
普段だったら年齢関係なくいじられるのは僕の役割になることが多いので、昔の自分を見ているようで時々申し訳ない気持ちになります。
これは僕をいじってくれ発言ではないので、そこは特に座組メンバー各位は誤解のないようにお願いします。
藤村さんは、見ていると坪坂さんとほんとに兄弟感が強くて笑ってしまいます。
先に書いた様に「突っ込んで下さい感」の溢れっぷりが凄いです。
しかも狙いでなく天然の様です。
なんだこれ。
天然だらけじゃないか。
作中で僕が藤村さんの腹に物を置く、という場面があるんですが、意外としっかり鍛えてました。
なんだか牙を隠しているようです。
僕の腹はぷよぷよなので、そこは似ていません。
お次は益田萌さん。
坪坂さんが兄貴なら益田さんは真面目なお姉ちゃんな印象です。
二人ともみんなを引っ張る様なタイプではない様にみえますが、あえて言えば、真面目さ故抱え込む次女タイプといいますか。
それを言えば坪坂さんも次男タイプかもしれません。
何本か出演作を拝見したりどこかの公演に関わっているのを拝見したりの印象では『メガネの女の子』的な印象でしたが、普段はコンタクトなんだそうです。
そういうところも不思議とお姉ちゃん印象を強めているのかもしれません。
こんなご時世なので、メガネ+マスクの日はほぼ顔が見えないほど覆われています。
顔、ちっちゃいです。
僕も全身スモールサイズですが、この差はなんなのか。
張り合おうということが絶対的に違うぞ。
じじい。
益田さんは甘いものが好きなんだそうで、腹を壊すほど際限なく甘物を食べる僕が見ていても感心するほど甘物を隠し持っています。
最近見掛けることが多いのはみたらし団子です。
僕は隠す前に食べ尽くします。
今回のブログ企画から益田さんが外れているのは、YouTubeでの『ふ純喫茶ラジオ』を担当されているからです。
こちらも是非お聴きください。
作中では僕にヒドイことしたりされたりしますが、折れずに頑張ろうと思います。
主に僕が。
お次は海国りんさん(第三劇場)。
元気です。
なんと現役大学生とのこと。
先のブログでちらっと触れましたが、僕の甥とほぼ同い年のようです。
甥と同い年……。
つまり、冗談抜きで僕と親子ほどの年齢差があります。
そんな方と共演するとか考えると、おれは何をしてるのかと人生の反省モードに落ちてしまうので考えないようにしています。
そう言いつつも、海国さんの出演作も見ていました。
怖い歴史こわい狭いセカイ狭い。
元気な海国さんですが、こんなじじいが騒いでいる(役!!)ためか、出番のないときはとても大人しく見ています。
なんだか申し訳ない気分です。
こんなとこが藤村さんと似ていると勝手に思う理由です。
藤村さんすみません。
海国さんは役も元気です。
残念ながら作中で僕との大きなやり取りはないのですが、まずは演出が笑い死ぬくらい弾けてほしいなと、稽古場の隅で思っています。
ほんま田舎のじじいみたいになってきたな。
「…あの森には入っちゃいかんのじゃ……」みたいな、いわくがありそなじじい。
黙れよ。
ラストは瑶さん(劇団洗濯氣)です。
なんと海国さんと同じく、現役大学生とのこと。
先のブログでちらっと触れましたが、僕の甥とほぼ同い年のようです。
甥と同い年……。
つまり、冗談抜きで僕と親子ほどの年齢差があります。
そんな方と共演するとか考えると、おれは何をしてるのかと人生の反省モードに…(
いい加減じじい構文はやめろ。
瑶さんは、不思議な役をします。
僕を張ったおします。
そのたびに「すみません、大丈夫ですか?」と聞いてくれます。
今回の『ミヤコから遠く離れて、みる』のフライヤーイラストは瑶さんが担当されました。
僕の役柄は空っぽの布団です。
文房具が好きらしいです。
甘物を食べ過ぎる文具マニアの僕がいろいろ聞くと、ちゃんと答えて貰えるのでありがたいです。
稽古場ではよく似顔絵を書いているのを見掛けます。
ガン見するのもアレなのでチラ見程度にすると、共演者の似顔絵のようです。
千穐楽までには見せてもらえたらな、と稽古場の隅で思っています。
じじいしつこい。
そんなメンバーたちと、お届けします。
どうか、しっかり眠って、体力を蓄えてお越しください。
公演情報
チケットご予約
上でも触れましたが、出演者の坂口弘樹さんは降板し、新たに河元ケンヂさんを迎えての上演となります。
ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。
予めご承知おき頂きますよう、よろしくお願いいたします。
……あと、書いている間に日が変わったので辱めが待っていると思います。
生きよう。
(了)