ミライを照らし続ける魔法 ~ボカロP愛天下一武闘会2023秋 楽曲紹介~
*サムネイルは『トゥー・ユー・グリーンライツ』より引用
はじめに
殆どの方は初めまして、一般ボカロリスナーの燐(りん)です。
TwitterことX(@p_15_rin_ry)でアホな事言ってたり、ボカコレの時に全曲チェッカーしてみたり、Kiite Cafeというところで回ったり叫んだりしている奴です。
このノートはDJ知識0のオタクが、とある曲にやられてDJを始める事を志してから初現場を終えるまでの物語です。
大仰に言ってるけど要は「自己満感想文(&セトリの楽曲紹介)」です。
オタクが感情のままに書き殴ってるだけなんで、生暖かい目で見て頂ければ幸いです。
多分くっそ長くなる上に自語りも多めになっていると思うので、時間が無い方は目次から「セトリ&mix公開」と「最後に」だけでも見てやってください。
また、このノートは前回参加者であるB,F氏が作成したセトリ解説noteをパクって参考に書いています。
但し、あちらが激重愛憎文なのに対して、こちらはただのオタクの楽曲紹介です。落差が凄まじい。
「俺も書いてみて~!!」という単純な気持ちの初ノートなので大目に見て頂ければ幸いです。
ボカロP愛天下一武闘会
そもそも何そのイベント?
タイトルにもある「ボカロP愛天下一武闘会」ですが、こちらは96ZUMMER(@96ZUMMER)氏が主催する「1DJ/1Pの楽曲縛り」で愛をぶつけ合うボカクラです。
完全公募制で各ボカロPへの"愛"を持ったDJしか参加していないので激重現場確定です。死人が出るぞ。
では、2フロアで10時間に渡り開催されるこのイベントの参加者と担当ボカロPを見てみましょうか。
はい、名立たるボカロPの名前しか見えませんね。
30人のDJが自分の愛するPの楽曲をぶつけ合います。もはや戦争。
そしてこの中に初現場の初心者DJが紛れ込んでいます。そう、自分です。
初現場、そして
そんな訳で今回「Omoi楽曲オンリーDJ」でデビューを果たしました。非常に光栄の至りです。
しかしそうなると怖いのがTT(タイムテーブル)ですね。
いきなり1番手とかで緊張しまくってるのも好ましくないし、トリとかやろうものなら多分緊張だけじゃなくて不安で潰れます。
でもまぁ応募フォームでしっかり初心者宣言しているし、96ZUMMER氏もその辺考慮してTT組んでくれているでしょうからね。1回確認してみましょうか。
は????????????????????
2F〆なんですけど????????????????????
ズマさん何やってんの????????????????????
……失礼、取り乱しました。
こんな感じで初現場で2Fトリになってました。何故。
かつて燐少年が精神をズタボロにして挑んだ受験よりも圧倒的に大きいプレッシャーの中、ボカロP愛天下一武闘会2023秋開催です。
セトリ&mix公開
「開催です。」って言ってもこのノートが公開されているのはイベ終了後なんですけどね。
とりあえずセトリと事前に収録しておいた再現mixがこちらになります。
自分が現地点で修得している技術と現存する音源化済みボカロ楽曲で「最大まで盛り上がれる」かつ「繋ぎやすい(ミスしにくい)」セトリを考えたらこれが最善という形に落ち着きました。
楽曲紹介と解説を下の方に用意しておくので、気になった楽曲だけでも読んでみてください。いや読んで。
Omoiについて
ここでオタクの推し紹介のターンです。
今回のボP愛で自分が担当させて頂いたのは、皆様ご存じOmoi(@Omoi3965)です。
代表曲に「テオ」「グリーンライツ・セレナーデ」「君が飛び降りるのなら」などを持つ、Sakurai氏とKimura氏の2人組ユニット。
疾走感あふれるシンセを用いたロック曲を得意とし、過去にはマジカルミライ2018や超ボカニコ2019のテーマ曲も担当した実力派。
現在1曲を除いてすべての投稿曲が殿堂入り(残り1曲も現在9.1万回再生)のとんでも実績も持っています。
……ぶっちゃけ有名すぎてそこまで説明要らないでしょうし、ここは簡潔に行きます。
初現場に至るまでのお話
ここからは自分がDJを始めるまでのお話をさせて頂きます。
語ると長いので箇条書きです。
ボカロリスナー活動に勤しむ中、10thメモリアルCDの「トゥー・ユー・グリーンライツ」を聴いて号泣。「少しでも曲を広められる側の人間になれるようになる」ことを決意。
FFがやけにDJデビューしているのに便乗して誕生日にDJコンを購入。形上DJデビュー。
たまたまTLに流れてきたボカロP愛の公募を眺めていたら過去2回で誰もOmoiを希望していなかったことを知り参戦を決意、酒の勢いで締め切り直前の応募フォームに怪文書を叩き込む。
ズマさんごめんなさい。まさかの採用で初現場決定。DJ歴4ヶ月なのに2F大トリ。
はい、スピード感が凄まじいですね。
特に2~3の間は半月も経ってません。後先何も考えてねぇだろこいつ。
因みにOmoiで参加した理由はこれを見て頂ければ納得してもらえると思います。
気合で勝ち取ったクリエイターサポートのNo.000001&マジミラの戦利品である大量のグッズたちです。
ファンとしての熱量はこの画像から感じ取っていただけるかと思います。
とりあえずDJを始めようか悩んでいる方は、この馬鹿猪突猛進野郎を見て「何も考えてなくてもとりあえず何とかなる」ということを知って頂きたいです。
知識0でも何とかなります。俺は何とかなりました。みんなもDJデビューしよう。
楽曲紹介(とセトリ解説)
さて、若干話がズレたりしましたが、ここからが本命の楽曲紹介です。
今回使用した27曲に加え、今回のセトリで使用できなかった曲を含めた計39曲の簡単な楽曲紹介(と時々セトリ解説)を以下に書き綴ります。
気になった楽曲があれば是非フルバージョンを視聴してください。あわよくばOmoiにハマって布教の手伝いをしてください。
ば の付く歌 ~君が飛び降りるのならば~
1曲目はOmoiの代表作の1つにも上げられる「君が飛び降りるのなら」のセルフアレンジ「君が飛び降りるのならば」です。
「君」の飛び降りを説得するかと思いきや「僕」も一緒に飛び降りようとするの硬い絆が垣間見えつつも、結局ズルズルと飛び降りを延期する2人の様子を描いた「なんだかんだで前向きな1曲」です。
MVは「テレキャスター・ビーボーイ」でお馴染みcoalowl氏です。あのよく分からん饅頭が可愛いんだ。
絶対の歌 ~君が飛び降りるのなら~
1曲目はそのまま原点回帰して「君が飛び降りるのなら」です。
「ならば」と歌詞の違いを聴き比べてみると些細な違いを感じ取れて面白いと思います。個人的にはやはりアレンジ元であるこっちを先に聴く方がおすすめ。
4日間で完成させたというとんでもない制作過程を経た曲だったりします。
1,2曲目がこの2曲であったことは早い段階から決めていたのですが、どちらを先に持ってくるかをずっと悩んでいました。
最終的に「原曲→セルフアレンジの流れ」よりも「最初に咳払いしてるミクさん可愛いよな」が勝ったので「ならば」を先に流しました。
[番外編1] 物語の始まり ~Instrumental~
いきなりの番外編ですが、今回使用できなかった楽曲その1~3「雪化粧」「前方確認」「オンユアマークス」の紹介です。
1st~3rdまでの各アルバム1曲目に収録されているこれらのインストは、一言で表現すると「2曲目の拡張版イントロ」です。
雪化粧からスノウドライヴ(01.23)へ、前方確認から全速力協奏曲へ、オンユアマークスから奇跡さえもへ、連続して再生すると物語の始まりを彷彿とさせるイントロへと変貌を遂げます。
これら3曲はアルバム限定曲なので、是非各種配信サービスで連続再生してみてください。
不採用の理由は「セトリの都合」です。各曲の前に流したり、どれか1つを1曲目に持ってくることも考えたのですが、繋ぎの都合でお蔵入りとなりました。
擬装の歌 ~オーネヘルツ~
番外編から戻って来て3曲目は「オーネヘルツ」です。
Bメロで一旦落ち着くのが何ともエモい1曲です。
因みに「オーネヘルツ」はドイツ語の「ohne Herz」(心の無い)から命名されています。
感情の無い様を想像しながらこの曲を聴くとまた違った見え方ができるかも。
遠望の歌 ~螺旋飛行~
4曲目は「螺旋飛行」です。
個人的にはイントロのピアノから一気に盛り上がる部分と歌詞に合わせて背景の時間帯が変化する部分が好きです。
あの曲と連動している感ほんと良い。
あとミクさんのツインテールが螺旋状になってるのもgoodポイントです。
因みに本来のラスサビは「テオ」の「離さないでよ」からのメロディだったという経歴を持ちます。
拒絶の歌 ~アンリアル黙示想~
5曲目は「アンリアル黙示想」です。
このノートの執筆中に20万再生を達成しました。おめでとう、ありがとう。
サビで「仕合わせ」って言っているんですけど、これは幸せじゃなくて「為(し)+合わす」でめぐり合いを意味しているんですよね。
"拒絶"と合わせて悲壮感がとんでもないことになる。
因みにAメロ辺りで燐さんが何か指を動かしている事に気が付いた方がいるかは分からないんですけど、さりげなく歌詞に登場している星座のシンボルを書いてました。プチアピールポイントです。
In honor of NayutalieN ~スティールユー~
6曲目は前作から1年3か月ぶりの新曲となった「スティールユー」です。
まさかの#コンパスに参戦。引退したとはいえ元コンパス民だったので参戦PVを眺めていたんですけど、途中で気が付いて泣いてました。
この曲だけ"〇〇の歌"と付いていませんが、「In honor of NayutalieN」は直訳で「ナユタン星人に敬意を表して」という意味になります。
曲を聴いた方は大体感じ取ってると思うんですけど、ダンスロボットダンスのオマージュが山盛りなんですよね。
これはモチーフキャラクターのBugdollがダンスロボットダンスのモチーフキャラクターであるVoidollと対を成しているからだったりします。親和性◎。
告発の歌 ~過去形にできますか~
7曲目はちょっぴり切ない自分には無縁な失恋ソング「過去形にできますか」です。
……ごめんなさい、Omoiの歌詞で唯一共感することができない曲です。魔境高専出身の自分からしたら直視できないほど眩しいアオハルな1曲。
歌詞が完全に物語なので全部流したかったけど、時間の都合で泣く泣く1番のみの採用でした。
でも1番だけだと片思いソングなんですよね。タイトル回収もラスサビなのでどの部分を流すかをずっと考えてました。
結論は「1番だけ流すから2番以降は君の眼で確かめろ!」です。みんなMV見てください。
嘆願の歌 ~新訳 ねぇウィリアム~
8曲目は現在の投稿動画で(表記上)唯一の初音ミクV4X Dark歌唱である「新訳 ねぇウィリアム」です。
セルフアレンジ元の「ねぇウィリアム」と比べると全体的に暗めでより深く引きずり込まれる感覚が凄まじいです。
歌詞に登場する「ウィリアム」と「賢治」はそれぞれ「ウィリアム・シェイクスピア」と「宮沢賢治」を指しているようです。何故この2人がピックアップされているかを考察するのも1つの楽しみ方ですね。
[番外編2] とまどいの歌 ~ねぇウィリアム~
ここで今回使用できなかった楽曲その4「ねぇウィリアム」の紹介です。
「新訳」と違い通常ミクさんの歌唱なので比較的明るめ、歌詞の重さは変わらず。自分は気分でNicoBoxボカコレアプリで聴きに行ってます。
不採用の理由は単純に「音源化されていないから」です。配信切望。
もう何連敗しているか分からない戦いの歌 ~チケット当たってください音頭~
9曲目はpiaproから「チケット当たってください音頭」です。
タイトルはふざけ切っていますが、当時のツイート内容からはこの曲に懸ける熱意が伝わってきます。
ごめんふざけてたわ。
これでも一応マジミラ2019の公募楽曲です。Kimuraさん曰く「こんな曲聴いてる暇あったら他の素敵なコンテスト応募曲を聴きましょう!」だそうです。何ならSakuraiさんは「すみませんでした。」と謝罪までしてたりします。
おまけに同ブックレット内では「1日で完成させた」とまで発言しています。神々の戯れかよ。
殺戮の歌 ~チット・チャット・マーチ!~
気を取り直して10曲目は「チット・チャット・マーチ!」です。……殺戮って何だっけという感じの可愛らしい1曲です。
なじょさんのイラストも相まってOmoiの楽曲でも1,2を争う可愛いMVに仕上がっています。これが殺戮なのかは分からない。
個人的には転調してから(00:59~)をもっと使いたかったんですけど、時間や繋ぎの都合で泣く泣く割愛しました……無念。
でもホイッスルを吹くのは楽しかったです(小並感)。
秘匿の歌 ~ミスリード・ミスリード~
11曲目は「ミスリード・ミスリード」です。
「グリーンライツ・セレナーデ」の次作なのでここぞとばかりにTLで布教しまくったのを覚えています。
個人的にはラスサビの一気に盛り上がる部分が好き。
きっと「あっそう!」を筆頭とするコールで沸き上がったと信じています。そのためにわざわざイントロから流しました。
探求の歌 ~全速力協奏曲~
12曲目は記念すべきOmoi初殿堂入り楽曲の「全速力協奏曲」です。
mix中では使用していない(できなかった)んですけど、ラスサビ前の「寂しさ集めて翼を 作るのが得意なのさ もし君も余ってたら ちょっとくらい分けてよ!」という歌詞が凄く好きなんですよね。Omoiの優しさに満ち溢れている。
開放の歌 ~WAA!!!!~
13曲目はニコニコ超パーティー2018でも演奏された「WAA!!!!」です。あのテオからの繋ぎやミクリンルカテトの学生バンド映像大好きなんで何とかして映像を再公開してもらう訳には行きませんかねドワンゴさん。
これも歌詞にOmoiの優しさが詰まっているんですけど、2番サビで「何をしても上手くいかないなら せめて笑ったままでいよう……って!」というありきたりな歌詞に「ごめんね よく聞いてもないのに そんな簡単なはずないよね」と繋げる優しさ。これだけで1時間は語れる。
これも開幕の「わぁーっ!」を叫ぶためにイントロから使用しました。
一緒に声を出してくれていたら自分が嬉しいです。
[番外編3] 唯一の提供曲 ~ハートアタック feat. +α/あるふぁきゅん。~
中盤戦突入前に今回使用できなかった楽曲その5「ハートアタック feat. +α/あるふぁきゅん。」の紹介です。
CHUNITHM AMAZONへ提供された現在Omoi唯一の提供曲です。
BPM225、譜面定数は14.4(CHUNITHM SUM PLUS地点)とそこそこ難しめの譜面となっています。
歌唱担当の+α/あるふぁきゅん。(@alfa10alfa)さんはニコニコ発の歌い手で今年活動10周年の大物です。通常の歌ってみた動画だけでなく、クプラさんとの「ウザさMAXでコラボってみたったwwwww」でご存じの方も多いかと思われます。
この振れ幅よ。
「ウザさMAXでコラボってみたったwwwww」シリーズは原曲崩壊ってレベルじゃないのでご視聴の際は温厚なお気持ちでご覧ください。
不採用の理由は「ボカロ曲じゃなかったから」です。ボカロオンリーで統一しようとしたが故に組み込む隙が無かった。
夢の歌 ~ラストナイトワルツ~
14曲目はOmoi唯一の三拍子楽曲である「ラストナイトワルツ」です。
ワルツ調でもOmoiの激つよシンセは健在の1曲。
イントロでしんみりした曲かと思いきや「Let's go!」でちゃんと勢い出してくるの好き。
元々はSakuraiさんが所属していたバンドに書き下ろして、諸事情で没になったサビ部分を引っ張り出してきたものだったりします。
セトリ作成においては完全な問題児でした。4→3拍子の繋ぎ方とか全然分からなかったので。
最終的に「リバーブかけてエフェクターかけながらボリュームフェーダー下げる(原文ママ)」というテクニックを教わったので、雰囲気のリセットを兼ねて中盤に流しました。
願望の歌 ~アンドロメダ迄一瞬で~
15曲目はクラシック界からの参戦「アンドロメダ迄一瞬で」です。
クラシカル
イントロで察したクラシック好きの方もいるかと思いますが、原曲はJ.S.バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。
故に概要欄では『曲 : J.S.バッハ / Omoi』と記載されています。
昔から「ボカロとバッハは相性が良い」って言われてましたからね。ばっはばっはにしてやんよ。
何気にセトリ作成ではラス1の次に決まった繋ぎだったりします。
イントロが3拍子だったのでラストナイトワルツから繋ぐしかないとずっと考えていました。
実際、この曲のおかげで無理なく4拍子に戻せたので非常に感謝してます。そして、ここからは精一杯の歌詞繋ぎ3連荘です。
『君が二度と 暗闇に迷わないように!』
糧の歌 ~いつかこの火が消えるなら~
16曲目は今回の隠れた名曲枠「いつかこの火が消えるなら」です。
現在唯一のOmoi未殿堂入り楽曲、もっと評価されるべき。
自分は聴くたびに泣いてるし、何なら歌詞を読んだだけで泣く体質になってしまいました。誰か助けて。
「過去形にできますか」と同じく歌詞が完全に物語なので全部流したかった曲です。
フルバージョンを聴きに行ってくれ。そして泣け。
『凍えてるあの子の手を取って 独りの夜を照らす火を分けてあげよう』
決意の歌 ~火の玉をあなたに~
17曲目は歌詞繋ぎ3連荘の〆「火の玉をあなたに」です。
音圧に定評のあるOmoiの楽曲の中でも特に音圧の強い1曲としてファンの中では有名です。
イントロで怒涛の赤文字がひしめいている様子からも(音)圧が伝わってくるかと思います。
歌詞繋ぎとしては『この鼓動を 受け止めてよ 火の玉をあなたに!』で〆となります。
くっつけると『暗闇に迷わないように独りの夜を照らす火の玉をあなたに!』ですね。MVの女の子にあげている火が大きくなっちゃった。
"照らす"関係で繋げようとしてセトリのバランスも考慮した結果なんとかねじ込み事が出来ました。
更にここで文脈繋ぎを発動します。
『さあ反撃だ!』
反撃の歌 ~突撃前夜のダンス~
18曲目は自分の旧Omoi1選こと「突撃前夜のダンス」です。
ラスサビ前の静寂から一気に畳みかけるの好き。
ここで「何かセトリの時と音が違わないか?」という違和感に気が付いた貴方、Omoiオタクの素質○です。ちょっとこっち来い。
「突撃前夜のダンス」はMV版とアルバム版で内容が若干異なります。つまりセルフアレンジです。これはBOOTHの「ナイトコンフェッション」販売ページを見れば一目瞭然です。
2016年頃に作り直しを匂わせていましたが、3年越しの回収となりました。
なおMV版は不採用曲その3なのですが、理由は「音源化されていないから」です。突撃前夜のダンス、お前もか?
文脈繋ぎの方ですが、「さあ反撃だ!→反撃の歌」はかなり点数が高いと思います。完全に自画自賛です。
他にもセトリの都合で不採用だった文脈繋ぎはたくさんあるのですが、唯一使用できそうだった「奇跡さえも(ラスサビ)→螺旋飛行(飛行繋ぎ)」は、「「まっすぐ飛ぼうか」の後に「螺旋飛行!」は主張が破綻してるだろ」という冷静な分析で却下と相成りました。
文脈繋ぎって難しい。
[番外編4] 数々の名曲をアレンジ ~Synth Rock Cover~
終盤突入前に今回使用できなかった楽曲その6~12「Synth Rock Cover」シリーズの紹介です。
あの名曲をOmoiがシンセロックにアレンジ、セルフアレンジでも発揮しているカバー力が輝いています。
気になる楽曲があれば是非とも聞きに行ってみてください。
-ERROR / niki feat. Lily)
小さな恋のうた / MONGOL800
UFO / ピンク・レディー
前前前世 / RADWIMPS
負けないで / ZARD
アララの呪文 / ちびまる子ちゃん with 爆チュー問題 (YouTube限定)
勇気100% / 光GENJI (現在非公開)
これらの不採用の理由は「オリジナル曲だけでセトリを組みたかったから」というのもあるのですが、案の定「音源化されていないから」が1番の原因です。もういいってこのパターン。
不屈の歌 ~テオ~
19曲目はOmoiを語るうえで外せない超有名曲「テオ」です。
知名度を一気に上昇させ、マジカルミライのテーマソング担当への道を切り開いたまさに「Omoiを変えた1曲」です。
このノートの執筆開始直前に780万再生を突破しました。神話入りも現実味を帯びてきてファンとして嬉しい限りです。
「WAA!!!!」と同じくニコニコ超パーティー2018で演奏されたのですが、その際は何とミクレン ver.でした。だから動画化してくれってドワンゴさん。
また、今回のセトリでは「テオ (2021)」を使用しました。
こちらは他のセルフアレンジと違い、「Project DIVA MEGA39's」に収録される際に若干の手直しを加えたバージョンとなっています。なので若干音質が良いです。
当然フル尺の使用です。当たり前だよな。
反故の歌 ~帝王教育~
20曲目は「帝王教育」です。
1曲で3曲聴いているかのような満足感、もはや全てがサビの1曲。
個人的には前半部分のギターが好き。
「テオ」と「てーおー教育」でかけてます。
嘘です今思い付いたので適当言いましたごめんなさい。
実質3曲なのでフル尺にしたかったのですが、時間の都合で開幕部分のみの採用です。
40分が短いって何回言えばいいの俺。
雄飛の歌 ~奇跡さえも~
21曲目は「ニコニコ超会議2019 超ボカニコ2019 supported by 東武トップツアーズ」テーマソングでもある「奇跡さえも」です。肩書なっが。
再生時間が03:09な点にも愛を感じますね。
因みに「雄飛」には「勇ましく盛んに活動すること」という意味があります。テオからの勢いが現れているかのような力強さが伝わってくる1曲です。
終結の歌 ~ファイヴ~
22曲目は「ファイヴ」です。
個人的にOmoiの曲でトップクラスに刺さる歌詞の1つである「本当に伝えたいのは [あ]から始まる5文字だけ!」が入ってる1曲。あえて明言せずに濁すってのが良いんですよね。
セトリ的には「終結の歌」でラス1選出や、歌詞の雰囲気に合わせて「いつかこの火が消えるなら」と合わせる事も考えていたのですが、絶対外せないオーラスと歌詞繋ぎに挟まれて霧消しました。いつかリベンジします。
1月23日の歌 ~スノウドライヴ (01.23)~
23曲目は処女作のセルフアレンジ「スノウドライヴ (01.23)」です。
「1月23日に起きた"何か"が題材」と巷で噂されているこの曲ですが、海外ではテオと同レベルの人気を誇る国内ではまだまだ伸びしろいっぱいな1曲。
また、彼らにとっては「一番大切な曲」とまで言わせる1曲だったりします。
実は幻の3作目が誕生するはずだったりしました。
話題が尽きないんですよこの曲。
[番外編5] 雪の日の歌 ~スノウドライヴ~
そのまま今回使用できなかった楽曲その13にしてOmoiの原点「スノウドライヴ」の紹介です。
「スノウドライヴ (01.23)」の紹介で"何か"と発言したのですが、こちらはSakuraiさんの祖父の御命日ではないかという説が有力とされています。
現在は削除されていますが、殿堂入り達成時に天国の祖父へ感謝を伝えるツイートをしていたことからこの説が有力視されている訳です。
あくまでも考察の1つなので、真実はOmoiだけが知っています。
「じゃあ何で6月投稿なんだよ」という意見については、「冬にリメイクする予定だった」とかつてブログで明かしています。
不採用の理由はお察しの通り「音源化されていないから」です。そろそろ泣くぞ。
確信の歌 ~キミの全てを見せてよ~
24曲目は豪華4人歌唱「キミの全てを見せてよ」です。
何気にGUMIがボーカルとして登場している唯一の曲だったりします(コーラスとしては色々参加)。
イラスト担当はMETEORでお馴染み松田トキさんです。
オーラス前に「派手にBPMを上げてクライマックスを演出したい」と考えていたのでBPM255で4人歌唱のこの曲が最適だと判断しました。
実質エンディングです。
寄り添う歌 ~グリーンライツ・セレナーデ~
25曲目は皆様ご存じ「マジカルミライ 2018」テーマソングである「グリーンライツ・セレナーデ」です。
先日の「ニコニコユーザーが選ぶ!初音ミク16周年楽曲ランキング」では、マジミラテーマ曲として最高順位の8位になるなど、ファンから圧倒的支持を集める1曲です。
もはや伝説の「ライブでの歌詞変更演出(Magical Version)」は作詞時から考えていた演出だった模様。
『不変のAT1選』としてオーラスに持って来て、自分の全てを変えてくれたマジミラ2018を再現する予定でした。
"あのツイート"がやって来なければ。
[番外編6] Omoiオンリー(大嘘) ~愛されなくても君がいる~
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 唐突なレギュレーション違反 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
26曲目はピノキオピーの「愛されなくても君がいる」です。
……Omoiオンリーって何だっけ?
通常であれば問答無用でレギュ違反ですが、勿論この選曲にもOmoiが関係しています。
事の発端はマジカルミライ2023終了後のOmoiのツイートです。
開催まで1週間を切った頃に職場で「「グリーンライツ・セレナーデ」のインストと「愛されなくても君がいる」をMIXすれば再現できるぞ」ということに気が付いたので使用することにしました。初心者DJ故に気が付くまでにかなり時間がかかってしまいました。
欲を言えばハイトーンまで再現したかったけど、流石に技術力が足りなかったのでそのままMIXしました。いつかリベンジします。
因みに事前に主催へ確認を行ったところ「マッシュアップの範囲なのでOK」と許可を頂いたので実際は合法です。合法レギュ違反です。
信じあう歌 ~トゥー・ユー・グリーンライツ~
レギュ違反(合法)を挟みながらも27曲目、初現場を締めくくった最後の1曲は「トゥー・ユー・グリーンライツ」です。
グリーンライツ5年越しの後日譚にして自分がDJを始めるきっかけとなった曲です。
発表当初は10th記念盤特典のメモリアルソングCD『Hatsune Miku "Magical Mirai" 10th Anniversary Compilation「MIRACLE SONGS」』のみに収録された激レア音源だったのですが、「グリーンライツ・セレナーデ」5周年に合わせてMV公開、更に「光が灯るまで (増補版)」への音源収録で多くの方が聴けるように最大限の配慮をしてくれました。神かな?
自分はいち早くメモリアルソングCDで聴いていたのですが、号泣しすぎて手元に置いてあった提出用のプリントが見るも無残な姿に変貌してしまったことを今でも覚えています。F尾教授ほんとすみませんでした。
この2曲については、今年のマジミラで頒布された「光が灯るまで (増補版)」付属のブックレットを読んでもらうのが1番手っ取り早いです。この曲に込められた想いは自分だけで全て伝えきることはできません。このノートが2万文字ぐらいまで行っても良いなら多少はお伝えできると思うんですけど流石に長文が過ぎるので自重します。
購入していない方は今すぐ身近の持っている人を探してください。何なら俺に声をかけろ。貸すから。
セトリでは「セレナーデ→トゥー・ユー」で繋げました。
例えボP愛でなくても、初現場では必ずこの組み合わせで〆ると固く誓っていました。結果としてこの舞台でやらせてもらえたので最高だったんですけどね。
「トゥー・ユー→セレナーデ (Magical Version)」もそのうち採用してみたいとかひそかに考えています。
また、今回は「グリーンライツ・セレナーデ(Magical Version)」とMIXを行い「トゥー・ユー・グリーンライツ (Magical Version) (仮称)」として使用しました。
ラスサビの裏でセレナーデの歌詞が流れていたり、「新たな物語 始まる舞台へと!」のロングトーンと〆がMagical Version風になるように繋げたMIXです。
Omoi、そしてAT1選への"愛"に乗せて叩きつけた「DJだからこそできる"グリーンライツ"」、今の自分が出せる全力です。
どうか皆さんに想いが伝わりますように。
最後に
はい、楽曲紹介&セトリ解説に1万文字以上使いました。これでもだいぶ抑えたつもりだったんですけどねー。
URL等の文字数も含んでいるとはいえ、もう少し簡潔に書くべきでした。
反省はしてません。むしろもっと書きたかった。
あと一部注釈を除いてここまで書いてるのは、実は"ボP愛開催前日"の燐さんです。
「トゥー・ユー・グリーンライツ (Magical Version) (仮称)」もトゥー・ユー・グリーンライツの欄を書いているときに思い付いたものです。
最後の最後にクソデカ感情グリーンライツが誕生してしまって大変でした。
ノート自体は若干嫌な予感がしたので早めに書き始めたのですが、案の定書き上げるのに1週間ぐらいかかりました。原因は明白。
流石に全文読んでくれている猛者は一握りだと思いますが、楽曲紹介を一旦すっ飛ばしてここだけ読んでくれている方もいると思うので、イベント終了後の燐さんからの挨拶で〆させていただきます。
と言う訳で後頼んだ。俺は最後のセトリ確認してくる。
お前はセトリの前にCDJの使い方を確認しとけよ!!!!!!!!!!
……失礼しました、使い方をド忘れしたせいで2ガバ叩き出した恨みが出てしまいました。
改めてボカロP愛天下一武闘会2023秋、対戦ありがとうございました。
初現場、初トリというトンデモ重圧でしたが、「(建前上)Omoiオンリー」という最高のバフのおかげでなんとか完走することができました。達成感でいっぱいです。
主催としてこんな初心者DJを採用して2Fトリという大役を任せてくださった96ZUMMER氏、VJとして自分のパフォーマンスを盛り上げてくれたFUYUNOMIX氏、知識0の自分に曲の繋ぎ方やセトリについてのアドバイスをくださった先輩DJ'sのG氏、S氏、N氏、E氏、I氏、P氏、そして共にそれぞれの"愛"で殴り合った共演者の方々と自分達の"愛"を見に来てくれた参加者の皆様に多大なる感謝を込めて。
ご縁があれば次のミライでお会いしましょう。
願わくば再びどこかのボカクラで皆様と共に叫べますように。
P.S. (告知)
年が明けたら地元静岡(東部)でボカクラを開催する予定です。
TLで告知を見かけた際には「こいつ頑張ってるし、ちょっとは手伝ってやるか」という気持ちで情報を拡散していただけると幸いです。