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【第1回インタビュ-】『編集長』ってどんな人!?

記念すべき第1回!始まりました!玉野翔矢のインタビュー企画!

まずは、最初ということで!
ontembaarの編集長、PN『日向晶(ひなたあきら)』さんへ、
インタビューをしてまいりました!

編集の仕事ってどんなことしてるんだろう?
気になったので突撃取材!

まずは最初になぜこの編集職につきたいと思ったのか?

について聞いてきました!

玉野『ズバリ!教えてください!』

日向さん『この世界にいる人はみんなそうだと思うんですけど、漫画、
アニメ、そういったコンテンツが好きでこの世界に入ってきました。』

昔の大人な本に、何をやってもいい、サブカルの象徴のようなページがあり現在のようにネットがない時代だったので、そういったところで雑多なサブカルチャーを吸収していて、そういうのがとても面白い!と感じ、まずはそういった雑誌の編集者になる!ということを目標にこの世界を目指されたようです!

さらに、雑誌の売り上げがピークの時代で、まず編集者になるには雑誌編集者を目指すのが、王道だったようです。

そして、ここからは気になったことをどんどん聞いていきました!

玉野『今までで大変だったことはありますか?

日向さん『やっぱりレーベルの立ち上げですね。流通も整ってないし、書籍コードも取得しないといけない、しかも紙媒体の時代なので在庫管理なども必須になってくるというところがとても大変でしたね。』

本を出すにあたって市場を整えるというのがいかに大変か、
このぐらいの規模の物をこのスパンで出せます!と証明する難しさ、
しかもそれがデジタルではなく紙媒体の時代ですから、
どれだけ大変だったかは想像に難くないですよね。

【専門用語・簡単説明!】
レーベル=出版社内のブランド
書籍コード=書籍の流通上取得しなければいけない数字(口座)

気になったので、こんなことも聞いちゃいました。
玉野『当時と今の違いはありますか?

日向さん『今まで、紙媒体でしかなかったものが、フロッピーディスクになったことで、作業効率は格段にあがったんですが、今と比べるとやはり記録容量もかなり少なかったですね。』

フロッピーディスク!もうなかなか聞かない言葉ですよね。
今のデジタル社会とくらべると、書き込める内容も少なくて
大変だったみたいですね。
フロッピーディスクを使ったことがない世代の僕は
とっても気になりました…!

【ぷち豆知識】フロッピーディスクとは!

薄い正方形のプラスチックケースに磁性体を塗布した円盤が内蔵されており、この円盤にデータを書き込む記憶媒体です!
HDD(ハードディスク)が普及する以前のPCの主要な記録メディアとして
利用され、その後も2000年頃までは使用されていたそうです!

僕がギリギリ触れていないぐらいの物ですね…!
では、次の質問!

玉野『編集職においてやりがいを感じる瞬間ってどんな時ですか?

日向さん『やっぱり、すごい才能を持ってる作家さんなどを、     
     自分が最初に見つけたとき、ですかね』

当時ティーンズラブの小説を担当していて外部の方の原稿で
とある原稿が持ち込まれたそうです!

他社でNGだった原稿でそれがなんと『異世界転生もの』(当時はティーンズラブで異世界転生ものは売れていなかったそうです。)
読んでみたら、今までの物にない光る物がある
だが、『売れていない』というものでかなりその当時では
挑戦ではありましたが自分の経験則にない面白さがその方の作品にはあった。

その作品を世に出せたとき、見つけられたときはとっても嬉しかったし
やりがいを感じたというお話を聞かせていただきました!

素晴らしい千里眼をお持ちですよね…!
あの時あの作品を蹴っていたらと思うとぞっとするとも言われていました。
ダイヤの原石を探し出す力というのもやはり編集者には必要みたいですね!

玉野『ちなみに、そんな歴戦の編集者の日向さんですが、
   これまでに受けてきたアドバイスの中で
   印象的だったアドバイスとかってあるんですか?

日向さん『ありますよ。』
玉野『おお!ズバリなんでしょう!?』

日向さん『遊ぶのも休むのも仕事だぞっていうアドバイスですかね』

編集というお仕事は、お休みの日でも作家さんとのやり取りや、
コミュニケーションがあるため、なかなか休んでいるようで休んでいない、休めない、そんな人がどうしても多いみたいです…。
そんな中でも、しっかりオンとオフをつけて、しっかり休むというのは、
当たり前だけれど、とっても大事なことなんだそうです!
そして、クリエイティブな職業でもあるので、しっかりと遊ぶこと、
そこから得られるヒントもあるということだそうです!
でも、今でもできてないことが多くて簡単にできそうでできない
難しいことだといわれておられました…!

確かに、そうですよね…!
僕もいっぱい休んで、遊んで、いいアイディアだします!(笑)

一問一答のコーナー!

ここで、一問一答でもご質問させていただきました!

Q:原稿を受け取ったとき、最初に注目するポイントは何ですか?
A:誤字脱字など、まちがってないか?基本をしっかり見る。
   作品の良し悪しよりも、言葉の用法を間違ってないか?

Q:作家さんとのやり取りで、特に気をつけていることは何ですか?
A:まずは作家さんをほめること。こうするといいなをみつけて
   どんどん取り入れていくこと。

Q:編集職をするうえであなたにとっての成功の定義は何ですか?
A:良いデータ、実績が可視化されていること。

Q:ontembaarの編集者の皆さんに一言!
A:皆センスあるし力あるし、こんな素晴らしいスタートアップの
   編集の人達いないと思いました。
   あとは、足りないものはデータの分析。
   データは裏切らないので、めんどくさくても、
   データで裏付けをする癖をつけてみてください!

最後に編集者に今からなりたい人に一言!

最後に、編集職に今からつきたい人へのメッセージをいただきました!

日向さん『う~ん。こんなこと言うのもなんですけど…
     コンテンツなんか作るもんじゃねぇなぁと
     読んで、見て、楽しむものなんだよと言いたいです
     ほんとにくるしい、楽しいことは本当にちょっと!
     まぁ、だけど…、ほんのちょっとの喜びのために、頑張れる人は
     この世界でやっていけると思いますよ。
     この仕事じゃないと味わえない喜びが味わいたい人はできる!』

現場で活躍されてる方の言葉って重みが違いますよね

そして、こんなこともお話ししていただきました。

凄いと思った後輩編集者の話。

昔、後輩の編集者で自分が嫌いなコンテンツをあえて扱って、めちゃくちゃいい成績を出してる人がいたんです。
自分の好きなコンテンツはもちろんあるけど、それは『世間では受けない』これを知っているから、あえてそうしている。
これって、並みの編集者じゃできないことなんですよ。
皆好きなもの作りたいんだもん。後輩だけど尊敬する編集者ですね。

このお話し、とっても深いと思いました。
やっぱりせっかく編集の世界に入ったらやりたいこと、
好きなコンテンツを押したい!って気持ちは誰にでもあると思うんです。
そんな中で、ちゃんと分析して、行動できる。
これって簡単にみえて、実は簡単じゃないんですよね…!


いかがだったでしょうか?
今回は最初ということで、編集をずーっと手掛けてこられた、歴戦の編集長に突撃インタビューさせていただきました!皆さんに少しでも、このお仕事の楽しさや難しさ、やりがいなどが伝わればなと思います!

それではまた次回のインタビューでお会いしましょう!
玉野翔矢でした!

ontembaarでは一緒に働いてくださる仲間を随時募集しております。
お仕事のご依頼や採用に関しては、こちらからご連絡ください!


【インタビュアー】
名前:玉野翔矢
生誕:1997年6月17日
現在はフリー声優として 様々なことに挑戦中!

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