ペルソナ3オブザデッド リロードたのしみ日記(n+3)
ワ・・・・・ァ・・・・・ッ(心肺停止)
先に文句を言います
P3R新規楽曲ってなると途端にPQっぽいというかP4っぽくなる。「It's Going Down Now」もOP曲もおしゃれでかっこよくていい曲です。でも無印P3の香りが足りないんだなあ・・・・・・ちょっとキラキラしすぎてて軽い・明るい・色でいうと黄色いです。これは喜多條さんの個性感性クリエイティビティという名の限界だと思うんですよね。PQでも「うーん違うな」って思ったし、川村ゆみさんのソロアルバムに喜多條さんが提供した楽曲「きらら」を聞いても「うーんP3ぽさはないな」と思ったので、引き出しにないんだと思いました。きっと喜多條さん小西さんは「ペルソナらしい」と言われるサウンドを作り続けるよう言われてるだろうしそのために目黒さんの曲をすごい勉強しただろうとは思うんですけど、ことPシリーズの始まりであるP3のサウンドを作るためには、その一代前の目黒さんのサウンドを参照しなければいけなかったと思います。魔剣とか、アバチュとか、真・女神転生3とかです。メガテン3の戦闘曲がライブで演奏される機会が増え、目黒さんはその度に「フレーズの繰り返しが多くて恥ずかしい」といったコメントを出されていますが、演奏されることを想定していない、ゲーム音楽ならではの容量の制約から生じた一種の様式といって差し支えないと思います。
オリジナルの「Mass Destruction」を聞いても、低音が同じフレーズを繰り返していることがわかります。サビ以降は別のフレーズになりますが、やはり繰り返しです。メロディと一瞬不協和をおこしても繰り返されるベースが、というよりもその一瞬の不協和音こそが、音楽における「P3らしさ」のかなり核心に近いのではないかと考えています。
では「It's Going Down Now」を聞いてみます。まずベースちっさ!とおもいますね。曲自体がメロディアスになったために低音が後退せざるを得なかったのかもしれませんがこれはいただけないです。P3はエフェクターを変態的に繋いだベースがブイブイいわしてなんぼです。オリジナルの大量破壊(「Mass Destruction」のこと)(こんなふうに注釈するぐらいなら最初から正しい曲名を書くべき、それはそう)ではゆみさんのスキャットは楽器の一つだったのですが、大量破壊リロードはボーカルを聴かせにきすぎている感がある。あと全体的に音がクリーンすぎる。音程を失って打楽器みたいになっているギターのひっかき音とか、は?てなるくらい音をか細くしたギターとかミ”ヨミ”ヨとかギャリギャリとかボゾボゾが足りない。不満足です!そして「P3で」「音楽に不満足」なことは、血涙でるほど悲しい!
ほめます
語彙力無ぁ~!!!!
「なんかヤだな」には理由があるけど「すき!!!!!」には理由がないということがよくわかりますね。
OPの内容についてもねちこく語りたいですが、ロニキのラジオがもうすぐ始まるので今日はこのへんで失礼します。
締め。