7 Days to Die v1.0 所感

α版という10年以上の長い期間を経て、7 Days to Dieがついにv1.0(正式版)としてリリースされることになった。
v1.0のリリースに向けてベータテストが行われている。
あんなに長い間αテストやってたのに?またベータ版を10年やるんじゃねぇだろうな?
しばらくベータ版触ってみて、大きく変わった点とその所感を書いてみる。


アーマーのシステム刷新

v1.0の一番の変更点はこれだと思う。

この記事にたどり着いた時点で過去にこのゲームをやったことがある人だと思うので旧バージョンの装備システムの説明は割愛するが、大雑把に言うとライトアーマー系、ヘビーアーマー系の二つの区別があり、ステルスプレイはライトアーマー、接近戦はヘビーアーマーという感じだった。
そしてそれとは別に洋服を着ていた。

v1.0ではアーマーシステムが刷新された。
まず、旧バージョンの洋服、装備はすべて削除され、完全に新しい装備に置き換わった。洋服はシステムごと削除。
新しい装備は区分けが
 ・ライトアーマー
 ・ミディアムアーマー
 ・ヘビーアーマー
の三つに変更され、その区別の中での系統の上下関係がなくなった。
(旧バージョンで言うところの パッド入り系<レザー系<軍用系、みたいな上下関係)
装備ごとにバフ効果が付くようになった。
ティアのシステムは旧バージョンと同じだが、バフの効果(後述のフルセットボーナスも)がティアによって異なるかは不明。

さらに系統のフルセットボーナスのシステムが追加された。
例えばミディアムアーマーにはアサシン系の装備(アサシンフード(頭)、アサシンチェスト(胴)、アサシングローブ(手)、アサシンブーツ(足))があり、これを全部セットで着ると追加のバフ効果が付く。
ティアは異なっていてもOK。

所感としては、プレイスタイルの幅ができるので悪くはないと思う。
旧バージョンはライトアーマーのステルスプレイかヘビーアーマーの特攻プレイかのほぼ二択だったので、装備ごとのバフとフルセットボーナスによって特徴がつきプレイスタイルが変えられるのはいいかもしれない。
外見のバリエーションが増えるのも良い。昔は洋服による外見のバリエーションがあったが、新バージョンの方がかっこいい。
昔のオーバーオール着るとカールおじさんみたいになるのも嫌いじゃないけど。
洋服がなくなったが、砂漠にいても「暑くて死んじゃう」マークが出てこないので温度管理は気にしていない。
既存の保温系MODもあるがいまのところ使い道ない気がする。

フルセットボーナスは結構強力で、アサシン系統だとステルス能力がアップするのだがゾンビがこちらを発見しても数秒じっとしていると見失ってどこかに去っていくぐらい効果が高い。場合によっては連続してステルスダメージを入れられる。
なのでモンハンのように異なる系統の装備を組み合わせるようなスタイルはあまりメリットがなさそう。
ただ、系統は増えたけどしばらくしたら死に装備扱いのものも出始める気がする。
競技シーンがあるゲームではないからそういうところに細かい調整が入ることはないんだろうな。となると死に装備は死に装備のまま終わるかも。

今回アーマーのクラフトが結構大変で、アーマープレートからクラフトするアーマークラフトパーツみたいなのが必要なのだが、アーマープレートが結構見つからない。
しかもティアが上がると必要なパーツも増えるので、なかなかいろんな系統を試せない。というかまだアサシン系統ぐらいしか試せていない。
バリエーションが増えたからルートでお目当ての装備を入手できる確率も当然下がる。

シチュエーションによって装備を切り替える選択もあるけど、いちいち着替えるのめんどくさい。
装備セットの登録というかロードアウトみたいなのができるといいんだけど、難しいかな・・・

ティア5の建物追加

まだティア5まで進めてないので実際に入ってないんだけど、街を回っているとティア5の建物が結構追加されているようだった。
旧バージョンは、田舎町だとデカイ建物がないのでティア5のクエストになると大きい街まで行かされて面倒くさかったんだけど、v1.0では田舎町にもはずれの方にティア5の建物があるみたい。
しかし追加された建物はトリガーが多いけど、ティア5もトリガーだらけなんだろうな。個人的には寝てるゾンビを弓で音もなく全滅させるのが好きなんだけど。

ティア5のクエストって朝早く行かないとクエスト終わる前に夜になっちゃうの、なんか現実のお出かけみたいで大変なんだよな・・・全部回るのにどれくらい時間がかかるか・・・

ティア6の武器クラフト

ティア6の武器、ツールがクラフトできるようになった。
が、クラフトするには伝説の武器パーツ、みたいなパーツが必要になる。
まぁこれが手に入らない。
記憶している限りでは建物の報酬ボックス、ゾンビのドロップで入手した。
しかしブラッドムーンホード終了後のドロップ袋回収では1個も出なかったので結構確率は渋い印象。

ちなみにどんな武器だろうがティア6をクラフトするためにはこのパーツが必要になる。石槍でも粗末な弓でも。
もったいないので上位の装備まで取っておくことになるのかな。
まだ防具のクラフトがティア6まで行ってないので分からないが、これ防具のクラフトにも必要なのか?そうだとしたら結構面倒だな。
ティア6の装備が拾えるのかはまだ分かっていないが、今回v1.0は旧バージョンよりクラフトさせたいという思いが強い気がするので拾えないかもしれない。
というか武器が全然拾えない。ゲームレベル96、12日目だけど拾った武器ってせいぜいティア1のピストルぐらい。しかも恒例のトイレに落ちてたやつ。

チャレンジシステム

チュートリアルの石斧作ったりするクエストが、チャレンジシステムというものに変わり、さらに内容が追加された。(骨ナイフで動物を解体してみよう、とか砂漠に行ってみよう、とか)
実績に近いかな?クリアすると経験値がもらえる。

チュートリアルが手厚くなった感じなので新規プレイヤーに優しくなった。
一方で旧バージョンからのプレイヤーにはあまり刺さらない。
というか存在を忘れる。経験値もそんなにもらえるわけじゃないし。

個人的にはストーリークエスト的なものが欲しかったかな。
いまだにノアとかデュークとかホワイトリバーってなに?って感じなので。

トレーダーの変更

トレーダーの声優が変わって、ボイスを新録したとのこと。
ジョエルはまだ聞けていないけど、他トレーダーは英語なので「お、変わったな!」という感じはあまりない。レクトは相変わらずムカつくこと言ってるのは分かる。

あと、トレーダーの配置はバイオームごとに固定となったようだ。
森林はレクト、焼け林はジェン、砂漠はボブ、雪原はヒュー、荒れ地がジョエル。
なので新しくゲームを始めて最初に出会うトレーダーは高確率でレクトになる(※)ということで、新規プレイヤーはだいたい最初にレクトに暴言を吐かれることになる。
※ ほとんどの場合、最初は森林のバイオームにスポーンするので。
逆にジョエルは荒れ地にいるので後半にならないとなかなか会いに行けないのでは。


その他

システム的なところで変化を感じたところは以上。
ビジュアルの話だと、プレイヤーのキャラクリが進化したり、ゾンビのカラーバリエーションが増えたり。
キャラクリは、旧バージョンでは最初に適当に作った青い肌にモヒカン、めちゃくちゃ長いひげのムキムキのおっさんでずっとプレイしていたので、v1.0は何か感動した。
ゾンビのバリエーションは服の色や髪の色が変わるんだけど、「新しいゾンビか!?」と思って近づいたら小太りおじさんが金髪になっただけだったりした。

バージョンが上がる度に心配になる「ループ拠点は機能するのか」問題については、とりあえず初回のブラッドムーンホードでは微妙なところだった。
序盤、「階段~一本橋のループ部分に行くんだけど一回落ちると壁をたたき始めるやつら」と、「最初から壁をたたき始めるやつら」に分かれちゃったので「ついにループ拠点はダメになったか」と思ったのだが、壁に穴が開き始めたらなぜか素直にループに行き始めた。
自分がいるタワーの真ん中に梯子を通して地下に部屋を作ってたんだけど、たぶんそれで判定がおかしくなったような気がする。
壁に穴が開いてハシゴを通した通路まで貫通したところでゾンビが壁叩きを止めてループし始めたので。
ポールを使った一本橋自体は有効なようで、ゾンビAIのループに入るかどうかの判定がまだ何とも言えないが、たぶんループ拠点はまだいけるんじゃないかな、という気はする。

おわり



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