【就活】企業選びで盲点になりがちなこと

これが企業選びで一番に重要視されることは少ないかもしれません。ですが、後々地味に効いてくるポイントだと言えます。

こんにちは、桃です。現在22歳。新卒で入社した会社を2ヶ月で退職し、現在はアルバイトとして働いています。

このマガジンでは、そんな傍から見たら崖っぷち人生負け犬の私が就活で失敗したからこそ語れる「あのとき知っておきたかったな」という就活のあれこれについて書きたいと思います。

今回のテーマは「企業選びで盲点になりがちなこと」。

私が学生時代、会社選びをする際に盲点だったこと、自分のやりたいことや福利厚生を重視しすぎて見落としてしまっていたことをお話しいたします。それはズバリ、

企業理念・社長の人柄に共感すること

理念とかどうでもいいと思っていませんか?会社説明会で、社長の挨拶を聞き流していませんか?イエローカード!退職まっしぐらです。

まず、基本的に会社で何か意思決定をする際は企業理念に沿って行われます。企業理念とは、多様な人々が働く会社という場所を船に例えると、その行先を示すコンパスみたいなもの。つまりその理念に共感できていない(=コンパスの行先に納得できない)と、会社の方針に不満を抱くことが多くなり、やがては仕事を辞めたい気持ちに繋がっていくでしょう。どうでもいい、興味ない、もダメです。乗っている船の行先に興味がなければ、会社が決めることや新しいプロジェクトなど全てがどうでもいいと感じるようになり、やる気を失って退職に繋がりかねません。大丈夫、求人は星の数ほどありますから、きっとあなたがワクワクできる行先を掲げる船に出逢えますよ。

仕事では、どれだけ光るアイデアを出せたとしても企業理念に合わなければ採用してもらえないし、一生懸命働いても評価はしてもらいにくくなるのです。出世など狙っていなくても、この会社はなんでこんなことしてるんだ?と、イライラしながら働くことになってしまいます。自分の信念とはかけ離れた価値観の中に身を置き続けるのは辛くありませんか?そんな不毛な環境に身を置くリスクを下げるためにも、企業理念は必ず確認しましょう。逆に自分が納得し、大切にしたい理念を持っている会社に出逢えれば内定を得る確率も、入社後に気持ちよく働ける可能性もぐんとアップします。

そして、意外と大切なのが社長の人柄。雇用契約書には「使用者」として社長の名前、「労働者」としてあなたの名前が書かれます。つまり普段の関わりは少ないとはいえ、社長はあなたの「使用者」なのです。働いていると、いくら好きな仕事だとしても嫌なことや理不尽なことってありますよね。そのような事態に陥った時に雇用契約書と社長の顔を思い出し、「私ってあの人に使われてるのか……」とげんなりした私は性格がねじ曲がっているのでしょうか。それはさておき、社長の考え方は会社の方針と強く結びついています。考え方に共感できる社長のもとで働くことはこれもまた、会議での決定や会社の方針に不満を抱く可能性を減らすコツです。

加えて「社長を尊敬できるか」も大事なポイント。これは地位が高いから尊敬する、といった話ではなく、その人柄に好感が持てるかどうかのことです。「この人の考え方はすごい」「こんな人になりたい」。そう思える人の近くにいる(その人が率いる組織に所属する)ことは、仕事や人生のモチベーションアップ、さらにはあなたの人格の向上に繋がります。そのために、企業のホームページに載っている社長の挨拶は必ず読みましょう。企業説明会などで実際にお会いできる機会があるのなら、そのチャンスを逃さないで!恋人がほしくてマッチングアプリを使う時も、付き合う前にチャットだけで済まさず実際に会ってみるのと同じです。

「企業理念」も「社長の人柄」も、言ってしまえば他人が決めたこと、他人の事情です。就活では、どうしても自分の希望を叶えられるかにばかり目が行ってしまい、これらについては二の次になりがちですよね。ですが企業という組織に入ったら自分の希望より、外側の要因が大きく影響してくるのです。少しでも折り合いがつけられそうな「外側」を選ぶことは、あなたの楽しい社会人ライフの土台となってくれるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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