母が亡くなってまだ一年も経ってない。

9月の後半から梨の収穫が始まる。
1年前の収穫の時は、母がまだ生きていたんだと思うと不思議な気持ちになる。

母が亡くなったのは11月。
去年の今頃は、確かに生きていた。

東京から、地元である宮崎県の小林市に移住して来てそろそろ2ヶ月経つ頃だ。
去年の今頃は、まだ東京で生活していた。
独演会開催に向けて準備していたり、漫才コンビを組んでいた友人との関係にヒビが入り始めていた時期だったか。

たった1年前。今と全然状況が違う。
東京での生活は、自転車か電車移動で、最寄り駅までは徒歩で15分。
今は車移動しか考えられない。徒歩15分なんて歩くことが無くなった。
自分がこんなにも車に乗る生活を送る日が来るとは思わなかった。

1年前には想像していなかった事になっている。

最近ようやく生活サイクルが整いつつある。
車が来たことと、仕事が決まった事が大きい気がする。町の居酒屋さん。

そんな中で、最近大きな動きがあった。
9月と11月に、地域のお祭りの司会をすることになった。
お祭りの関係者の方が、僕の事を推薦して下さったようだ。

その関係者と言うのは、僕の遠い親戚だ。父のいとこらしい。
以下、おじちゃんという事にしよう。実際には、名前を付けて「○○おじちゃん」と呼んでいる。

おじちゃんは、地域活性化に関わる仕事をしていて、色んなお祭りにも関わっている。そこで、「親戚が芸人をやっていて、最近小林にUターンしてきた。喋りが達者で、イベントの司会とかできる」という主旨の事を各方面の方々に話してくれているようだ。芸人をやっていたとは言え、全く売れてなかったし、喋りが達者でもないので気恥ずかしいが、そんな風に周りに言ってくれているのは、シンプルに嬉しい。小林でライブとかイベントの司会とかやっていきないなぁと思っていた。

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