我が家に保護犬マルクがやってきました。よろしくお願いします②
みなしご救援隊さんでトライアル期間に入る為の書類にサインしたのは、
この日の午前中の事でした。(その時の事を書いた①はこちらです🙇)
みなしごさんの営業終了後、スタッフさんの車で、マルクをケージと共に我が家に連れて来てくれる、という事になりました。
「19時頃になると思います」との事で、みなしご救援隊さんを後にしました。
車を持っていない我が家の為、そのような配慮をして下さいました。
ありがとうございます。
帰ってから、昼食でそうめんを食べました。
新たな家族を迎え入れる前の、2人きりでの最後の食事でしょうか。
いよいよ我が家に犬が来るのかと。。
犬が歩き易くするために、アマゾンでダイニングテーブルを注文したり、床に物を置かないよう、アマゾンで収納グッズを注文したりして、ここ最近は色んな物が届いていました。(全て嫁采配ありがとう)
しかし、それらのような「物」が届くのとは訳が違う、初めて味わう緊張感がありました。
2人ともちょっと昼寝をして、犬使用の部屋に向けて最後の調整をしていると、
18時半頃、インターホンが鳴りました。
いよいよ来た!
モニターを覗くと佐川急便さん。
僕が大分前に注文していた、おふざけデザインTシャツでした。
いや確かに楽しみにしてて、届くの遅いなとは思ってたけど!
今なの!?笑
張り詰めた緊張を解して頂きました。ありがとうございます。
19時を少し過ぎた頃
みなしご救援隊さんから着信。
「今家の前に着きました」
2人して小走りで迎えに行きます。
ワゴンの荷室に、ケージに入ったマルクが居ました。
2人のスタッフさんが来てくれて、1人はマルクを、もう1人はケージを我が家まで運んでくれました。
遂にマルクが我が家にやってきました。
今まで居た所とは、全く違う所にやって来たマルク。
玄関先から続くキッチンを、クンクン匂いを嗅ぎながらウロウロしています。老犬なので、ヨタヨタ歩きながらも、明らかに違う場所に来てる事の確認作業をしています。人間でいう新居の内見をしていると言った所でしょうか。
最後にスタッフさんが、今までマルクに上げていたエサの残りを下さって、
別れ際に
「何か困った事あったらすぐ連絡下さい。無理はしないで下さいね。」
と仰って下さって、マルクが居なくなったワゴンに乗り込みました。
その言葉に凄く救われました。
これから飼い主になるにあたって、無責任って言われればそれまでですが、
無理な時に助けてくれる場所があって、助けてくれる人がいるんだって思えた事で、凄く心が軽くなった気がしました。
マルクはその後もキッチンからリビングをひたすらクンクンしながら歩いています。
マルクは、目が見えません。
加齢による白内障だと思われます。
なので、より嗅覚を研ぎ澄ませて、時に椅子の脚に頭をぶつけながら、これからの生活スペースを「ほうほう、ここね」とでも言っているかのように歩き続けました。
その様子を嫁と見守りながら(いや、嫁は見守るというよりは、どちらかというと目がハートマークになってたか)、2人とも同じ事を思っていました。
「あれ、結構元気じゃない?ww」
新しい環境で興奮していた部分もあるでしょうが、施設の隅の方でひたすら寝ていて、起きる気配の無かったマルクからは想像もつかないような歩きっぷりでした。
どれぐらい歩いたか分かりませんが、嫁はマルクのお世話を、僕は簡単な炒め物で晩飯の準備をして、食べ終わって気が付いた頃には、マルクはケージの隅の方で眠っていました。
お疲れ様。慣れない車移動で慣れない場所に来て疲れたね。おやすみ。来てくれてありがとう。よろしくね。
多分、僕史上一番優しい顔になっていたと思います。
小学生の頃に飼った犬には本当に悪い事をしたと思っています。
償いっていうと重過ぎるのかもしれませんが、嫁の実家で暮らす犬猫達のように、
優しい空間で過ごして欲しいと思います。優しい空間にします。
マルクが寝て、僕らも落ち着いたので、その自分史上一番優しい顔の余韻の中、楽しみにしていたおふざけデザインTシャツに袖を通させてもらいました。
最後まで読んで下さいましてありがとうございました。
Tシャツデザイン 千葉和博さん
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