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レインフォール(ザ・ヴァインズ)
そういや梅雨にも入ったことだし、ヴァインズにはめずらしい雨の曲を載せようと思う。ヴァインズは水の少ないオーストラリア出身のせいか、彼らの曲に湿度はほとんど感じない。この曲もアウトロに雨と落雷の音が入っているんだけど、でもどこかカラッとしていて日差しを感じる曲でもある。晴れた空に漂う雨粒が太陽の光を受けて輝いているようなイメージが浮かぶ。これもコーラス・ワークが素晴らしい。音像に奥行きがあるというか、空が高い。
歌詞はシンプルだけど、シンプルゆえにちょっと意味が取りにくい気がする。あんまりいい訳でもないかもしれないけど、聴くきっかけにでもなってくれたらうれしい。いい曲なんだ。
The Vines - Rainfall from Winning Days (2004)
ぼくらは雨と雷から隠れていたんだ
ぼくは幾日も外を見つめながら
こっちに落ちてくるだろうかと考えてた
だからぼくたちはまたやって来たんだ
ぼくらは多勢に無勢で
それはぼくにのしかかっているものの重みの感触なんだよ
彼女がぼくの名を呼んだように思った
夏の日に
今まで何か変わったことなんかあったっけ
ひとりぼっちの微睡みのなかで
この世界を通り抜けながら 自分の足音が聴こえるんだ
信じられないよ あんなにゆっくり話し出したなんて
何がわからないかわからないんだ
行かせてよ
ぼくらは雨と雷を割けて隠れていたんだ
ぼくは何日も外を見つめながら考えてた