日記みたいなもの。
家を出る。自転車に乗る。
徒歩でも行ける距離を自分の足腰を甘えさせるためだけに、自転車に乗る。
「!?!」
風が気持ちいい。と思ったが、
そうでもなかった。やはり暑い。
だって8月やし。
2輪に跨って、地面を進んでいるこの現実が
恐ろしくなってくる。
「え、私、どうして2輪乗れてんのやろ…」
今まで考えたこともなかった。
どうして私は自転車に乗れてるんだろう。
幼少期、小学校に入る前に、
じいちゃんが夜まで自転車の練習に付き合ってくれた。だから私は自転車に乗れている。
じいちゃんが背中を押してくれたから、
私は今自転車に乗れている。
でもよくよく考えてみたら、
自転車漕げるってすごくないん?
奇跡やないん?
だって、何も見ずに、何も考えずに、
私は前に進んでいる。
それが自然に出来ている。
私は大地を踏みしめている。
それって奇跡やないん???
ずっと考えていた。今できていること。
当たり前にできていること
全てが奇跡だ。
奇跡の自転車を漕ぎながら、
今日の夕飯を買いに行く。
どこにもかしこにも
手を繋ぐ男女が目に入る。
カップルも奇跡だ。
この世の奇跡だ。
好き同士だって、
一体いつからわかったんだろう。
好きと好きが組み合わさるなんて奇跡だ。
今私が歩いていることも、
大好きなあの子に出会うことも、
大嫌いなあの人に出会うことも、
クソみたいな毎日も、
ゲロでも吐きたくなるくらい後悔した日々も、全部全部奇跡。
もう戻ることもまた出会うこともない。
だからどんなことでも、自分の糧になる。
明日も頑張ってこ。
とかなんとか言うてたら、
「そんなん考えてたら、あかんで」
と現実を突きつけられる。
感動しいな、私。
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