【第12回:炊飯チャレンジ 鍋があればご飯は炊ける!】
【OZZY家には炊飯器がない】
OZZY家には、20年以上前から炊飯器がありません。
きっかけは、とある日に炊飯器が沈黙したことでした。母のマリー・アントワネット的なゴーストが「炊飯器がないなら、鍋で炊けばいいじゃない」と囁いたようで、その頃から土鍋やらル・クルーゼやらSTAUBやら圧力鍋やら、様々なお鍋で炊飯が行われるようになり、いつしかOZZY家では、炊飯器がキッチン家電リストから消えました。最近の炊飯器は、すっごく美味しく炊けるらしいし、炊飯器だけで調理! みたいなのも流行ってるので、ちょーーーーっと気にはなるんですが、なにぶん手狭なキッチンだもんで、設置場所がなく、現在もごはんはお鍋で炊いています。
【蓋がついてりゃ飯は炊ける】
様々な鍋でご飯を炊いてきて言えるのは、「蓋がついた鍋であれば、どんなものでもご飯は炊ける」ということです。
いわゆるこういう「お鍋」でも……
お味噌汁を作るような片手鍋でも……
なんならミルクパンでも……
炊けるんですよ……炊けてしまうんですよ……。
【徹頭徹尾弱火!】
いや、そうは言っても「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな」とか、ワケわかんないっス! という方も多いと思います。最初に言っちゃうと、それ、全無視で大丈夫です。むしろ僕は、「徹頭徹尾弱火」を提唱します。もちろんゴールデンルール的なものは存在するんだとは思いますが、ずっと弱火で炊いてあげると、
・炊飯時の吹きこぼれが起こりにくい
・炊きあがりがふっくらせず、なんか固い。芯が残ってしまう、ということがない
という、大失敗ではないけど微妙な仕上がりになることが避けられるんです。
「焦がしちゃう」というような失敗については、完全になくすのは難しいですが、吹きこぼれによって必要な水分が失われてしまうことによって起こる、「ちゃんと炊けてないのに焦げてる・なんか固い」という事態は避けられると思います。あと、この炊き方は白米でも八分づきのお米でも検証済みなので、「分づき米」も、七分づきくらいまでなら、美味しく炊けるとおもいます。最近OZZYが住む区(OZZYは23区内在住)のJAで、区内で稲作をやっていらっしゃる方のお米をゲットできることを知ったので、今のお米がなくなったら、五分でも試してみようと思います。
あと、ガス+鍋での炊飯は、炊飯器に比べると炊けるまでの時間が速いんですよね。浸水時間と蒸らし時間を除くと、15〜20分くらいで終了します。お鍋から目が離せないというデメリットはありますが、15〜20分だったら、おかず一品作りながらであれば、丁度いいのかな? とも思います。
柔らかすぎてお粥みたいになっちゃうっていうのは、水盛りの問題なので「炊飯」とはまた別のお話なので、今回は取り上げません。
【OZZY流、「弱火炊き」】
「OZZY流」とか書いちゃいましたが、他に提唱していらっしゃる方がいたらごめんなさい(;´Д`)
ウチは麦を入れて炊いているので、麦を入れた一合炊きのレシピです。二合、三合の場合は、二倍、三倍の量でやってくださいね〜♪
分量
お米:一合(180cc)
お水:300cc(麦を入れない場合は200cc)
押麦:大さじ3(45cc)
洗米したお米を鍋に入れます(当たり前ですね💦)
麦を大さじ3杯。
お水は300ml。
浸水は季節(というかキッチンの温度)で、ちょっと変わってきます。
・夏 :20〜30分
・春、秋:40〜45分
・冬 :1時間〜1時間半
炊き始めます。古の教えでは「蓋とるな」ですが、ずっとあけっぱなしでない限り、たまに確認してあげるほうが失敗がなくていいと思います。この方法でも、吹きこぼれが「絶対起きない」というわけではないので、その防止にも。
ピタッと閉まる蓋の場合、こんなふうに爪楊枝噛ませたりして、すこし隙間を空けて蒸気を逃がしてやるとよいかもです。蓋に穴が空いているタイプのお鍋なら、そこからいい感じに蒸気が逃げてくれると思います。
火加減は徹頭徹尾弱火です。
(ガスコンロ汚ぇなぁ……(;´Д`))
こんなふうに、徐々にお水が減っていきます。熱と水を吸って、お米が炊けていきます。弱火炊飯を推奨するのは、どの食材にも共通する「柔らかくするときは、じっくりと火を入れる」という大原則に則っているからというのもあります。
このくらいまでお水がなくなったら、火を止めます。
タオル等でお鍋を覆い、15分ほど放置します。いわゆる保温調理です。
15分経ったら、お鍋の下側のご飯を上に方に返すように、底からかき混ぜて(お米を潰さないように注意!)、もう一度蓋をして1分ほど放置します。
美味しく炊けました♪
いまどきの美味しく炊けるであろう炊飯器で炊いたお米もたべてみたいなーと思いつつ、鍋炊飯を極めていきたくもあるOZZYです〜(・∀・)♪
災害時のみならず、炊飯器がなくてもご飯を炊けるスキルがあると、色々と捗りますので、よろしければぜひやってみてくださいねー♪