バンドブーマーワイが、令和にインディーズバンドにハマった件 -toybee-
最近僕がTwitterでツィートしまくってて、「いや、どうしたOZZY」と思われてるかもしれないので、というか、思われていなくても書きたいので書く。
最近、「toybee」というバンドにハマってます。
ZOCやamazarashiにハマり散らかしていた(というか常に好きですが)のが2019年。
あれから4年を経て、また新たな推しと出会ったので、持て余した熱量の発散のために書いていきます。
(*ぼざろ解説から入ったにわかによる記事なので、ボイエン時代からの古参の皆様におかれましては、生暖かい目で見ていただければと思います。誤り等ありましたらコメント欄にてご指摘いただけますと幸いです)
きっかけは「ぼっち・ざ・ろっく」
toybee、というか、toybeeのギターボーカルであるとみといびー(冨塚大地)さんを知ったのは、これまたどハマりしているアニメ、「ぼっち・ざ・ろっく(以降ぼざろ)」の解説動画からでした。
放送が終了しても冷めやらぬ熱を持て余し、ずっとYoutubeでぼざろ関連の動画を(未だに)掘りまくっているのですが、昨年(2022年)秋の大ヒットアニメである本作、当然解説動画やリアクション動画が多数存在し、現在も増え続けています。
ライブハウスで活動する女子高生バンドのお話ということで、実際のバンドマンによるリアクション動画などもあるものの、どうも「今これに乗っかれば再生数稼げる」という意図が透けて見えるような、表面をなぞるだけのものが多く、なんだかなーと思っていました。
そんな中で出会ったのが、「【バンドマンがゆく】とみといびー」チャンネルのぼざろ解説動画でした。
毎話ごとにしっかりと見て、感情移入して、ぼざろにどっぷりハマっていくとみといびーさんの姿と解像度の高い解説や考察に、「あ、この人は他の人と違うぞ」となり、毎回更新を楽しみにするようになりました。
特に神回である5話、8話、最終話の涙ながらの解説動画は、ぼざろファンとしては「そうそう! そこを見て欲しかったんだよ!」という嬉しさがありました。
現役バンドマンならではの細かい解説もよくて、なんといっても作品へのリスペクトが強く感じられたのが、ぼざろファンとして本当に嬉しかった。
*以下ネタバレ注意
“toybee”として意識しだした
とはいえ僕が好きなのはぼざろ。
バンドマンとしての冨塚大地、そしてtoybeeというバンドに興味を抱くことはあるまいと思い、実際ぼざろ解説動画の最後に流れる曲(のちにフェイバリットになる)もそこまで意識して聴いていなかったのですが、彼の動画を見るごとに、とみといびー、冨塚大地という人に対する好感度がかなり上がっていて、彼に対する興味がかなりでてきていました。
ぼざろ関連の動画だから、ではなく「とみといびーさんの動画」が見たいと思うようになってきたのです。
そんな矢先リリースされたのがこの”Flight Music”でした。
やだめっちゃ爽やかっこいい!
ここで僕の認識が、「ぼざろ解説のとみといびーさん」から、「”toybee”の冨塚大地さん」に変わったんですね。
そしてFlight MusicをApple musicで即ポチ。
のちにリリースされたアルバム、「THE EARLY TOYBEE」も購入と、順調に沼っていきました。
で、toybeeってどんなバンド?
toybeeの前身は、「BOYS END SWING GIRL(ボイエン)」というバンドで、2019年にメジャーデビューしています。
しかし2019年といえばコロナの真っ只中。
満足な活動ができないままボイエンは解散してしまいます。
そして解散ライブから10日後、新たな音楽プロジェクトとして発表されたのがtoybeeです。
(ボイエン時代の楽曲も良いんですよね。リアルタイムで知りたかった。)
推していくことを決めた下北沢SHELTERのライブ
2023年4月25日、toybeeは下北沢SHELTERでワンマンライブを行いました。
SHELTERといえば、ぼざろ内ででてきたライブハウス、”STARRY”のモデルとなった場所です。
既に結構好きになっていたtoybeeですが、「よし、ここからガッツリ彼らを応援していこう!」となったのは、この下北沢SHELTERのライブでした。
チケットが既にsold outだったので現地には行けませんでしたが、かなりこだわった生配信も行われ、リアルタイムで視聴……いや、参戦していました。
たくさんのトラブルはあったものの、それも含めてすごく良いライブでした。
一緒に笑って泣いて、空間を共有している感覚が、インターネット越しにも感じることができた、自分が参加したり見てきたライブの中でも、一番感動したものかもしれない。
でもやっぱり思ったんです。
「あの場所に行きたかった」
って。
「いや、ちょっと気になったレベルでも曲は買うよ」
「ライブもわりと気軽に行くよ」
という方からしたら、「いや、『推す』って言ってるわりには課金ショボくね?」
と思われるかもですが、僕はそのあたりのジャッジがかなり厳しくて、よほど「これ!」と思わない限り財布の紐は固いです。
そんな僕にとって、楽曲を購入して、あまつさえライブに参戦しようと思うのは、余程のことなんです。
冨塚さんと隼さんに、ずっと音楽を続けていって欲しい。
何らかの形でその応援をしたい。
シンプルにそういう気持ちが湧き上がってきたんです。
7/20、新宿LOFTワンマンへ
SHELTERのライブ、ラストの曲である「全米は泣かない」の後、次のライブの告知が、会場と配信の両方で動画として流されました。
次のハコは……新宿LOFT!
配信勢だというのに、家でリアルに「うぉおおおおおお!」と叫んでしまいました。
ロフトです。
OZZY世代だと、BOØWYのホームグラウンドとして聖地とされていた場所です。
行きたい。
でも迷いました。
迷って迷って、プレオーダーに応募しました。
迷った理由は2つ。
そしてそれをブレイクするチャレンジをしたかったんです。
ひとつは妻の人。
障害があり、強い不安症のある彼女が、特に不安感の強くなる夕方から夜の数時間を、僕がいない状態で乗り越えられるか、というチャレンジ。
もうひとつは、僕も精神障害を抱える身となって以降、週3日の通勤や通院、買い物以外での外出、特に新しい不慣れな場所への外出が困難になってしまっているのを打破するというチャレンジです。
チケット、当たるといいなぁ。
toybeeを知れる3曲
toybee初心者の僕が、toybeeを知らない人たちに、「まずはコレを聴いてみて!」とおもう3曲を選んでみました。
Flight Music
黎明グッドルーザー
それゆけ!夢見るゾンビーズ!!
どの曲にも共通して感じるのが、大きくつまづいてしまってそれでも立ちあがろうとしている冨塚さん自身の経験が歌詞になっているのかな、ということです。
”Flight Music”の「まだ終わってない お役御免じゃない 鳴らせ起死回生のMUSICを」が
”黎明グッドルーザー”の「美しい散り様より泥だらけの延命を」が
”それゆけ!夢見るゾンビーズ!!” の歌詞の全てが
同じく人生に大ゴケしてしてしまった僕の琴線に触れるんですよね。
是非一曲だけでも聴いていただけたら幸いです!
…….と、ファンの方は、「いやなんで『全米』がないんだよ! ニワカかよ!」って思いましたよね(-。-; 「現在のtoybee、冨塚大地の心情が垣間見られる歌詞の曲」ということでセレクトしたのでこうなりました。
でもやっぱりこの曲は外せませんよね。
映画のような感動的なものではない、ささやかな日常の素晴らしさを歌った神曲です。