覚え書き「べついちご」キャラクター&設定表
通信講座のスクールの受講をはじめました。
バックアップ的に一旦ココに保管します。
作品として成立させるような方向性になってきたら削除の予定です。
タイトル:べついちご。
テーマ:
「正しさ」の無力さと、「救い」は、どんな場所にでも産まれ得るという希望。
ミユ♀:
16歳の女子高生(ほぼ不登校)。
身長152cm 体重52kg。
大体制服(自分の商品価値の引き上げと、単純にワードローブが乏しい為)。
スカートは極限までたくし上げ、超ミニ状態。足下はボロボロのナイキのスニーカー(購入時ドンキで2,980円)。小中時代に女子からの壮絶なイジメにあう。男子には、悪い意味(簡単にヤらせてくれるという噂)で人気があるが、あくまで噂。
母子家庭に育ち。父母はミユが7歳の時に離婚。男にだらしなく依存する母を嫌悪し、ああはなるまいと思いつつも、不安定な生活の中で小遣いすらままならないが、居住する田舎町ではバイトの候補となる接客業は学校の関係者と顔を合わせる可能性が極めて高く、同級生女子に会いたくないという理由から、出会い系サイトでのワリキリを始める。
タイコ♀:
ミユの母。36歳。T158 64Kg 。よれたパーマヘアにしまむらで購入した無駄に若作りでチープな服。足下は1,980円のノーブランドのスニーカー。肌の状態はよろしくなく、コンシーラーが常にファンデーションから浮いている。地味な容姿と全体的な清潔感の欠如が災いし、ただでさえチープな服から無理矢理感と貧乏臭さが滲み出ている。
20歳でミユを産む。ミユの遺伝子上の父親(10歳年上の当時28歳)による度重なるDVとモラハラにより、結婚7年目に離婚。以来、不安定な生活をパート勤務と出会い系サイトでの「割り切り」によって立てている。
割り切り一回の価格はホテル代別¥15,000(隠語で『別苺』タイトルの由来)に設定しているが、タイコは会った客に容姿で値踏みされ、大抵別1(ホテル代別一万円)に値切られている。
割り切りと同時進行で再婚相手も探しているが、こちらも振るわない。
男で散々酷い思いをしてきたにもかかわらず男性依存が酷く、何度も「彼氏」を作っては振られを繰り返し、娘であるミユに呆れられている。
ケイゾー♂:
出会い系サイト、「ニコニコメール」に入り浸る未婚男。
45歳。T166 74Kg。零細出版社勤務の編集者。基本無気力なリストラ&生活習慣病予備軍。
髪の半分ほどは白髪になっており、無精髭にも白髪が混じる。大きめのセルフレームの眼鏡が彼なりのスタイル。
3ヶ月続いた人妻のセフレ、ユミエ(40)と切れたばかり。新しい相手を探す気力も失せ、ポイントを使い切って退会(多くの出会い系サイトは、男性が女性のプロフィールを見る場合、ポイント(お金)がかかります)を使い切る為に、普段対象としてこなかった10代、20代の会員を見ていたところ、18歳と年齢を偽って登録していたミユのページを見つける。あまり使われていない日記機能を使って綴られるミユの日記に独特のセンスと文才を、日記から垣間見られるミユの生い立ちに「これはネタになる」という閃きを感じ、まずは「買い手」としてアプローチを開始する。
物語は、ミユの救済の物語である。
ただし、彼女は「正しい何か」によって「正しく」は救済されることはない。
しかしそれは、間違いなく「救い」なのだ。
「でっかいクソの上を歩いているような」気持ちになる世界で起こる、クソのような救済の物語。
美しくないものが人を救う、という事は、現実世界では往々にして存在する。それを綴る。