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6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない#2

ロケットが飛ぶって?どういうこと?
紙飛行機が飛ぶようなイメージだとちょっと違う。「飛ばす」というより「落ちないように投げる」というほうが近い。野球のボールを持って、ちょっとだけ上に投げてみる。すぐに落ちてくる。もう少し高く投げてみる。やっぱり、ちょっとすると落ちてくる。どれぐらい速く投げれば落ちてこないのか?大谷選手の160km/時のピッチングをキャッチャーでなく、真上に投げたとしてもやはり落ちてきてしまう。
ちょっと視点をかえて、バケツに水を入れて回してみることを考える。ゆっくーり回すと、当然、水びたしになってしまう。ある程度、ぐるんぐるんと速く回すと水がバケツに押し付けられて水びたしにならない、というか、真上を過ぎても落ちてこない!!
ロケットも同じで(全く同じではないのだが)、約30,000km/時の速度で投げれば落ちてこなくなる。地球の周りをぐるぐるまわる(約90分で一周する)。3万キロって、大谷選手の球の180倍速い速度だ。どうだろうか?最初に言った紙飛行機は浮力で飛ぶイメージだがロケットはそうではなく、落ちないように投げられている、というイメージのほうがぴったりこないだろうか。


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