6歳の子供に説明できなければ理解したとはいえない#20「負の数(再)」
前回、虚構世界を導入して負の数(マイナスの数)の説明を試みた。
今回は少し違った説明をしてみる。
2-3を考える。もともと2つしかないのに、そこから3つは取ってこれない。そういうときは、現実世界を離れ、虚構世界へ。
虚構世界(マイナス世界)は、現実世界からみると数にマイナスがついている。逆に、現実世界は虚構世界からみると数にマイナスがつく。なので、現実世界の式、2-3は、虚構世界では、ー2+3、つまり、3-2という式になる。こうなれば3つあるので、そこから2つ取って残りは1つだ。ただし、虚構世界で1つある、という意味だ。答えはそのままでいいのだが、もともとは現実世界の話だったので、答えを書く時にはもとの現実世界に戻して(つまり、現実世界からみる)、ー1となる。