ピアノに初見力が必要なワケ
楽譜を見て、
ピアノをすぐにスラスラと弾けるようになったら
きっと楽しいだろうなあと感じておられる方は
多いのではないでしょうか。
難しい曲ではなくても
好きな曲が弾けるというのは
それだけでも
生活にも潤いが出てきて
気分がリフレッシュしますね🥰
コロナの影響で
私も数か月間、
不安感と焦りの気持ちで
いっぱいになりました。
経済的な安定も大事ですが
同時に心の豊かさも
大事だなあ~と感じている
今日この頃です🤗
さて、今回のテーマは
「ピアノに初見力が必要なワケ」についてです。
私はYouTubeで
「効率の良い練習法」をシリーズで公開していますが
これらは「初見力」を付けるために
おススメしている練習法です😊
私は講師を務める以前は
初見演奏がとても苦手でした。
というより
子供の頃は
初見力が身に付いていない事に
気も付きませんでしたし
先生に注意される事もありませんでしたので
必要とさえ感じる事もなかったんですね。
ただ、試験を受ける為に
過去問で練習していると
初見が得意な人と
苦手な私との違いは何だろうと
考える様になりました。
で、参考書を買って読んだりしたのですが
結局意味がよく分からなかったんです😅
結婚して自分が講師となり
あらゆる教本を研究するうちに
「初見力」が身についていれば
習い始めたこの生徒さんも
歩む人生の中で
いつかはピアノから
一時離れる時が来るかもしれない。
でもやがて大人になって
ピアノがまた弾きたいと思った時に
初見力があれば
「やっぱりピアノは楽しい!」と
実感できると、そう思ったんです。
試験に合格するためだけに必要な力ではなくて
ピアノを楽しく続ける為に
必要な力だと確信を持てる様になりました。
では
初見力があると何故、
楽しく感じられるのでしょう🧡
皆さんの中にも
こんな経験をされる方がおられるでしょうか。
せっかく1曲弾けるようになったのに
数か月もしたら、忘れてしまって
弾けなくなってしまった💦
この「忘れてしまう」というのが
弾けなくなってしまう大きな原因だと
私は思います。
私の様に
物忘れの激しいお年頃になりますと🤣
覚えるという事が段々と難しくなります。
覚えながら弾くという事と
暗譜をするという事は
その目的や方法が違うんですね。
初見力があれば
たとえ忘れてしまっても
また、初めて弾く時の様にして
弾くことが出来るんです。
完全ではなくても
ゆっくりと流れる様に弾くことが出来ます。
この
「流れる様に」というのが
「楽しい」に繋がる大きな要因となります。
初見力があると
ゆっくりでも正確に弾くことが出来るので
音楽が流れやすくなるんですね。
奏でる音が流れている状態が
長くなればなるほど
楽しさが持続するのです。
初見力を身に付けて
ピアノ人生をもっと豊かなものに
そして何十年も楽しんで頂けたらとの思いで
「効率の良い練習法」の動画を作成しています。
これからも、
この思いをお伝えするべく
1つ1つの動画を
より分かり易くお届けしたいと思っています。
どうぞ長くピアノを楽しんでくださいね😀
初見力についての動画です。
宜しければご覧ください。