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プロダクトマネージャーが意識すべき4象限

プロダクトマネージャーが目指すべきは、プロダクトマーケットフィット(PMF)だ。そして、成功するプロダクトをつくるためには、プロダクトマネージャーは人事権を持たないながらも、「組織を巻き込んで社内で推進する力」が必要である。

「組織を巻き込んで社内で推進する力」の原動力になるのは、プロダクトのビジョンだ。どんなユーザーのどんな課題を解決して、どんな世界を作りたいのかをワクワクする言葉で言語化することが求められる。

そして、そのビジョンを実現させるために、プロダクトマネージャーは戦う土俵を確立し、そのために必要な武器を確保しなければならない。つまりそれは、セグメントの決定と仲間づくりである。

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すなわち、上図の中で緑色に塗りつぶしてあるところがプロダクトマネージャーの守備範囲となる。図の左側は市場の中で特定のセグメントに向けてプロダクトをリリースすること、右側は社内で機能型組織としてプロダクトチームを構築することを表している。
この守備範囲の中で、ターゲットユーザーのペイン・ゲインを深堀りし、プロダクトチームメンバーの強みを活かして、プロダクトを成功に導いていくことが必要だ。

しかしながら、プロダクトマネージャーが意識すべきは、この守備範囲の中だけで良いのだろうか。答えはNOだ。プロダクトはこの守備範囲の中だけではなく、外部からの影響も多大に受け取ることになる。
具体例として、市場の影響では、例えば自分たちが女性向けのサービスを提供しているとしても、似たビジョンを持って男女問わずサービスを提供している事業者がいた場合には、セグメントが異なったとしてもお互いに競合に成り得るだろう。また、会社の中では、他のプロダクトと優先順位付けに応じてリソースを取り合うことや、全社的なブランディングの変更にプロダクトが影響を受けることも多い。

つまり、プロダクトマネージャーはこの4象限での幅広い視点が必要になる。

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目の前の仕事に注力すればするほど、虫の目に近づいてしまうが、時には鳥の目に立って長期的な戦略を構築しなければならない。一度決めたターゲットセグメントだけを見るのではなく、PEST的な変化に敏感になり、その市場での勝ち筋を追い求めていく姿勢が大切だ。反対に、全体を狙いすぎて誰にも刺さらないプロダクトにしてはならない。市場、チームともに、虫の目で見るときには相手を深く理解する姿勢を大切にして、鳥の目と虫の目を併せ持つことが必要だ。

また、内向きになって自身の社内での立ち位置を案じたり、会社から与えられた目標の達成だけを目指すのではなく、きちんとユーザーの目線に立ってビジョンの達成を目指していくことも重要である。本質を見失ってはならない。そして、ユーザーに価値を提案するためには強いチームが必要になるため、こちらも内向きと外向きの両方の視点を意識しなければならない。


...と、いう自戒でした💪 頑張りましょう。

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