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ハノイメトロ3号線 | 無料期間15日間で大量にチケット盗難

ハノイメトロ3号線の無料期間15日間で大量にチケット盗まれました。

ひとことまとめ

動画

https://youtu.be/Qqbm9zkIGYU

ハノイの新たな電車「ハノイメトロ3号線」

ハノイの景観と市民の生活を一変させる可能性を秘めた新たな公共交通機関が誕生しました。ベトナムの首都ハノイで、待望の地下鉄3号線、通称ニョン・カウザイ線が15日間の無料運行期間を終えたのです。

「ハノイメトロ3号線」の概要と利用者数

この路線は、ハノイ北西部のニョン地区から中心部のカウザイ地区を結ぶ約12キロの区間を走ります。開業後わずか2週間で、驚くべきことに約75万人もの乗客が利用しました。これは1日平均5万人以上が利用したことになり、ハノイの交通事情に大きな変化をもたらしています。特に注目すべきは、最も混雑した日には10万人以上が利用したという記録です。この数字は、ハノイ初の地下鉄であるカットリン・ハードン線の同期間の利用者数38万人を大きく上回っています。

利便性と人気の理由

ニョン・カウザイ線の人気の理由としては、路線の利便性や近代的な設備、そして市民の高い期待感が挙げられます。多くの学生や会社員が日常的に利用し始めており、バスや自転車シェアリングなどの補完的な交通手段も整備されつつあります。運賃は最短区間で8,000ドン(約45円)、全線利用で12,000ドン(約68円)と、比較的手頃な価格設定となっています。また、1日乗り放題の切符は24,000ドン(約136円)で提供されており、頻繁に利用する人にとっては経済的な選択肢となっています。

無料運行期間中の問題と対策

無料運行期間中、多くの乗客が乗車用のチケット(ICチップ入りの硬貨型乗車券)を返却せずに持ち帰ってしまう問題が発生しました。1日あたり数百個のチケットが紛失し、運営会社のハノイメトロは対応に追われました。このチケットは、改札を通過する際に使用し、降車時に返却するシステムになっています。しかし、無料期間中にチケットを受け取ったものの、実際には乗車せずに持ち帰ってしまう人が多く見られました。

この問題に対処するため、ハノイメトロは切符売り場に警備員を配置するなどの対策を講じましたが、混雑時には完全な管理が困難でした。同様の問題は以前にカットリン・ハードン線でも発生しましたが、時間の経過とともに利用者のマナーが向上し、問題は徐々に解消されていきました。ニョン・カウザイ線でも、利用者の意識向上が期待されています。

利用者への注意喚起

ハノイメトロは、安全で快適な地下鉄利用を促進するため、いくつかの注意事項を呼びかけています。例えば、駅員の指示に従うこと、個人の所持品を自己管理すること、切符を購入する際は列に並び、押し合いをしないこと、乗車中は常に切符を携帯し、降車時には必ず返却することなどです。また、子供連れの乗客には特別な注意が必要です。プラットフォームでは子供から目を離さず、走り回ったり遊んだりしないよう注意を促しています。

地下鉄の未来と経済的影響

地下鉄の利用にはマナーやルールが重要ですが、それ以上に地下鉄がもたらす利点は計り知れません。交通渋滞の緩和、大気汚染の削減、都市の発展促進など、地下鉄はハノイの未来を大きく変える可能性を秘めています。また、地下鉄の開通は、周辺地域の不動産価値の上昇や新たなビジネス機会の創出にもつながると予想されています。

今後の展望

今後、ニョン・カウザイ線の利用者数は徐々に安定していくと予測されています。運営会社は、2ヶ月後には日常的な利用者数が定着すると見込んでいます。また、9月からは月額定期券の販売も開始され、より多くの市民が地下鉄を日常的に利用することが期待されています。定期券の購入は毎月1日から20日までで、翌月分は21日以降に購入可能となります。

さらなる発展の可能性

ハノイの地下鉄は、まだ発展途上にあります。今後、路線の延長や新路線の建設など、さらなる拡大が計画されています。

参照

Tàu điện Nhổn hết 15 ngày miễn phí, thất lạc hàng nghìn thẻ vé
https://dantri.com.vn/xa-hoi/tau-dien-nhon-het-15-ngay-mien-phi-that-lac-hang-nghin-the-ve-20240822222749256.htm?gidzl=gSd48PKE6Z-cqCClaHGJFg7HpogA648_lj-JAjyPGpcxZ9WjY4v3RElQo7YB745dkjpFSp05yEWddW0TDm


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