初めての引っ越し、初めてのお隣さん
彩:アパートだけど部屋は思ってたよりも広いね
〇〇:親に感謝だね
僕は小川〇〇、この春から姉の彩との二人暮らしが始まる。
なぜ二人暮らしをするのかというと、僕が合格した高校とあや姉の合格した大学が、両方実家から距離があり近い所に引っ越した方が良いんじゃないか、と両親が判断し僕たちに提案した。それに僕も、あや姉も了承したからだ。
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彩:荷解きも大体終わったしお隣さんに挨拶行こっか
〇〇:うん!そうだね
ピンポ~ン
??:は〜い♪どうされました?
彩:隣に引っ越したのでご挨拶をしたいなと
??:分かりました〜今出ますね〜
ガチャッ
彩:初めまして、今日から隣に引っ越してきた小川彩です。
〇〇:小川〇〇です。
彩:実家を出てきたばかりでご迷惑を掛けることがあるかもしれませんが、これからよろしくお願いします。🙇
〇〇:お願いします。🙇
??:よろしくね〜
??:えっ……待って……
〇〇:どうしm
??:めっっっっちゃ可愛いーーー!!!♥♥♥
??:彩ちゃんって言うんだっけ?
彩:えぇ…そうですけd
??:よし決めた!毎日晩御飯作ってあげるっ!
彩:えっ?
〇〇:えっ?
??:あっ………
どうやら興奮が治まったようだ
??:取り乱してしまった…(小声
??:自己紹介まだしてなかったね。私は一ノ瀬美空。□□大学の2年生だよ♪
〇〇:あや姉の大学の先輩なんですね
美空:えっ…そうなの!?本当に!?
彩:そっ…そうなんです。
前のめりに来る美空に少し押されている彩
彩:□□大学に合格したんですけど、実家から少し遠くて……それでここに引っ越して来たんです
美空:大学の事で分からない事とか困ったことがあったら何でも聞いてね♥
彩:は、はい!
〇〇:それでは失礼します。
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それから時間が流れ、太陽も沈んだ頃・・・・
ピンポ~ン
彩:ん?誰だろ?
〇〇:僕が出てくるよ
と言って〇〇がドアを開けると
美空:晩御飯作ってきたよ!!
〇〇:えっ!?一ノ瀬さん本当ですか!?
美空:今日挨拶された時に言っちゃったからね。
〇〇:料理は2人共得意ではないので本当にありがたいです!
美空:その代わりと言ってはあれなんだけど、一つ頼みを聞いてくれない?
〇〇:な、何ですか?
美空:?????して欲しいんだけど
〇〇:全然大丈夫ですよ!
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〇〇彩美空:いただきま~す!!!
美空:どう?2人のお口に合うかな?
彩:ハンバーグとってもジューシーで美味しいです〜
〇〇:この野菜スープもめちゃくちゃ美味しいです!
美空:ふ〜良かった。じゃあ私も
美空:んーーー美味しい♪
彩:でも本当に良いんですか?こんな美味しいご飯を私達と一緒に晩御飯を食べるだけで作って貰って
そう、美空が〇〇に頼んだ頼みとは毎日晩御飯を3人で食べたいという物だった
美空:全然良いよ!
美空:私は一人暮らし始めてから、毎晩1人だったから寂しくてさ………だから2人と晩御飯食べれて本当に嬉しいの!!!
こうして美空は二人と出会って孤独から解放され、〇〇と彩は誰もが羨むような理想のお隣さんに出会えたのだった
美空:明日は唐揚げ作ってあげるぞー!
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