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私がいるんだから、こたつなんて要らないよね…?
〇〇:うぅ…寒いぃぃ……
この12月の寒さは、もうすっかり1年が終わるという事を肌から感じさせる。
玲:12月だしねー寒いよね〜。
![](https://assets.st-note.com/img/1735476385-dEizNhYo1IguFMpKkQsqxV8L.jpg?width=1200)
こちらは、僕の愛しい愛しい彼女の玲ちゃん。とにかく可愛い大好き。
玲:でも、いつまでもこたつの中に入ってちゃ駄目なんだよ…?
〇〇:もっっっっちろんそれは、分かってるんだけどさ…
〇〇:やっぱり一度入ったが最後、もう二度と外には出れまい。
玲:はいはい。電源消しますよー。
〇〇:ちょっ、ちょっと待って下さいよ。
玲:ん〜〜笑?
〇〇:慈悲は無いんですか…?
玲:慈悲?
〇〇:そうそう慈悲、慈悲ですよ。お願いします玲ちゃん。いや、玲さま。
玲: …んーどーしよっかなぁ…?
玲: ……やっぱ待たない!エヘヘ
〇〇:あーー!僕のぬくぬくこたつ君があぁぁぁあぁぁ……。
玲: やっぱりさ、寒い?
〇〇:(もしかして「寒い」って言えば、電源付けてくれるかも…?)
〇〇:はいっ!寒いです!
玲:ふふっ。そっか〜笑
〇〇:(あれ?何もない…?)
玲:寒いって言っても何もしてあげないよ?エヘヘ
えっ、心の声漏れてた?
〇〇:玲ちゃんって僕の心読めるの?
玲:へっへ〜ん!〇〇の事はお見通しなのだ〜!
〇〇:(僕のことを理解してくれている…そんなところも大好きですよ。玲ちゃん!)
玲:エヘヘ〜私のことが大好きな、そんな〇〇にはご褒美をあげます。
ご褒美?なんだろ?と思う間もなく
ぎゅーー
玲が後ろから僕を抱きしめてきた。
いわゆるバックハグを玲にされている状態だ…//
玲:エヘヘ……//
ハグをしてきた玲もなんか照れてるけど..
…にしても、急にバックハグされたものだから心の準備はもちろんできていない。
僕の体に触れている、玲のサラサラな髪。
甘い匂いが僕を嗅覚から刺激する。
さっきから心臓は、玲に聞こえてしまいそうなぐらいずっと鳴りっぱなしだ。
玲: ……こたつじゃなくて、私で温まって欲しいなぁ……?
〇〇:あぅぅ…。
そんなに耳元で囁かれたら
さらにドキドキしてしまうじゃないか。
もちろんバックハグだから正面からのハグよりも玲と密着している。
そのおかげで、とっても玲の体温を感じる。
なんて温かいんだろう。
こんなの体も心も温まるに決まっているじゃないか。
玲に包まれて温かくなってるのか、恥ずかしてくて体温が上昇しているのかは……ちょっと分からないけど…//
玲:エヘヘ、〇〇顔赤いよぉ…//
〇〇:そういう玲も顔真っ赤にしてるじゃん…//
玲:なんか恥ずかしいな〜エヘヘ…//
〇〇:ねっ…//
玲:あのさっ!
玲:私が温めて上げたんだから、もうこたつは不要だよね……?
この質問に対して僕がなんと回答したか。今は秘密にしておこう。